韓国kakaoで人気のノベル 赤ちゃんは悪役を育てる(原題아기는 악당을 키운다)が大変面白いので、紹介します。
各話のあらすじと韓国kakao読者のレビューをお楽しみください。kakaoでは、2025年12月30日ウェブトゥーン開始を発表され、漫画化もされています。
※未読の方はネタバレにご注意ください
作者紹介
ノベル Lyshaさん (「お嬢様はロイヤル・シェフ」など)
漫画版絵 ヨンドゥさん
赤ちゃんは悪役を育てる14話あらすじ
司祭はその場にへたり込み、騎士が彼の首根っこを掴んで馬車へと放り込んだ。城では使用人たちが喜びを隠しきれない様子で迎えてくれた。執事が私に手を伸ばしたが、私は慌てて公爵の首にしがみついた。老執事の目が潤んだ。これは先程レアを止めたことへの復讐ではなかった。ただ人見知りな上、司祭の荒っぽい手つきに驚き、回帰前の苦しい記憶まで呼び起こされたのだ。見慣れているはずの大人の男性まで怖くなり、幼子のような思考しかできなくなっていた。
執事がよろよろと立ち去ると、レアと侍女たちが私の周りに集まってきた。侍女たちは優しい声で、私を公爵から引き離そうとなだめ始めたが、私は拒否し続けた。放っておいて。この腕の中にいないと落ち着かない。心臓がまだバクバク鳴り止まないのだ。レアが心配そうな顔で私を見た後、公爵の顔色をうかがいながら、私がひどく驚いたことと普段は手のかからない子であることを切々と説明し、少しの時間だけでも公爵と一緒にいさせてほしいと願い出た。
公爵は頬杖をついたまま、私を見下ろして使用人たちを下がらせ、私を預かると告げた。そして口端を斜めに上げて、私が自分を好きすぎるのは厄介だと言った。レアは困惑しながらも同意した。私は呆れた顔で公爵を見つめた。まるで私が毎日駄々をこねているみたいじゃない。二人きりになると、私は彼にしがみついた。不思議と安心する。今日は本当に助かった。デュブレッド公爵がいなければ、私はヴァロア家に養子に出され、二度目の人生の不幸を繰り返していただろう。顔を上げて見上げると、彼も私を見つめていた。その瞬間、さっきの言葉が頭をよぎった。「私の娘から手を離せ」と。私は指をもじもじさせながら、ここにいてもいいか尋ねた。
公爵は何も答えなかった。やはり教団への反感からつい出た言葉だったのか。私は不安に駆られ、もうすぐ靴下を自分ではけるようになること、ごはんも少ししか食べないこと、いい子にすることを必死に伝えた。すると彼は、ここにいろと告げた。私が目をぱちくりさせると、彼は私の髪を耳の後ろへと流し、私を養子にすると言った。
不思議なことだ。彼はいつもと変わらぬ無表情で淡々とした声なのに、なぜかその奥に込められたものは、とても柔らかい気がした。暖炉の中で薪がはぜる音が耳元に響き、背中を撫でてくれる大きな手は、この上なく優しく動いていた。眠っていいぞとの声に、深い眠りに落ちた。眠り込んでいた私は、デュブレッド家の公子たちがこちらに向かっているという執事の知らせを聞き逃してしまった。
***
数日後、私は絨毯の上に腹ばいになっていた。レアがクレヨンで「ルブレイン・デュブレッド」と書いてくれた。私はスケッチブックを掲げ、うっとりと自分の名前を眺めた。成功だ。司祭が到着したときはダメかと思ったけれど、いつの間にかデュブレッドの姓までもらい、戸籍にも名前が記載された。ネリアド教団の司祭の腕をへし折ったのに無事に養子になれるなんて。抗議する司祭たちをなだめたのは皇帝だった。どうせ賄賂でしょうね。
これで、ヴァロアやアミティエに連れて行かれるのではないかと戦々恐々として過ごした夜とはおさらばだ。ここで育つのはあと5年だけ。本物の運命の子ミナが現れて、自分が捨てられる前に。10歳くらいになれば大人の思考をコントロールできるから、その頃にはここを出ていける。それまでは目立たないよう大人しく過ごそう。旅立つ旅費をためなければ。
そう考えていた時、侍女の制服のボタンが糸一本でぶら下がっているのが見えた。私はボタンをくださいと丁寧にお願いした。ボタンは集めて売れば金になるのだ。レアが口に入れたらどうするのと止めた。デュブレッドの制服のボタンは30個で3フランにもなる。ジャガイモが二つも買える。私は、うるうると潤んだ瞳で両手を差し出し、おねだりポーズをした。侍女たちが悲壮な決意で襟元のボタンをブチッと引きちぎって差し出してきた。五個も集まった。一人の侍女が近づきスカートを引き裂くと、ボタン穴に糸を絡めて結び合わせた。これでもう召し上がれないでしょうと。レアは言葉もなかった。
幸先のいいスタートね。象さんのカバンにしまっておこう。その時、開いたドアの隙間から何足もの靴が慌ただしく通り過ぎていくのが見えた。侍女たちが、テラモア公爵とその取り巻きだと話していた。デュブレッドの功臣たちだから、旦那様も簡単には処断できない厄介な連中だと。レアは侍女たちに、お嬢様をしっかり守るよう指示した。あの方たちの目に留まって良いことはないと。
***
正午が過ぎ、私は束の間のひとりきりの時間を得た。ふいに視線を感じて顔を上げた。窓の外から、白髪に白い髭を蓄えたおじいさんが、奇妙な目つきで私をじっと見つめていた。幽霊かと思った。どこかで見覚えがある。白髪の老人の口端がにやりと緩慢に動き、腐ったような犬歯がのぞいた。背筋が凍りついた。不快な気配だが、妙に既視感がある。
窓の外から声が聞こえてきた。ノースにテラモア公と呼ばれていた。さっきレアたちが噂していた人物だ。老人は私に視線を固定したまま答えた。公爵は公務で忙しく時間を割けないと告げられたテラモア公は、せめて赤ちゃんに会いたいと言った。窓の中にいる私に気づいたノースは、自分の体で窓を遮るようにして、人見知りが激しく、まだデュブレッドに慣れていないので後日にしてほしいと断った。テラモア公は残念そうに去っていった。
顔を出してノースに挨拶すると、彼は目尻を下げて笑った。よし、挨拶のできる子は大人に好かれる。ノースはデュブレッド家の重鎮だから、もっと点数を稼いでおこう。私は両手を伸ばして抱っこをせがんだ。ノースが窓を開けて私を抱き上げると、私はその胸にぴたっとしがみついた。楽しく過ごせたか尋ねられ、私が元気に答えると、ノースは嬉しそうに私を空高く何度も持ち上げた。これ結構楽しいかも。私は声を上げて笑った。その時だった。
ノースの背後から、凍りつくような低い声が聞こえてきた。ノースは私の脇を抱えたまま、石のように固まった。
公爵が、実に楽しそうだ、私の娘とと告げた。
赤ちゃんは悪役を育てる14話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

ごはんも少ししか食べないから、最も残念な言葉です

メイドさん素敵です

ボタンが一斉に差し出されました

え?嫉妬ですか?もう?

私の娘、ガルルルルルル

ボタン30個=じゃがいも2個・・・赤ちゃん

公子兄弟はいつ登場するの?

これがノースの最後の姿だった・・・

娘バカパパの嫉妬

私は給料を受け取らないので、私もそこで働いてみたいです

ノースを生かしたければ、お父さんと二倍遊んで、三倍笑って下さい

じゃがいも高すぎませんか!?
わたしの感想◎ずっと緊張していたけど、養子にするの言葉で力が抜けて幸せに眠れただろうね!おめでとうルブレイン!
まとめ
あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました
15話
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