※未読の方はネタバレにご注意ください
Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
忘れられた野原32話あらすじ
正午を過ぎる頃、雨が激しく降り始めた。アイラは、黒く染まった空を凝視した。大粒の雨を降らせる雲の合間に光が走り、雷鳴が響く。近衛騎士が馬車に歩み寄り、出発延期を告げてローブを差し入れた。アイラは溜息をついた。予定が遅れることが気がかりだった。彼女は雨具を羽織りながら、何度も窓の外を窺った。
皇太子の居場所を尋ねると、騎士は修道院長の自宅へ向かい、今夜もそこに泊まるようだと視線を伏せて答えた。アイラは苦々しい目で、回廊に集まる修道士たちを見つめた。修道院長が指示を出すと、人々は一糸乱れず散っていった。ガレスに接していた時とは打って変わり、修道院長の表情は冷淡で厳格だった。あれが彼の本性なのだろう。
皇族の巡礼は各地域の支持を得るための儀式だ。ガレスが地元の有力者と親交を深めるのは悪くないが、その相手の素性が気にかかった。異種族という弱点を克服して修道院長にまで上り詰めたのなら、相当な政治力か強力な後ろ盾があるはずだ。少し言葉を交わしただけで、アイラには修道院長のガレスを見つめる冷徹な計算高さが垣間見えた。もしかすると皇后が送り込んだ人物かもしれない。ターレン家は代々異種族と協力してきた。モルダウィンのような巨大な修道院を管理する高位聖職にクォーターエルフが就いたのが、偶然のはずがない。
教団内部で第2皇子支持勢力を集めているのでは? 考えに耽っていたアイラは、騎士の呼びかけに顔を上げ、宿舎へ向かおうと促した。騎士に手を取られ馬車を降りたアイラは、ぬかるんだ土の上を歩き出した。フードを深く引き寄せ、雨の降る中庭を横切り、回廊へ入った。そして偶然を装い、司祭たちに近づいた。修道院長が気づき、頭を下げた。アイラは微笑を浮かべ、もう一日世話になると告げた。司祭は必要なものがあれば何でも用意すると恭しく答えた。
アイラが、明日タリアのための儀式を別途執り行いたいと願い出た。出発前に祝福を授けてほしいと。思いがけない要求に、修道院長はわずかに目を見開いた。アイラはその反応を注意深く観察した。一瞬、薄紫色の瞳に警戒の色が浮かんだ。それほど第二皇女を想っているとは知らなかったという声が聞こえ、アイラは顔を向けた。雨の中を歩いてきたバルカスが、フードを払い無機質な視線を送っていた。
雨に濡れた彼の顔が、いつも以上に冷ややかだった。その表情を見た途端、彼女の神経は鋭く逆立った。彼がタリアのことに敏感に反応するのは、長年の負の感情ゆえだとアイラは分かっていた。この無感覚な男でさえ愛想を尽かすほど、異母妹の横暴ぶりは凄まじかった。しかし、この無関心な男があの子のことになると棘のある反応を見せるのが、耐え難いほど癪に障った。アイラは心配しているのはタリアではなくバルカスだと感情的に反応した。陛下が自らあの子を託したのだから、タリア抜きで儀式を執り行ったと知られれば、理不尽な責めを負うかもしれないと。
バルカスの嫌がる人間を祭壇まで引きずっていくわけにもいかないだろうという皮肉めいた口調に、アイラは表情を硬くした。タリアのせいで自分に無礼な態度を取ることだけは我慢がならない。アイラは毅然と顔を上げ、まずはタリアの意思を確かめるべきだと主張した。気まぐれな子だから、明日には気が変わっているかもしれないと。
バルカスは夜明けと共に出発すると言い切り、第二皇女の気まぐれに付き合って予定を変更するつもりはないと断言した。意見を一蹴されたアイラは、怒りで顔を赤らめた。だが人前で彼の権威を傷つけたくない。アイラは努めて不快感を隠し、仕方がないと承諾した。
バルカスは修道院長へ視線を向けた。冷ややかに見下ろすと、今夜は静かに過ごしたいと低く警告した。夜明けとともに出発するのだから、皇太子にもゆっくり休んでもらわねばならないと。今夜は祝宴など開くなという意味だった。修道院長は強張った顔で頷いた。もはや話すことはないと背を向けたバルカスが、アイラに向かって片手を差し出した。宿舎まで送ると告げて。アイラはため息を飲み込み、その手を取った。
忘れられた野原32話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

アイラがなぜガレスを心配しているのかと思いましたが、心配するに値し、ガレスは修道院長に警戒すべき人物であることすら知らないようです。地位を脅かすことのできる異母弟よりもタリアをより嫌うのもそうですし、実は皇太子の座により適しているのはアイラのようですね。セネビアも心の中でアイラが皇太子でないので幸いだと考えていることでしょう

あ、でも本当にちょっと面白いね。いつも冷徹な男が誰か一人のせいで乱れてしまうんだ…

私が片思いしているのでしょうか…どうにかして、男性主人公が女性主人公を好きだというように解釈していますね…でしょ?

皇宮に忠臣になるよう洗脳に近い教育を受け、その過程で感情が失われた男性が、タリア限定で ♬♩♪♩

アイラは本当に賢くて、空気を読むのが早いようですね。あんな姉がいるのに、弟という奴は

祝福を受けたら結婚しなきゃいけないから、そうしているんじゃないかな

作家様の人物は立体的で好きです。皆さんの長所と短所がよく表れていて、観る楽しさがあります。タリアとガレスは言うまでもなく、一見完璧に見えるアイラでさえ人間的な感情もよく示し、好きな男性に対しては小さくなる弱い姿を見せ、バルカスは正直で忠実に見えるが、内面には高圧的で荒々しい性格がある

彼はただ、タリアが目立つのが嫌いなのは明らかです。自分がタリアを守れる唯一のことは、タリアが目立たず、人々の頭の中に存在しているようで存在しないかのような存在として過ごしていることです。しかし、ずっと無駄なことをしているのでイライラしそうです

アイラは対等な関係で夫婦になりたいかのように振る舞っていますが、ここでは上位者として存在したいと望んでいます。どのリズムに合わせればよいでしょうか政略婚なのに、一人で恋愛をかなりやっているので

バルカスの思考回路はどのように回っているのでしょうかずっと見ているのに、分かると思うのですが、わかりません

バルカス、僧侶たちがタリアにしたことを見て怒り、早く立ち去りたいのでしょう

バルカスもアイラがタリアをどれほど嫌っているか知っているでしょう
アイラ、ファイト!!!お前が皇太子だ!!
わたしの感想◎タリアの気持ちもアイラの気持ちも分かるけれど、バルカスの気持ちはまだ推し量れない・・・タリアに何かさせるのは嫌そうだけど
まとめ
忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました
33話
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