※未読の方はネタバレにご注意ください
Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
忘れられた野原22話あらすじ
明かりを浴びて青白く輝く逞しい肉体が視界を埋め尽くすと、タリアは身動き一つ取れなくなった。生唾を飲み込みながら、ゆっくりと彼の姿を上から下へと眺めた。淡い金髪はいつもより濃い色を帯びて滴り落ち、彫刻のような肩や広い背中にも白く水滴が浮かんでいた。張り詰めた筋肉の曲線に沿って滑り落ちる雫を目で追っていたタリアは、顔を赤らめて慌てて顔を上げた。ゆったりとしたズボンの裾までもがびっしょりと濡れ、彼の長く強靭な脚にぴたりと張り付いていたからだ。
これほどまでに無防備な姿を見たのは、14歳の時にいじわるで湖に入るように命じて以来のことだった。タリアは喉の奥でバラバラになった言葉をかき集めようと必死に抗った。その時、すぐそばで乾いた笑い声が聞こえた。あなたの口から上下関係などという言葉が出るとは笑わせますねと嘲笑を含んだ声が響いた。
戸惑いは消え去り、代わりに苛立ちが込み上げてきた。タリアはバルカスを睨みつけ、鼻で笑ってみせた。上下関係というものはもともと上の者が下の者に言い聞かせるためにあるのよ。騎士であるあなたたちは皇族である私に服従すべき立場。だから部下たちには誰の命令を優先すべきかはっきり叩き込んでおきなさいと告げた。シャツの袖に腕を通していたバルカスが冷ややかな視線を向けてきた。タリアは全身を緊張させた。ひどく無口なこの男が一度その気になればどれほど無慈悲な言葉を突きつけてくるか、これまでの経験から痛いほど思い知らされていたからだ。
警戒していると、バルカスは壁に掛けてあったローブを手に取った。そのまま彼女には目もくれず幕舎の外へと出て行ってしまった。タリアは、すぐさま彼の後を追った。いっそ残酷な言葉を浴びせられた方がマシだった。道端に転がっている石ころ同然に扱う彼の態度は、どうしても我慢がならなかった。瞬く間に追いついたタリアが声を荒らげた。あなたは私の言うことを全部聞き流さないと気が済まないのと響き渡る声に、兵士たちが足を止め、二人を振り返った。
しかし肝心のバルカスは相手をする価値もないと言わんばかりに黙々と前だけを見て歩いていった。タリアは強引に彼の服の裾を掴んで引っ張った。バルカスはようやく足を止めた。ずっと心の中で待ち望んでいたんでしょうね。忌々しい女の命令に従わなくて済むから、せいせいして死ぬほど嬉しいんでしょう。だから私の言うことなんて聞くふりもしないのよねとタリアは言った。
バルカスは言葉らしい言葉なら聞くふりくらいはして差し上げますがねと応じ、彼女の指を冷酷に振り払った。タリアは、まるで汚らわしいものに触れられたかのようにシャツを払う姿に猛烈な屈辱を覚えた。いっそこの男がこの世から消えてしまった方がいいのかもという考えがよぎった。
タリアは、あなたの野蛮な先祖たちという言葉を持ち出し、馬の真似でもしてあげましょうか、あなたにはその方がよく伝わりそうだものとバルカスを煽った。バルカスは冷笑を浮かべて、私の馬の方が君より話が通じる。明けても暮れても愚痴をこぼして人を辟易させることもないしなと応じた。
バルカスはこれっぽっちの反撃で顔を真っ赤にするくせに、他人の急所はためらいもなくえぐり出す。他の人間は自分ほど卑劣になれないと信じ切っているから、そうやって調子に乗れるのですかとタリアに尋ねた。タリアは今すぐにでも反論したくてたまらなかった。あなたの何がわかるというの。人間がどこまで無慈悲になれるか身に染みてわかっているから、私も残酷になるって決めたのよ。私が先に踏みにじらなければ、あなたたちが私を踏みにじるんだから。
だが、そんなのは自分の弱みをさらけ出すだけだった。彼女は一歩後ろに下がり、超然とした表情を作ってみせた。こんな無意味な言い争いをするために来たんじゃないわ。野営地を別の場所に移したいの。今すぐ騎士たちに指示を出してちょうだいと言った。バルカスはあなたの気まぐれに付き合うつもりはありません。無駄な期待はせず、戻って休みなさいと告げた。
タリアが私は皇帝の娘よ、私が命じたらあなたは従うべきと言いかけた瞬間、バルカスがいい加減にしろと遮った。彼が冷ややかに呟いた。あなたに割く一日の忍耐はもう底を突いた。これくらいで切り上げて、明日に備える分別を持つんだなと。怒りに身を任せている時でさえ品位を失わない男。そんな彼の振る舞いが彼女をいっそう惨めな気持ちにさせた。
バルカスが、皇女殿下をお部屋までお送りしろと近くに控えていた騎士たちに指示を出し、あっという間に遠ざかっていった。一分の乱れもなく優雅に歩き去るその後ろ姿を、タリアはじっと凝視しながら奥歯を噛み締めた。私がなぜ野営地を移したがっているのか、理由を聞こうともしない。私の考えなどこれっぽっちも興味がないのでしょう。やっぱり死んでしまえばいいんだわ。彼の身に何か起きはしないかと、あれほど騒ぎ立てた自分がおかしく思えた。どうせこの旅が終われば他の女のものになる男。決して自分のものにはなってくれない男。たとえ明日の朝彼の亡骸を見ることになったとしても、知ったことではない。タリアは荒々しく背を向け、その場を去った。
忘れられた野原22話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

タリアが悪く振舞うほど、なぜ私の目から涙が出るのでしょうか・・・かわいそうな子猫のようです

バルカスを心配してキャンプを移そうとまでしたのに、喧嘩したら気が変わって、亡くなっても構わないなんて

愛憎嫌悪が激しくて、混乱します。大好物です。もっとください

バルカスは可愛くわんわん吠えるチワワの飼い主のようです

ずっと恥ずかしいです。どうやってラブになるのでしょうか

どこか欠けているヒロインなんですよね。もう少し賢ければいいのに、ちょっと魅力が足りなくみえます。7歳の子供のようです

文句を言うのに理由があっても騒がしすぎてただのわがままに見える。未熟です

ううん。まあ、下の人たちは本当に大変だと思うよ

ツンツンっぷりがとても可愛いです

他人が優しくしてくれたら、自分も他人に優しくなれたのにね
わたしの感想◎7年間の間にすごく二人は親しくなっていて、他の人の手前、キリキリしているのかと期待したんだけど、やっぱり違うか・・・
まとめ
忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました
23話
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