※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
ピッコマで大人気漫画「イレストーン家の呪いを解け」の韓国原作ノベルのあらすじとレビューを紹介します。ちょっとホラー見もあるファンタジー作品です。ぜひおすすめです。
これまで漫画のあらすじをお届けしてきましたが、今回ノベル41話から原作ノベルのあらすじに切り替えることにしました!
漫画は視覚的な魅力がある一方で、ページ数の制限からどうしても省略される部分があります。しかし原作ノベルには、登場人物の感情、背景設定の細かな描写、セリフの行間に隠された人物の想いまで、書いてあります。
ノベルだからこそ味わえる「深さ」を、感じていただけたらと思います。
もちろん、「漫画では何話にあたるのか」が気になる方のために、ノベルと漫画の対応表も用意しました。両方を見比べながら、作品の世界をより深く楽しんでいただければ嬉しいです。
韓国での題名を直訳すると「イレストーン邸の100の呪い」です。呪いは100個あるのかな?そのへんも楽しみですね
文:nono先生「もう新しい家族を探そうと思います」、「九尾の狐の正しい育て方」
作画:JUNIMON先生
原作:Tinta先生
各話一覧表は以下のリンクから
イレストーン家の呪いを解け!63話あらすじ
シモーネは抗うのをやめ、その声に意識を集中させた。一体何が自分の物ではないというのか。この声の主はなぜこれほどまでに怒っているのか。何者かがすぐに私のものを取り戻しに行くと言い、声が遠ざかっていく。それとともに、シモーネの意識も遠のいた。
チュンチュンと鳥のさえずる声。使用人たちが静かにカーテンを開け、シモーネの朝の準備をする、聞き慣れた安らぐ音を聞きながら、シモーネはゆっくりと目を開けた。アンナが明るい笑顔で駆け寄り、朝の挨拶を投げかけた。シモーネは枯れた声で返し、体を起こそうとした瞬間、抗えずベッドへと叩きつけられた。アンナの悲鳴が響く。体は石のように重く、全身が猛烈な痛みに襲われた。シモーネが苦しげに呻くと、室内にいた全ての従者たちが一斉に集まってきた。姿を消していたケイリーと使用人たちは、皆もとの姿に戻っていた。シモーネのおかげで呪いから救われたせいか、以前よりもずっと好意的になったようだった。シモーネはバキバキと音を立てる首を動かし、今日は動けないがお腹は空いたと告げた。ケイリーは呆れたように笑いながらベッドの上に食事の膳を用意してくれた。
アンナが食事の世話をしながら、意識を失っていた間の出来事を話してくれた。レンの友人たちが使用人を運ぶのを手伝い、旦那様が治癒師を呼んだおかげで、みんな元気になったという。シモーネは丸三日も意識がなかった。その間に使用人のほとんどが復帰したが、マナの渦に吹き飛ばされた数名は今も治療中とのことだった。規則を破って呪いを行った使用人は閉じ込められており、調査後に規律に従って処分されるという。普段は使用人を大切にする彼だったが、規則を破ることに対してだけは容赦がなかった。
今回はシモーネがいたからこそ大きな被害を出さずに済んだ。もし彼女がいなければ、ここは、オササニササオ教団の集会場になっていただろう。ケルも、ケイリーも、クマのような料理長も、みんな正気に戻って元の日常を歩み始めた。
シモーネがレンと友人たちのことを尋ねると、アンナが答えようとした瞬間――
コンコン。シモーネ!。声の主に気づいたアンナが言葉を止め、タッタッタッと扉へ駆け寄った。訪ねてきたのは大公夫妻だった。
目が覚めたと聞いてやって来たという。体の具合を尋ねられ、シモーネはまだ体が重いと答えた。フローリエが、シモーネの状態を確認するのが一番の目的だと口を開いた。私たちの問題を解決してくれたせいで倒れたのだからと、シモーネの手を優しく握った。シモーネはその手に気恥ずかしさを感じたが、温かい空気感に身を任せた。ありがとう、本当にお疲れ様と言われ、シモーネはぎこちなく笑った。お礼なんて、私は契約を履行しただけだと返した。
イレストーン大公が、悪神が潜んでいた隠し部屋は跡形もなく壊すつもりだと口を開いた。シモーネは頷いた。それがいいと思うと。
手帳の内容を思い出し、シモーネは大公夫妻に尋ねた。もしかしてイレストーン家にかけられた呪いはアナシスと関係があるのかと。
大公夫妻の表情が強張った。ネクロマンサーのアナシスのことかと確認され、シモーネは黒呪術師の手帳に地下の隠し部屋はアナシスが作ったものだと書いてあったと答えた。
黒呪術師はこの屋敷に滞在し、フローリエをそそのかす一方で、何かを調査していたようだった。手帳には、シモーネですら知らなかったアナシスの足跡や屋敷にまつわる話が深く掘り下げられていた。
イレストーン大公が深刻な面持ちで口を閉ざすと、フローリエは彼の様子を伺いながら、少なくとも私は関連があるという話を聞いたと口を開いた。大公がたしなめたが、フローリエは首を振ると、屋敷の呪いのことだけはこの子に隠すべきではないと告げた。大公は隠すつもりはないが、不確かな情報はシモーネを混乱させるだけだと言った。シモーネが話の続きを促すと、フローリエは語りかけた。
以前あの黒呪術師が彼女にそんな話をしていたことがあるという。我が一族の呪いはネクロマンサーによるもので、300年前にこれほどの呪いをかけたのだとすれば、それはアナシスの仕業に違いないと。
シモーネは深く考え込んだ。やはりあの黒呪術師、何かを知っていたに違いない。大公夫妻が黒呪術師に会ったのは7年前のことだ。今からでも本気で捜せば、見つけ出せるはずだ。
教えてくれてありがとう、呪いを解く時の参考にさせてもらうと軽く答えると、シモーネは凝り固まった肩を揉みほぐした。肩に触れるだけで顔が歪んでしまうほど、筋肉痛がひどかった。
うめき声を漏らすシモーネを無表情に見つめていたイレストーン大公が口を開いた。最後に一つだけ伝えて、君が休めるよう私も帰るとしようと。シモーネが何のことかと視線を向けると、大公の無表情な顔に穏やかな笑みが浮かんだ。ジェイスが目を覚ましたと。
ギィィ……バタン!
シモーネの部屋を後にした大公夫妻は、ジェイスの部屋へと向かっていた。二人の足音と執事長ケールの足音が、静かながらも和やかな空気が漂う廊下に響く。
ふと、フローリエが大公を見て、くすりと笑い声を上げた。ジェイスが目を覚ましたのが、よほど嬉しかったのですねと。起き上がるなり、真っ先にシモーネ様に伝えに行かれたのだからと。大公も微笑みを返した。嬉しいとも、もちろんだと。
ジェイスはまだ目を開けただけで歩くこともできない状態だが、それでも呼吸は安定し、自分の口で食事ができるようになった。ジェイスの恩人であるシモーネにいち早く伝えたかったのだ。そっけない反応が返ってくるかと思いきや、シモーネは意外にもかなり喜んでいる様子だった。
ジェイスが早く歩けるようになって、あの子に直接お礼を言える日が来るといいですねとフローリエが言い、大公も同感だと返した。喜びを分かち合う二人の背後から、ケールが制止の声をかけた。恐れ入りますが、今は公子様のもとへ行かれてはなりませんと。
大公が彼を振り返ると、ケールは恭しく頭を下げた。お客様をお迎えに行かなくてはなりませんと。
大公は素直にフローリエのそばを離れ、ケールに付いて接見室へと向かった。
今日は大公家にとって記念すべき最初の客人が訪れる日だ。王都からベリントン侯爵がこの屋敷を訪問することになっていた。この300年という歳月を遡っても、王都から客人を迎えるのは初めてのことだった。
それにもかかわらず、イレストーン大公の表情は冴えなかった。ベリントン侯爵。彼は近頃、オカルト学会に頻繁に出入りしているという噂のある人物だった。
イレストーン家の呪いを解け!63話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

この作品はロパンではなくファンタジーなので、男主人公がいない可能性が高いようです。

無意識で聞こえる声はアナシスだろうか?まだ死んでどこかに暗闇の中に隠れて生きているのか…?

シモーネを探してる奴だな…あまりいい奴じゃない…

なぜこのタイミングでジェイスが目が覚めたのか…

こんな…まさかシモーネが危険になるのではないでしょうか。

またオカルトに狂った侯爵なら…また新しい呪いや幽霊をぶら下げてくるかも

シモーネに悪いことがありませんように…!

あなたですか?黒呪術師?シモーネを探しに来たの?

忘れていた奴登場

夢から守ろうという声がアナシスか?

私のものを見つけに行くと言ったのに、そのタイミングで息子が目覚めたのか?アナシスが憤慨したのは…私も気になります…

あの情報院の情報屋のところにいた、それがあの侯爵なのか。

「私のもの」という声は原作のシモーネなのか…?

ジェイスが最終章のボスではないでしょうか…?
私の感想◎前回の戦いはすごかったですものね。体も動かなくなることよ。新たな禍いの火種のようですね。
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