俺だけレベルアップな件　スピンオフ　ラグナロク　第39話

※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。

ピッコマで連載中「俺だけレベルアップな件」「俺だけレベルアップな件　外伝」のスピンオフ「俺だけレベルアップな件　ラグナロク」韓国kakaoでノベルが連載中。コミックも2024年7月31日からwebtoonで連載開始されます。

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韓国語からの翻訳なので細かい間違いはご容赦ください。名前ですが、日本語名がわかる登場人物はなるべく日本語にしていますが、わからない場合は韓国語読みのままにしています。あとで修正が入るかもしれません。

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俺だけレベルアップな件ラグナロク第39話あらすじ
レビュー
まとめ

俺だけレベルアップな件ラグナロク第39話あらすじ

美濃部が突然気絶し、目覚めたら覚醒していたので、大騒ぎだった。美濃部は全員が見ている前で魔力測定をし、結果は[C級]だった。協会スタッフから祝福の声が寄せられた。「しかもヒーラーじゃないですか！」ヒーラーは直接戦闘に参加せず、安全に大金を稼げる、非常に美味しい職業とされていた。

しかし、美濃部にはそんなことはどうでもよかった。間もなく老齢に差し掛かる自分はダンジョンに入る気は微塵もなかった。”魔力を扱えるようになったし、星の粉の研究がはかどりそうだ”美濃部は満足そうに笑った。

一方、護は外に出て、ベルから事情を聞いた。どうやって美濃部を覚醒させたのかを尋ねると、ベルは一度吸収した力の返却は不可能なので、”加護”を与えたと答えた。牙の君主が護に加護を与えたのと同じやり方のようだ。美濃部には今回の加護を受け入れる資格が十分すぎるほどに整っていたので可能だった。もともと彼のものだったから。

ベルの説明を聞いて、護は残念がった「ひょっとすると、俺もお前からヒーラースキルを貰えるかと思ったんだけど、そういうことなら俺はダメだな」「キェェェッ！？」その言葉にベルは、ひどく不敬な言葉を聞いた様子でひれ伏した。「この私が小君主様に加護を与えるなど・・！あまりに不敬です！ああぁ〜！」本来、加護とは格上の者が格下の存在に与える恩寵のようなものらしい。

突然の覚醒騒動に、護の再測定が一時中断され、しばらく外に出ていたが、再び戻ってスキル情報を登録しなければならない。このままでは、召喚スキルだけがデータに記載され、召喚術師に分類されてしまうだろう。今後の扱いのためにも、暴風斬りや、忍耐スキルのことも伝えなければ。

ところが、護が席を外している間に、招かざる客が美濃部を訪ねて来ていた。感覚ステータスが上がった護の耳に、測定室内の会話が聞こえてきた。「ハッキリとお断り申し上げます。再考の余地もありません」「星の粉の研究は、あくまで公益のため。私利私欲に走る大手ギルドには協力しません」どうやら美濃部が”兼田さん”と呼ぶ死神ハンターと話しているらしい。

兼田が、合法で使える星の粉を共同開発しようと誘っている。あくまでもハンターを強くし、安全を保証して、世界の平和を守るためと。[ブロキーの記憶によれば、死神ギルドはハイエナギルドの主要顧客でした]とベルが説明した。護が感覚を研ぎ澄ませ、兼田の実力を測ってみると[B級]相当のようだ。死神ギルドのような大型ギルドと対立しては、今後のハンター活動に支障をきたすかもしれず、今は敵にまわすべきではないと判断した。

室内ではいよいよ美濃部が話を切り上げようとしていた。兼田は強硬策に出た。「獣の王クロウ」「ニュースで見ましたか？」「クロウは悪魔です」その言葉を聞いて、美濃部も護もベルも？？となった。「私たち死神が入手した情報では、カラスの仮面は悪魔のものです」「今回、”獣の力”が悪魔たちに渡ってしまったのです。対抗するにはこちらも手段を選ばず力を得るべきです！」

強引な話だった。そして、美濃部はどんなに大金を積まれてようとも、心が揺らぐことはなかった。ついに兼田は冷酷な声を出した「奥様は中学校の先生だそうですね」それを聞いた美濃部の表情が凍りつく。「そうそう。今日、奥様は欠勤されたそうですよ。ご存知でしたか？」兼田はスマートフォンの画面を美濃部に見せた。そこには、縄で縛られた中年女性が映し出されていた。「わたしたちは手段を選びません」美濃部は意識が朦朧としてきた。こいつは、一体何を言っているんだ？誘拐？こんな真似が許されるのか？

その時、兼田の背中に悪寒が走り、思わず身をかがめた。しかし、遅かった。”スキル：強打”護の拳が、大型トラックさながら、再測定室のドアごと彼の体を殴り飛ばす。ドゴォッ！「がはッ！？」もろに食らって、兼田は惨めに床に転がった。「だ、誰だ！」

突き破ったドアの向こうから護がゆっくり入って来た。その姿はまるで・・・兼田は困惑した。カラスの仮面の悪魔がそこにいた。