※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
この記事では、ピッコマ大人気漫画「今世は当主になります」韓国原作小説(ノベル)の韓国でのレビューをまとめました。
ここでは、ノベルの256話のレビューからまとめました。
個人的に地図と年表と家系図相関図を書いてみました。公式ではありませんので、ご参考にお楽しみください。
今日のひとこと
ペレス「一緒に上がっていただけますか、ロンバルディ当主」
ティア「はい、皇太子殿下」
ノベル256話あらすじ
皇太子任命祝賀会は皇帝即位式に変更された。三日間、ヨバネスの死を悼んだ帝国はすぐに新しい皇帝を迎える準備をした。
フィレンティアを乗せた馬車が皇宮に到着した。ペレスが扉の前で出迎え、ティアの手の甲に濃厚な口づけをした。周りにいた兵士や侍従たちが慌てて目をそらした。「ペレス!」ティアが咎めてもペレスは太々しく笑ってみせた。
ヨバネスの件があってから、ペレスは以前よりもティアの前で自分の感情を表現することが多くなった。「早く行きましょう。皆待ってるわ」急がせるティアに、ペレスは「このランブル帝国に、君が少し待たせたからって文句を言う人は誰もいないよ、俺のティア。ゆっくり行ってもいいんだよ」と言った。”俺のティア”って。恥ずかしくないの?と何度もティアが抗議したが、ペレスは「俺のものを俺のものだと言っているだけ」と答えるばかりだった。
「これまで苦労してきたからって、自分の無礼を正当化するつもりはないの」ティアが言うと、ペレスは黙って笑った。
2人は大宴会場の前に来た。「準備はいいか?」「じゃあ行きましょうか、ロンバルディ当主」ペレスが手を差し出した。「行きましょう、皇太子殿下」ペレスを皇太子と呼ぶのは今日が最後だった。
扉が開かれた。「皇太子殿下とフィレンティア・ロンバルディ、おなりです!」明るい光が降り注ぎ、2人を待つ数多くの人々が見えた。
真ん中のカーペットに足を踏み出すと、両側に見慣れた顔を見つけることができた。祖父、父、シャナネット、クレリバン。アビノックス、ララネ、双子たち。チャントーン・サーシャウ、ミゲンテ・アイバン、ブラウン当主とラモナも見えた。彼らは目が合うとティアに軽く会釈した。そうして1人ずつ見つめながら横を見ると、ペレスはいつからそうしていたのだろうかティアを見つめていた。
壇上の前で立ち止まり、ティアは「上がってください、皇太子殿下」と言った。ペレスは「ロンバルディ当主も一緒に上がるんですよ」と言った。実を言うと、そう言ってもらえると思っていた。しかし、この大事な瞬間をティアが一緒に分かち合っても良いのかペレスに尋ねたかったのだ。ペレスが握る手に力を込めて、ティアだけを見つめて言う「ティア、この全ては君が成し遂げたことだよ」「一緒に上がっていただけますか、ロンバルディ当主」ティアはうなずいて「はい、皇太子殿下」返事をした。お互いに見つめ合った。そして同時に、壇上に上がる第一歩を踏み出した。
「フィレンティア様、フィレンティア様」ケイトリンが優しい声でティアを起こした。「私、もう少し寝ててもいい?」と聞くと、ケイトリンは「昨日も遅かったのですか?陛下に必ず早く眠らせてくださいとお願いしたのですが」と言った。ティアはペレスのせいじゃないの、自分が仕事をすると言い張って、と説明した。昨日は結局、書類を手に持ったティアをペレスが無理やり抱き上げベッドに運んだのだ。
ペレスが皇帝になり、ケイトリンはティアの侍女になることを自任し、他の人の手を借りずにすべての世話を1人でしてくれていた。2人めを身ごもったラウリルは侍女ではなく、親しい友人になった。
ティアは支度をして食堂へ行った。ギャラハンとクレリバンと慌ただしく港湾の話をしながら食事をすすめる。ティアは今日は皇宮に泊まる予定なので、何かあれば皇宮に人を遣わせてください、と言った。それを聞いて、双子は一ヶ月転地訓練に出かけるし、シャナネットは北部の新しく発見された鉱山へ向かうので邸宅がガラ空きになりそうだね、と話した。
食事を終え、玄関に到着すると、大きな書類の束を持ったクレニーが待っていた。一緒に馬車に乗り込もうとすると、散歩に出て来た祖父と子犬のラルフに会えた。ラルフは体は大きいがとてもおとなしいので、屋敷中の人々の愛を独占していた。
祖父は「今日は何があっても怯んではいけないよ、ティア」と言った。ティアは「私がいつ怯んだことがありましたか?」と返した。祖父は微笑みを浮かべ、頷いた。祖父は常緑樹の森の方へ、またラルフと歩き始めた。
皇宮に到着した。クレニーが緊張して、ため息をつく。「クレニー、私だけを信じてついて来て」と声をかけた。ちょっと強めに肩をたたきながら。
大会議室についた。おそらくティアが当主になって以来、最も熾烈な戦場になる今日の大会議だった。しかし、不安はない。勝利するための準備は終えてきたから。
大会議室に入ると、何百人もの貴族が一斉に立ち上がった。挨拶をしながら席につく。皇帝の席に座ったペレスがティアを眺めていた。「おはようございます。ロンバルディ当主」挨拶してくるペレスに「ご機嫌いかがですか、陛下」とティアは返した。さらに「ずっとこの日を、楽しみにしておりましたので」と続けた。一言で言って、一度キチンと戦ってみよう、ということだ。
「ロンバルディ当主がいらっしゃったので、これより大会議を始めます!」ティアのために立ち上がっていた貴族たちが再び着席すると大会議が始まった。前例のない太平の世と評されるランブル帝国の、いつもの一日だった。
ー本編完結
作者さんからのあいさつ(2019.12.11)
こんにちは、キム・ロアです。今日で「今世は当主になります」完結となりました。連載期間中に一生懸命努力しましたが、振り返ってみると物足りなさの方がより大きい気がします。今まで「イ・ガジュ」を愛して応援してくださった読者のみなさんに感謝します。おかげで頑張ってここまで来られました。
ノベル256話レビューまとめ
作家さん、完結おめでとうございます!本当に毎回楽しかったです
ティアのせいでたくさん泣いて、たくさん笑いました
ついにプロローグのシーンが出ましたね!幼い頃のティアから今まで見れて、とても幸せでした。ありがとうございました
外伝、100話くらいお願いします!待ってます。作家さん健康に気をつけて
ナムジュの優しくて線を越えない執着とニヤニヤさ、優しく賢くカリスマに満ちたヒロイン。2人のロマンスと成長物語。作家さん大好きです
すごく苦労した2人。外伝では新婚ラブラブシーンが見たいです!
わたしの感想◎とうとう完結!!おめでとう!ティア、ペレス。また第1話から読み返します!日本語の紙版もぜひ発売してほしいな。
2人の動画が少し見れるのでよかったら、見てみてください〜
まとめ
以上「今世は当主になります」 256 話 韓国原作小説レビューまとめを紹介しました。
コメント