※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
ピッコマで連載中の人気漫画「悪役のエンディングは死のみ」ノベル版のあらすじ、口コミ、感想。読んだ感想をみなさんに楽しんでいただきたいと思い、作成しました(韓国のwebサイトで外伝ゾーンまで読破済み。口コミは韓国におけるレビューになります。少しずつ上げていこうと思います)
ここでは、ノベルの第話のレビューからまとめました。
悪役のエンディングは死のみ 人物相関図
人物相関図を書いてみました。ご参考に楽しんでください。
イオカ帝国世界設定
イオカ帝国:レイラーが犯した罪が魔術師の仕業だと誤解して魔術師を排斥している。
レイラー:レイラー神国の残党。魔術師を根絶し、大陸を支配しようともくろむ集団。
魔術師たちは過去に命がけでレイラーをバルタ国に封印した。魔術師が消えたらレイラーの封印が解かれてしまう。
悪役のエンディングは死のみノベル128話あらすじ
私は苦労して上がった階段を再び下り、彼を連れて裏口から誰もいない屋敷の外へ出た。イヴォンに洗脳された使用人がどこに隠れているのか分からなくて怖かった。庭には紫色の花が揺れていた。ここである男から贈り物をもらい言い争ったのがつい昨日のことのようなのに、いつの間にかすべてが変わっていた。庭の景色も、目の前に立っている男も。
ヴィンターが口を開いた「なぜ嘘をつかれたのですか?」ペネロペが飲んだ毒が、ヴィンターに依頼したものとは違う毒であることを指していた。ヴィンターの自分の正体を隠さない言い方に驚くと、今この場には防音魔法がかけてある、と説明された。「最初は、レディーが毒を買ったことが知られれば、イヴォン嬢殺害計画の濡れ衣を着せられるのではないかと心配しました」私はうなずいて話を聞いた。「しかし、いくら考えても理解できません。なぜ自作自演などという話を認めるのですか?私のところへ来たメイドは亡くなったメイドではなく、別の者ですし」
ヴィンターの話をとぼけた顔で聞いていると、真剣に答える意思がなさそうな私にヴィンターはもどかしさを感じているようだった。「いっそのこと・・他の毒を手に入れたとおっしゃってください。私は商会長として証言しますから・・」私はここで彼を制止して言った「侯爵様。どちらかに絞って話をしてください。ベルダンディ侯爵様なのか私と取引をした商会長なのか」「ベルダンディ侯爵様ならば、余計なお節介です。自分のことは自分で解決します」「もし商会長として、今私の前に立っているのでしたら・・・私を疑ったのはあなたも同じでしょう?」
ヴィンターは目を見開き、息を止めた。ペネロペが毒を依頼した時に、ヴィンターはペネロペがイヴォンに毒を使うと考えたことだろう。『戻って来た本物の公女に毒殺をはかる凶悪な偽りの公女』彼が考えそうな言葉を口にすると、彼は肩を震わせた。「今回だけは我慢して、もう二度と関わらないようにしようと、だから解毒剤を作って今日持って来ていたのでしょう?」その瞬間、ヴィンターの顔が思い切り歪んだ。
「以前からあなたは私を信頼したことがないですよね」これがあなたと私の距離です、と言いながら彼の体を人差し指で押した。いつも一歩離れた、他人。我々はその程度の仲だから、これ以上口を出してくるなという意味だった。
しかし突然、彼は自分を押した私の指を握ってきた。「・・・あなたが誰かを毒殺するだろうと予測して、なお私があなたに毒を渡したとは思わないのですか?」私はとまどった。ヴィンターは続けた「私は命というものを最重要視する魔術師です」「他人の命を奪い取って力にするレイラーとは違うのだ、と証明することを一生の使命として今まで生きてきました。」「それなのに・・・あなたに出会ってから、多くのものを捨てました!」
急にヴィンターが思い出話を始めた「イヴォンは、私より先に貧民街の人々を助ける活動をしていました。自分も貧しいのに、善良で、いつも誰かのために何かをして。私に奉仕活動のいろいろを教えてくれました。けれど・・・」「私は恐れました!彼女が公爵邸に戻って、あなたが絶望してしまうことを!私に預けた秘密資金を手に、誰も気付かぬうちにこっそり消えてしまうことを!」「幼い頃の記憶を取り戻したと言っていたあの子を裏切りました。公爵邸に連れて行きませんでした。その後、あの子が貧民街で魔物に襲われたと聞いて、眠れない夜をすごしました」
「・・公爵様の実の娘が戻ったという情報を手に入れ、真っ先にあなたを心配しました。解毒剤を作ったのは、なんとかしてあなたが犯す罪を隠そうと考えたのです。・・これでも信頼の問題というのですか?」
私は全く予想していなかった彼の言葉に驚いて、何も言えなかった。なぜ、本来のストーリー通りに魔術師がヒロインを連れてこなかったのか、やっとわかった。彼は私に対する好意から、ヒロインを見捨てたのだ。あんなに善良で優しいキャラクターの彼が。彼はとうに自身の信念まで捨て、ヒロインに背を向けていたのだ。そしてそんなヒロインを、洗脳されたイクリスが連れてきたのだ。
「・・・答えてください。レディー。これでも信頼の問題ですか?」ヴィンターは血走った目で私に返事を強要した。いやもはや哀願だった。私は悩んだ末、答えた「それは、侯爵様の人間性の問題のようですね」こんな状況で、人間性の指摘とは、自分でも無礼で呆れた。ヴィンターは”はは・・・”と気が抜けたように笑った。
ただの好奇心だけではなかったのか、とヴィンターに尋ねると、ヴィンター自身もわからないと答えた「最後にあなたを屋敷へ送り届けてから、あなたのことばかり考えていました。もしかしたら一緒にいられたかもしれない日々を自分の手で台無しにした気がして、何度も後悔しました」
私はいまだ彼を完全には信じていなかったが、それは言わなかった「申し訳ありませんが、私は受け止められません」ヴィンターは受け止めてほしいのではなかった「どうか自らを追い込まないで。いっそのこと私を利用してください。私が解決いたします」そんな彼に気まぐれで質問した。「侯爵様の仮面が脱げても?」「覚悟はできています」「イヴォンを真犯人に仕立てあげてほしいと言ったら?」「記憶操作魔法で・・その状況にしてみせます」
最後の質問「・・私の代わりにあの子を殺してくれと言ったら?」私のためになんでもするという彼の顔が真っ青になった。「それは・・」「暗殺ギルドに依頼して・・・」「それから、自首します」聞いて思わず短い笑いを漏らした。あまりにも彼らしい返事だった。これが、ハードモードが終わる直前だったらよかったのに。今となっては全部無意味だ。
「保護している子供たちは?まだどこかでレイラーたちに迫害されているかもしれない魔術師の子孫たちは?」ヴィンターの顔が曇った。愛か、使命か。彼には背負っているものが多すぎる。そして私も同じだ。
悪役のエンディングは死のみノベル128話レビューまとめ
ヴィンターの本音がよく聞けました
ぺぺはいつヴィンターにイヴォンがレイラーだと話すのか?今後の展開が違ってくると思うのだが、賢いぺぺが話さないのには理由があるのか
今、ヴィンターは自分の信念を捨てた人として見るよりも、システムを乗り越えたキャラクターとして見るのが正しいと思う。イヴォンと最初に出会ったにも関わらず、すべてを捨てて・・信念を持ったキャラクターには死刑宣告だっただろう
逃げるなんて考えもしなかった公爵一家の人たちよりも状況把握がお上手〜
ほーしかし相変わらずイヴォンは実に天使だと思っているのですねイヴォンは天使、ぺぺは悪女と疑いながらも好きだという言葉じゃん
ヴィンター、まるで恋を初めてする善良で高貴な聖職者のようでしたね。懺悔をするかのように、気持ちを吐き出して。
告白内容まとめます!イヴォンは優しく善良な子!あなたは天下の悪女だと知っている!でも君が好き!あなたのために解毒剤も作った!こんな私の気持ち、どうしてわかってくれないの?これじゃない?
イヴォンがレイラーだって知らないんだから仕方ないよ・・・
公爵家の人たちと重なります・・・愛情はあるが信頼はない関係・・・だから間違いを隠そうとしてくれるけど、間違っていないとは信じてくれない、どうしようかね、うさぎちゃん
わたしの感想◎みんなのレビュー欄が熱い!あのヴィンターが信念まで捨てて、最後は暗殺ギルドまでやとってくれるなんて、これはこれで愛だよね。もっと話し合える時間があったら良かったのに
まとめ
悪役のエンディングは死のみ ノベル話のレビューをまとめました
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