今世は当主になります ノベル 外伝42話  あらすじ&韓国原作小説レビュー

※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。

この記事では、ピッコマ大人気漫画「今世は当主になります」韓国原作小説（ノベル）の韓国でのレビューをまとめました。

ここでは、ノベルの外伝42話のレビューからまとめました。

個人的に地図と年表と家系図相関図を書いてみました。公式ではありませんので、ご参考にお楽しみください。

今日のひとこと

シャン「フィレンティア・ロンバルディ、そして緑の目の男、ハンサムな」

ノベル外伝42話あらすじ

シャンはゆっくりと目を開けた。涙が一滴こぼれた。またその夢をみたのだ。シャンは引き出しからノートを取り出し、一番上に今日の日付を書き、その下に記憶に残る夢の内容を書き出した。予知夢の能力が発現してからの毎朝の日課であった。

今日書ける夢の内容は短かった。『フィレンティア・ロンバルディ、そして緑の目の男、ハンサムな』最後のハンサムは慎重に追加した。

シャンはいつも夢を通して正確で詳しい未来を見て、今まで一度も間違ったことはなかった。しかし、時々今回のようにいくつかの単語以外は頭の中からすっかり消えてしまう夢があった。よく見るのは村人に関連したものだったが、『フィレンティア・ロンバルディ』という名前は村とは関連がないようであった。

シャンは今は分からないけれどもいつもの「起きることは必ず起きる」という信念に基づき、考えることをやめた。どうやら厳しい母親であり族長のソウラは出かけていて不在のようだ。シャンはそのすきに外へ出ることにした。

南部の密林の真ん中に位置し、外部と断絶して生きていくチャラ族は自然と調和して生きていくことを重視していた。木一本もむやみには切らず、必要な時にのみ狩りをした。シャンはそのようなチャラ族の平和を愛していた。

シャンは村はずれの小さな家に向かった。元々は最高齢のニューボおばあさんが住んでいた家で、その後空き家になっていた。ある日村にやって来た外部の者がソウラの許可を得て暮らすまでは。家に着き、シャンが「先生、私です。入っていいですか？」とドアをノックすると、「シャンですか？どうぞお入りください！」アバネ・ロフィリーが迎えてくれた。

アバネ・ロフィリーは約２年前、村の入口に突然現れた。自らを学者と名乗り、チャラ族について研究し、それを本にする許可を求めてきた。村の人たちはソウラが断ると考えていたが、数日悩んだ末にソウラはそれを受け入れた。

族長の決定には従ったが、チャラ族の人々はアバネを恐れた。シャンを除いて。アバネはシャンが来てくれたことにお礼を言い、慎重にシャンが見る予知夢について尋ねた。シャンは最近気になっていることについて話した。「似たような未来を繰り返し見ているようなのですが、起きるとよく思い出せないんです。まるで誰かがわざと消しているみたいに」「いつもはもっとはっきりとした未来の夢を見るのに・・」

その後も２人は会話を交わし、次はシャンがアバネから話を聞く番だった。身分制度、貴族、皇族について話したアバネは「皇族に服従すべき貴族のなかに例外がいます」と言った。「ロンバルディ家です」その言葉を聞いたシャンは胸がどきどきした。「ロンバルディ家と皇室の間には盟約があるそうです。ロンバルディ家なくしてデュレリー家は皇室たりえないそうです。ちょっと全てを説明はできないのですが、そういうことだそうです」というアバネに、シャンは「そのロンバルディ家に『フィレンティア』という人はいますか？夢に出て来た名前です」と尋ねてみた。アバネは全員の名前を知っているわけではないのでわからないが、と言いながらロンバルディについての夢を見たことに驚いた。

いつもより長く過ごしてしまったことに気づき、シャンは急いで家へ帰った。ドアを開け、ソウラがいないことに安心した瞬間、背後から「また学者に会いに行ったね？」ソウラの声がした。

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