俺だけレベルアップな件　スピンオフ　ラグナロク　第23話

ピッコマで連載中「俺だけレベルアップな件」「俺だけレベルアップな件　外伝」のスピンオフ「俺だけレベルアップな件　ラグナロク」韓国kakaoでノベルが連載中。コミックも2024年7月31日からwebtoonで連載開始されます。

ここでは、ノベル第23話のレビューを紹介します。ほかの話が見たい方は下をクリック。

韓国語からの翻訳なので細かい間違いはご容赦ください。名前ですが、日本語名がわかる登場人物はなるべく日本語にしていますが、わからない場合は韓国語読みのままにしています。あとで修正が入るかもしれません。

リンク

俺だけレベルアップな件ラグナロク第23話あらすじ
レビュー
まとめ

俺だけレベルアップな件ラグナロク第23話あらすじ

「隊長！」
その時、前方から攻撃隊長を急いで呼ぶ声があった。
「人の死体を発見しました！」護と回収屋たちが現場に到着し、攻撃隊長とハンターたちも集まった。
「本当に死体なのか？」「はい。でも、普通の死体ではないようです」
それは、炭のように焼けた不自然な死体だった。護は死体の状態を見て、林助教授と目を合わせた。
「護、この死体はまさか…」
「はい、ミストバーンのようですね」
ハンターたちは驚愕した。
「ミストバーンだって？あの青く燃える魔物の？」

大きなギルドでもなければ、魔物の情報をすべて知っているわけではない。
護はミストバーンの真実を明かした。「非覚醒者が青い霧を吸い込むと、体が自ら発火してミストバーンになるのです」ハンターたちは驚愕した。「ミストバーンは元々人間だったのか！？」「では、青い霧を飲むと覚醒できるという噂は？」「全くのデマでしょう」と護は言った。

しかし、それよりも最大の謎は死体のあった場所だった。「どうやってソウル駅の地下4階まで降りてきたんだ？」非覚醒者がダンジョンを突破するのは不可能だ。ミストバーンになってから歩いてきたとも考えにくい。

さらに、ソウル駅の地下で、複数のミストバーンの死体が発見された。攻撃隊長は深刻な表情で「何かおかしい」と呟いた。しかし、まだ狩りをやめるほどの事態ではなかった。林助教授は護に不安を打ち明けた。「危ないと思ったら私は先に逃げるからね？」「林助教授は…必ず何かが起こると確信しているのですね」「実は…うちの母がミストバーンにやられて亡くなったんだ」
「そしてミストバーンになって私を殺そうとした。だから私はミストバーンがとても怖い。母がまた私を殺そうとしているみたいでね」

彼の話に護は何も言うことができなかった。

**********

その頃、ソウル駅の奥深くで「熱い、熱い……！」と絶叫が響いていた。人々が鎖につながれ、青い炎に包まれて苦しんでいた。彼らの後ろでは、「助けてください！私は何も見ていません！」とまだ燃えていない人たちが命乞いをしながら叫んでいた。理由もなく、ただ運が悪かっただけで彼らは生きたまま火刑にされていた。「そんなに熱いのか？」と見物する黒いローブにカラスのような仮面をつけた一団が冷たく見下ろしていた。

「火力はこれ以上、上がらないのか？」「燃料不足です」
「ちっ、いつもあの燃料が問題だな。どうするんだ？」
「ハイエナたちがみんな捕まってしまって……」

その間、ずっと聞こえていた悲鳴がいつの間にか途絶えていた。そして、その場に代わりに縛られているのはミストバーン。青い煙を出している怪物が凶悪な勢いで咆哮していた。
「クアアア！」「キャアアア！」
「さあ、作業を始めよう。火が燃え尽きる前に。」
「使い終わったものはどうしましょう？」
「遠くまで捨ててこい。」
カラスの仮面はミストバーンの残骸を荷車に積み、外に出てぶつぶつ言った。
「ああ、面倒くさい。今度はどこに捨てればいいんだ。ファクトリーの近くに全部積んでおきたいぐらいだ。」
「できるだけ遠くに捨てて来い！」
カラスの仮面は荷車を引いて闇の中に消えた。その後ろ姿を見守っていた他のカラスの仮面が舌打ちした。
「要領よくやれないものか。」
「あんなふうに言っても、彼は仕事ができるやつだ。さあ、私たちもそろそろ始めよう」
「はい、第13回星粉作業を始めます。」
その瞬間、カラスの仮面をかぶった者たちの目つきが慎重になった。鎖につながれた人々は「助けてください」と祈るが、その声は届かない。

***********

ベルが触角を立て、地下鉄のトンネルの方を見た。「小君主様」「私も感じた」

護も同じ方向を見た。そっちには陰惨な気配があった。「鳥肌が立つな」、見なくてもわかった。確かに何か強力な存在が潜んでいたが、それがボスかどうかはわからなかった。

しかし、ソウル駅フィールドはもう1年も経つ古いダンジョンだ。つまり、ボスモンスターのような敵は、すでに倒されてているはずだった。その結果、ここに残っているのは繁殖力が高いトカゲだけである。
「ボスじゃないなら、この気配は一体何だろう？」
護はトカゲを狩るハンターたちを見つめ、闇の中からの悪意に気づいた。
「燃料が向こうから歩いてきたな。」突然、闇の中でつぶやく声が響いた。その瞬間、護とベルが同時に叫んだ。「避けろ！」「敵だ！」

突然の爆発と共に、黒いローブをまとったカラスの仮面の何者かが現れた。それは人間には見えなかった。その腕は異常に膨らんでおり、ハンターたちを襲撃してきた。「人間型の怪物だ！」
ハンターたちは隊長の叫びに応じて一斉に戦列を整えた。
「おお、これを避けるの？」
カラスの仮面がゆっくりと立ち上がり、底に刺さった拳を引き抜いた。
「なかなかだね」
瞬間、奴の姿が視界から消えた。「じゃまなヒーラーから」

隊長を狙って、背中から襲い掛かった。しかし、カラスの仮面が目を見開く。急に誰かが自分の前に飛び込んで攻撃を防いだのだ。
プシュッ！
黒い血が噴水のように噴き出した。
「ボルカンの角」で拳を防いだ護が血まみれになる。
「ほう？」
カラスの仮面の口角が邪悪に裂けた。