韓国kakaoで人気のノベル 今度のパパは大悪党(原題아기는 악당을 키운다)が大変面白いので、紹介します。
各話のあらすじと韓国kakao読者のレビューをお楽しみください。kakaoでは、2025年12月30日ウェブトゥーン開始を発表され、漫画化もされています。2026年2月からピッコマでも漫画の連載が始まりました。
※未読の方はネタバレにご注意ください
作者紹介
ノベル Lyshaさん (「お嬢様はロイヤル・シェフ」など)
漫画版絵 ヨンドゥさん
今度のパパは大悪党31話あらすじ
貴公子や家臣、高官たちがひしめくその場所には、むせ返るような血の臭いが漂っていた。足元にはヤコブの折れた歯が転がり、床に倒れた彼にかけられた毛布まで血に染まっている。イシャークの鞘とアンリの手から血が滴り、セリアは膝をついてうなだれていた。まだ治安隊には引き渡されておらず、調査があるらしい。
公爵が沈んだ声で怪我はないかと尋ね、私は食い気味にどこも怪我してましぇん!と答えたが、鋭い視線を受けて頭を少しと言い直した。するとアンリの手の甲が真っ青に光った。イシャークの炎のような紋様とは違い、蔦のような曲線が取り巻く印だった。赤い光が矢のように伸びて毛布の隙間に入り込み、ヤコブが首を絞められたかのように身悶えした。反対側からはイシャークが血走った目で飛びかかり、何度も頭を踏みつけた。誰も止める勇気など持てなかった。真に怒った彼らから放たれる気迫はこれまで見てきたものの比ではなかった。心臓が縮み上がるほどの威圧感が漂っていた。
公爵の制止でイシャークが引き下がると、行政官たちが玉座の前に整列した。先頭には城内管理の総責任者ノースがいた。家臣の一人がノースの首をはねてほしいと奏上した。今回の選抜にノースはあまりに多忙で参加できておらず、そのせいで見習い行政官たちが無能だったのだ。結局、ノースに全責任を負わせなければ自分たちの首が危うい家臣たちの先手だった。
公爵がこめかみを押さえて口を開くと、ノースは弁明の余地もないと無表情に答えた。この分からず屋!私は内心憤った。デュブレッド家がスパイの紛れ込む隙があるような管理・雇用人試験にこだわるのは監視しきる自信があるからで、実際、見習いが入ってから私の部屋には常に護衛がついていたのだ。公爵は新人選抜に関わった行政官を全員懲罰委員会へ送り、ノースには手首を断てと言い渡した。短剣が投げ落とされ、ノースが震える手で抜いた青白い刃が手首に触れようとした瞬間――私は泣き声を上げた。
皆が驚き、無表情だった公爵とアンリ、イシャークの目が見開かれた。公爵が怖いと泣きじゃくる私を、イシャークは公爵様はもともと怖いのが当たり前なんだと必死になだめ、アンリが涙を拭ってくれた。執事に抱き上げられ公爵の前へ運ばれた私は、ノースの手首を切らないでと訴え、彼の足にしがみついた。公爵は少し困惑しながらも分かったと言い、私を膝に座らせて目元を拭った。周囲から息を呑む音が聞こえ、ノースは呆然と私を眺めた。『ここまでして守ってあげたんだから、もうあなたは私のものよ』皇宮からも注目される公爵の第一副官が、私の手に入った瞬間だった。
***
私の涙のおかげで行政官たちは懲罰を免れ、ノースの手首も無事だった。皆は膝をついて感謝の意を表し、先頭のノースが幼い子供の足元に深く頭を垂れたそれは、長男ヨハンですら受けたことのない忠誠の誓いだった。
書斎に戻ったイシャークは、しばらく沈黙した後に口を開いた。ルブレインが連れて行かれていたら、あの奴隷たちのようになっていたのかと。アンリは静かに肯定した。先代は二人にこう教えていた。弱者が強者に食われるのは世の理であり、弱い者が悪いのだと。正しいと思っていた。一度も弱者になったことがなかったからだ。比類なき肉体、頭脳、魔力、家柄――最上位の捕食者である彼らは、弱者の恐怖に共感できなかった。
だがルブレインは・・・。ルンシャ族の兄妹のように足枷をはめられ、飢え、鞭の前でうずくまり泣くルブの姿が浮かんだ。胸がつかえるように息苦しく、頭に血が上る。イシャークが立ち上がり、ヘブンをぶち壊して奴隷を解放すると言った。アンリは作成中だった書類を投げつけ、ノースに届けろと命じた。仮面の男と先代が交わした話だという。伝えたらどうなるのかと問うイシャークに、アンリは薄ら笑いを浮かべ、今日の夕方には仮面の男が自殺したという知らせが届くだろうと答えた。イシャークは呆れながらも最高にイカしていると言った。その日の夕方、ヘブンの百人近い奴隷が一人残らず解放された。
***
眠っていた私が侍女たちに起こされ、公爵に呼ばれて夜の食堂へ向かうと、公爵、アンリ、イシャークがそれぞれ箱を抱えて待っていた。テーブルには料理が所狭しと並んでいる。今日は『子供の日』だった。イシャークの箱には子供用の軽くて可愛い練習用の弓、アンリの箱にはふわふわの生地のドレスが入っていた。背中には小さな羽までついている。飛んでいかないでくれ、僕の天使、と囁くアンリに、天使のような顔立ちだからこそ似合う言葉だと思った。二人の気持ちが本当に嬉しくて、一人ずつ抱きしめると、二人の口角がわずかに上がった。
そのとき公爵が私に書類封筒を差し出した。封筒の中身は、金箔装飾の紙に記された【権利証】。呆然と公爵を見つめ、手が震えた。これが「金持ちのパパ」を持つ子供が味わう極上の蜜というものか。頭の中で花火が次々と打ち上がり、耳元で祝福のトランペットが鳴り響いた。
今度のパパは大悪党31話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

うちの赤ちゃんが一番賢い!

ノースをポケモンみたいに捕まえた!「君はもう私のものだよ!」

権利証だなんて、最高すぎる。狂ってる、すごく好き

アンリがこういうことをするたびにめちゃくちゃかっこいい!

公爵様のクラスが最高。プレゼントが現物だなんて、資本主義万歳!

ルブはとても賢くて可愛くてワクワクする。

「飛んでいかないでくれ、私の天使」だなんて・・・サタンの学校でルシファーレベルの対魔力テストでしょ!

セリアはどうなったんだろう。あの三人の中で一番好きだったのに

本日の名場面ベスト5。5位:「兄貴はこういう時は本当に……最高にイカしてる」。4位:イシャークの「公爵様はもともと怖いんだ!怖いのが当たり前!」。3位:アンリの「飛んでいかないでくれ、私の天使」。2位:公爵が権利証を渡す場面。1位:ルブランの「公爵様、ノースを許してあげてください」(あなたはもう私のもの)

権利証とは一般に権利を証明する文書で、特に不動産の登記証を指すことが多いそうです。

公爵が玩具店に連れて行って「好きなものを選びなさい」とやるのかと思ったら、店の権利証をそのまま渡すとは。さすがスケールが違う

公爵様が怖いと泣いている子に「もともと怖いんだ」って慰めるのは何なの。めちゃくちゃ笑える

「これがまさに金持ちの父親を持つ子供が味わう甘い蜜か」というリアクションが最高すぎる

イシャークがアンリのことを「かっこいい」と言っているのを見ると感動する。兄弟の絆を感じる

小さくてふっくらした赤ん坊が口をぽかんと開けて父親を見つめ、手は震えているのに目はきらきら輝いている姿が浮かぶ。可愛すぎる
わたしの感想◎悪いやつは捕まるし、奴隷は解放されるし、兄弟の仲は良くなるし、ルブレイン最高だね!
まとめ
あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました
32話
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