「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」の映画を見ました。
ポアロには珍しくオカルト要素を含んだ作品でした。毎度思いますが今回も多分なく物悲しい作品でした。 前作はエジプト、その前はオリエント急行そして今回はベネチアが舞台です。
はじめにきれいなベネチアの風景が写ります。気分はもうイタリアです。ですが、ほとんどのストーリーが閉じ込められた一軒の家の中で進みます。古い家の部屋とベネチアの川の黒い水がストーリーの暗さを増幅させます。いつものポアロはその明晰な頭脳を使って容疑者を追い詰めていくのですが、今回は、題名にもあるように亡霊が絡んでくるのか、そこは見てのお楽しみです。いつもと様子が違うポワロ、クリスティーの描く複雑な登場人物関係、ミステリー好きには大変楽しめる作品だと思います。
さてポアロといえばいつもはイギリスが舞台です。こんな本を見つけました。「イギリスのお菓子と本と旅 アガサ・クリスティーの食卓」
この映画に出てくるお菓子は載っていませんが、クリスティー作品に出てくるいろいろなお菓子のレシピが載っています。この本を見て作ったお菓子を食べながらクリスティーのミステリーを楽しむのはいかがでしょうか。
この本は第二弾ですが、第一弾もお勧めです。目次を見ただけでも楽しそうです。
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