※未読の方はネタバレにご注意ください
Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
忘れられた野原23話あらすじ
彼女の予想に反して、旅路は平穏そのものだった。夜が幾度も訪れたが、誰一人血を流すこともなく朝を迎え、彼らは日が昇りきる前に荷をまとめて再び出発した。ガレスとその親衛隊を先頭にした一行は、皇宮を発って5日目に北西の小都市ソルティカに到着。そこで一夜を過ごした後、再び北へと向かった。その間、タリアはセネビアが送り込んできた従者たちを、監視し続けていた。彼らは忌々しいほど忠実な態度を装っていたが、タリアが疑いの目を緩めることはなかった。
彼らはただ、好機をうかがっているだけに過ぎない。近いうちに事件が起きることは、明らかだった。セネビアが関与することには、常に不吉な陰謀が影のように付きまとうのだから。タリアは、自分自身がそれを恐れているのか、それとも期待しているのか分からなかった。自分にはあんなにも冷淡だったバルカスが、アイラに対しては限りなく慈愛に満ちた態度を見せるたび、いっそ今すぐ無残な惨劇が起きてしまえばいいと願った。アイラの傍らに立つ彼を見るくらいなら、その死体を眺める方が百倍マシだった。
しかし、いざ夜が深まると、恐怖が彼女を襲った。あんな男など死んでしまっても構わないと、何百回と自分に言い聞かせても、何の慰めにもならなかった。一晩中不安に震え、タリアは夜が明けきらぬうちに外へ飛び出した。バルカスの無事な姿をこの目で見ない限り、息も満足にできない心地だった。彼女は、馬の鼻鳴らしを聞いて立ち止まった。茂みをかき分けて進むと、灰色の馬がいた。その巨大な馬を手慣れた様子で泉へと導いたバルカスは、地面に片膝をついて座り、馬の首筋を濡らしてやった。葉の間から差し込む陽光が、彼の髪を美しい銀色に染めている。
その光景を息を殺して見守っていたタリアは、やがて絶望に満ちた表情で目を閉じた。いくら切り捨てようとしても、バルカスへの愛は膨れ上がるばかりだった。大木に背を預けていたタリアは、小道を歩いてくるアイラを見つけ、慌てて木の後ろに身を隠した。アイラは薄いドレスの上にガウンを羽織っただけの姿で、長い髪を肩に垂らしていた。自分以上に乱れた格好だった。それにもかかわらず、アイラは高貴で品格に満ちて見えた。あの女の血には、自分には死んでも手に入らない何かが流れているのかもしれない。
アイラが慎重に彼の傍へ歩み寄り、平らな岩の上に腰を下ろした。バルカスの視線が彼女に向けられる。その静かな眼差しさえ愛おしくてたまらないといった様子で、目尻を和らげたアイラは、そっと靴を脱いだ。彼女が泉に足を浸し、軽やかに水しぶきを上げる。馬の鼻鳴らしと水を弾く音、そして朗らかな笑い声が、冷ややかな朝の空気に溶け込んでいく。
タリアは今すぐにでも飛び出して、異母姉の髪を掴み上げたい衝動を必死に抑え込んだ。彼に向けて微笑む唇を裂き、彼にさえずる舌を引き抜いてやりたいという欲求にも耐えた。バルカスがアイラを守ろうとする姿など、死んでも見たくはなかった。
やがて、バルカスは身をかがめて彼女の足を拭ってやった。そして、うやうやしく靴を履かせた。その光景が、まるで短剣となってタリアの心臓を突き刺すかのようだった。タリアは背を向け、走り出した。枝や草の葉が腕やすねを容赦なくひっかいたが、痛みは感じなかった。彼女は激しく息を切らしながら、曲がりくねった森の道を疾走した。すると突然、飛び出した木の根に足を奪われ、無様に転んでしまった。茂みの中に放り出され、タリアは不意に笑いを漏らした。セネビアがこの無様な姿を見たら、何と言うだろうか。どこからか、彼女のあざけるような声が聞こえてくるようだった。
セネビアなら手段を選ばず、望むものを勝ち取っていただろう。しかしタリアは、ただこの苦しい時間が一日も早く終わるよう祈る以外、何をすればいいのか分からなかった。やがて身を起こしたタリアは、疲れ果てた足取りで暗い森を抜けた。数人の騎士が右往左往している光景が目に入った。馬車の前まで行くと、ルボーンとかいう近衛騎士が素早く立ちふさがった。
ルボーンは一体、一言の断りもなくどこへ行かれていたのかと小言を浴びせかけたが、ぼろぼろになったタリアの姿に驚くと、災難にでも遭われたのかと尋ねた。彼女は彼を無視して馬車のステップに足をかけた。しかし、彼はドアの枠を掴んだまま、自分には殿下をお守りする義務があると言葉を続けた。タリアは彼をあざ笑うかのように見下ろした。端から見れば、本当に私のことを心配しているみたいね。監視するならもっとしっかりしなさい。あんたが間抜けにぼうっとして見失ったのを、どうして私のせいにするのと。
男は言い返せず、ぐっと口を閉ざした。タリアは彼の目の前で、乱暴に扉を閉め、鍵をかけた。ガントレットをはめていた彼の指が扉にはさまり、不平をこぼす声がしばらく続いた。彼女はいつものように、外から聞こえてくる文句をすべて無視した。自分を取り囲む者たちが吐き出す言葉にいちいち耳を貸していたら、とっくの昔に狂っていただろう。皇女になってから彼女が真っ先に身につけたのは、言葉を受け流す術だった。
タリアは朝焼けの光が差し込む窓に厚手のカーテンを引き、ハリネズミのように体を丸めた。
忘れられた野原23話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

片思いがとてもひどくて息がつまります

とにかく大変だ

いざ周辺にタリアのような人がいたら、味方できるかなあ

誰も信じられないたりあ・・・

バルカスは存在自体が誘惑なんですよ

ひどい寂しさと枯渇した愛・・・出会いのタイミングがあまりにも良かった

バルカスを心配して、嫉妬して、狂ってしまうような片思いだ

いいえ、そこから逃げることはできないのです

小さなハリネズミを慰めてあげるよ
わたしの感想◎息苦しい。とにかく味方がいてほしい。すごく寂しい現実が進む情景が浮かびます
まとめ
忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました
24話
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