タッチレス水栓の水が止まらなくなったので、自分で修理してみました。
タッチレス水栓の水が止まらない
リクシルHPより
イナックス(現リクシル)のタッチレス水栓を使用しているのですが、故障しました。
20年近く使っていて、3回目です。
1回目は、水がぽたぽた止まらなくなりました。保証期間内だったので、メーカーに直してもらいました。蛇口側の部品を交換していました。
2回目も同じ現象です。これは、ほっといたら直りました(笑)。
で、3回目の故障の今回は違う状況です。センサー反応で水は出るのですが、手をかざしても止まらなくなってしまいました。止めるには蛇口の根元を強くたたくと止まります。まるで、昭和家電です。
さて、たたくと止まるということから、電磁弁の動作部分が、ごみなどで動きにくくなっていると予測をつけ、解体してみることにしました。
解体は、自己責任でお願いします。
道具を用意
- タオル
- 容器(こぼれた水を入れます。ボウルなど。)
- プライヤー
- プラスドライバー
- 精密ドライバー(マイナス)
- 綿棒
元栓を閉しめて、電磁弁を外す
まずは、分解から始めます。
元栓を閉めて、電源を外す。
まず、水の元栓を閉めます。締め忘れると水が噴き出して大変なことになります。また開けるときに同じ開度にするため、マスキングテープで目印をつけ、写真に撮っておきます。何回回したかも数えておきましょう。今回は1回転しなかったです。
水道のコンセントを外します。水がかかると危ないですからね。
電磁弁の電源コネクタも外します。押さえを押さえて抜くと手で外すことができます。
電磁弁の下側を外す
電磁弁は、下のローレット部(つまみ部)を手で回して外せます。少し硬かったので、プライヤーを使いました。ホース側を手で押さえてローレットを回します。
必ず、水を受ける容器とタオルを用意してください。中の水が出てきます。少しずつ回しながら水をタオルに吸い込ませながら外して、ホースを容器に入れます。少しホースを傾けたりして、中の水を抜いていきます。
電磁弁の上側を外す
上側は、まずプラスチックの部品を上にスライドして外します。
金属の押さえを手で外します。これを外すと取れるので、タオルで押さえながら、電磁弁が落ちないように外します。
電磁弁の電磁石部とバルブ部を解体
電磁弁のネジを外します。ケーブル押さえのネジも外しましょう。
まずバルブ部の方のゴム部品を外します。外しにくいので精密ドライバーなどを淵に入れつつ、少しずつ外しましょう。このゴムに穴をあけたら電磁弁が使えなくなってしまうので最新の注意を払います。
中を観察してみると、特に何もないです。ここにごみでもあれば納得なのですが、、、
一応、綿棒でシール部をふきふきしておきましょう。
電磁石を外し、心棒の掃除
電磁石のネジを外します。
心棒とバネが取れます。
電磁弁の仕組みがここを見るとわかります。電磁石に電流が流れると磁石になり、心棒を引き込み、それでできた真空の差圧により、さっきのゴム部品を引っ張り、水を流す仕組みのようです。
この心棒の動きが鈍いと水が止まらなくなります。心棒を見ると、青さびが付着していて、がさがさしています。バネにも少しさびがあるようです。
心棒を爪でカリカリ掃除します。つるつるになりました。バネも綿棒で少し拭きます。こっちはあまりきれいになりませんでした。この状態で、電源をつないで、センサーを稼働させてみます。センサーに反応して、電磁石が動き、心棒を引き込む事が確認できました。解除するとバネで飛び出しますので注意してください。動作することが確認できたので、組み立てます。
組立と途中動作確認
ばらしたのと逆の順序で組み立てます。電磁石をつけて、バルブ部と組み立てます。ホースにつなぐ前に、再度電源をつないで、動作確認をします。
電源とセンサーをつないだら、手をかざして、電磁石がカチャカチャ動くことを確認しましょう。見えないので音と感触で確認します。ここで、スムーズに反応していれば、動作する期待が持てます。水を流すまでわかりませんが。
組立
ホースの上部に金具でとりつけます。プラスチックの押さえはまだです。
下のホースのローレットを回して付けます。最後までしっかり回しましょう。
さて、電源をつないで、水の元栓を開けます。必ずこの時に水漏れを確認しましょう。
接続が不十分だと水が漏れてしまいます。
さて、通水も問題なければ、センサー反応を見てみましょう。手をかざして、水が出ます。止まります。やった、直りました。プラスチックの押さえを付けて、流しの下を片づけましょう。
まとめ
今回は、タッチレス水栓 を修理しました。電磁弁を分解して、掃除したことにより修理出来ました。補償範囲外ですので、個人の責任でおねがいします。
自分で修理するのが不安な方は、業者に頼みましょう。
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