死んだのは私なのに勇者様の様子がおかしい　第1話　あらすじとレビュー

※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。

『暴君皇帝の初恋』のCHIWA先生、『ちびっ子リスは頑張り屋さん』のhumpback whale先生、そしてpaldangdam先生によるロマンスファンタジー。素直で美しい心をもった主人公と彼女を見守る勇者とその仲間たちの冒険のその後の物語が描かれています。漫画アプリーピッコマで連載中、ぜひおすすめです。

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死んだのは私なのに勇者様の様子がおかしい１話あらすじ
死んだのは私なのに勇者様の様子がおかしい　初回にあたり作家さんからのコメント
死んだのは私なのに勇者様の様子がおかしいレビューまとめ
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死んだのは私なのに勇者様の様子がおかしい１話あらすじ

崩れた建物の中、倒した魔竜クンテルンのそばでアレンヌと呼ばれる少女は魔竜が吐いたブレスによって命をおとそうとしていた。周りにいるのは、様々な世界と次元から集まったクンテルン討伐の戦士たち。涙が止まらないハニア、悔しそうな顔のジャミル、別れの言葉を口にするゲドレー、早すぎる言葉かけに叱るゼファー、そして最強の戦士であり、アレンヌの幼馴染「勇者エルキナス」

クンテルンがドラゴンブレスをエルキナスに向かって吐いたその時、アレンヌはエルキナスを押し、ブレスの塊を受け止めた。まだ塊だったので、ひとりの犠牲で済むから。

「なぜ、一人でブレスを受け止めた！！死ぬ時も一緒だって約束したでしょ！アレンヌ！！」ジャミルが我慢できずに泣き叫びだした。アレンヌは感覚が麻痺してきた。遠巻きに動けずにいるエルキナスに近くにきて、と話しかけた後、皆に最後の言葉を口にした「死ぬ時ってどんな感じかと思っていたけど・・最高の気分よ・・・。幸せ・・・。・・・みんな元気でね」

うわあああああ！！！アレンヌは叫びながら目覚めた。え！？確かに、死んだはずなのに。一体どうなっているの！？目の前には世界樹があった。そこへ、ドラゴンロードであるゼファーがやってきた。「久しぶりだな、ソーサラー」「実験は成功したようだ」

ゼファーに状況を聞くに、なんとゼファーはアレンヌが死んだ時に密かに魂だけ引き抜いたそうだ。ゼファーは龍に守られた世界樹のもとでアレンヌに安息の時を過ごさせようと考えたらしい。精霊たちに愛された唯一無二の人間であるアレンヌにはその資格があるはずだ、と。世界樹の守護者であるゼファーが独断で自然の摂理に逆らった行為だった。

それからなぜかゼファーは世界樹に血を要求され、その通りにすると世界樹がアレンヌの魂を包み込み、時間がたつにつれ、肉体が形成され、８０年の時を経て今のアレンヌが生まれたそうだ。ゼファーにも予想外だった。アレンヌが驚きつつ鏡を見ると、そこには死ぬ前とは異なる容貌の美しい女性が映し出されていた。

ゼファーはアレンヌ死後の８０年間について説明を始めた。「勇者エルキナスは狂った」ええっ！？「魔竜の心臓を手にすると不死の身体を手に入れ半神の境地に達したが、クンテルンの卵を持ち帰り育て始めた。仲間全員の反対も聞かず、伯父のポンテアック公爵が力で止めようとしたら返り討ちにあい、エルキナス自らが当主となった」帝国の６騎士団も全滅させられたそうだ。

そこまでしてエルキナスは卵でなにがしたいのか。ゼファーの予想では、クンテルンの時空能力を使って過去に遡り、アレンヌの死を変えることが理由だった。