悪役のエンディングは死のみノベル129話（漫画話あらすじ&韓国原作小説レビュー

※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。

ピッコマで連載中の人気漫画「悪役のエンディングは死のみ」ノベル版のあらすじ、口コミ、感想。読んだ感想をみなさんに楽しんでいただきたいと思い、作成しました（韓国のwebサイトで外伝ゾーンまで読破済み。口コミは韓国におけるレビューになります。少しずつ上げていこうと思います）

ここでは、ノベルの第129話のレビューからまとめました。

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悪役のエンディングは死のみ　人物相関図
イオカ帝国世界設定
悪役のエンディングは死のみノベル129話あらすじ
悪役のエンディングは死のみノベル129話レビューまとめ
まとめ

悪役のエンディングは死のみ　人物相関図

人物相関図を書いてみました。ご参考に楽しんでください。

イオカ帝国世界設定

イオカ帝国：レイラーが犯した罪が魔術師の仕業だと誤解して魔術師を排斥している。

レイラー：レイラー神国の残党。魔術師を根絶し、大陸を支配しようともくろむ集団。

魔術師たちは過去に命がけでレイラーをバルタ国に封印した。魔術師が消えたらレイラーの封印が解かれてしまう。

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悪役のエンディングは死のみノベル129話あらすじ

私は泣きそうな顔のヴィンターをからかうのをやめた「心配しないでください。そんなお願いはしませんから。私は平和主義者なんですよ」「私のために侯爵様の使命を捨てないでください。後になって、仕方がなかったという言い訳に使われたくありませんし」軽い口調ながら冷たい言葉に辛そうなヴィンターの顔は見ないようにした。

自作自演ではないのに、濡れ衣を着ようとするのか、とさらに問い詰めてくるヴィンターにすっかり疲れを感じ、真実を打ち明けた「あの毒を買った人の自作自演でしょう」「亡くなったメイドを通して毒を手にいれた人物は誰でしょう？」それを聞いたヴィンターは息を飲んだ。正解に気づいたかのように、恐る恐るヴィンターが私に尋ねた「・・・イヴォン嬢ですか？」「こ・・・答えてください。イヴォン嬢が自作自演を？そんな・・」ヴィンターは天使のようなイヴォンがそんなことをしたということがなかなか受け入れられないようだった。

しばらくして、彼は沈んだ声で再び尋ねた「・・では、あなたはなぜそれを飲んだのですか？イヴォン嬢に使うわけでもない毒を私に別で依頼して・・・」つぶやいていたヴィンターは途中で気づいたようだ「まさか、本当に・・・死のうとしていたのですか？」「どうして・・・一体、どうして・・！」彼の瞳に絶望がにじみ出ているのが見てとれた。かなりショックを受けているようだった「ああ、では・・私は、どうすべきなのですか。私が作った毒をあなたが飲んだりすれば、私は・・・」

私は淡々と言った「侯爵様がすることは何もありません。ただ黙って、私が無事に養子縁組を解消されることを祈っていてください」しかし、ヴィンターは自分が私に渡した毒が残っていて、またそれを飲んで死んでしまうかもしれないというのが耐えられないようだったので、言ってあげた「もうそんなことはしません。一度やれば十分です」事実だった。脱出のためにやむを得ずしたことで、失敗してもまた同じことをするわけがない。私はヒロインのための脇役の一人として虚しく死にたくはないのだ。

ヴィンターは落ち着いてきたが、なお言った「あの毒薬、私に返してください」私は彼に尋ねた「まだイヴォンが優しくて善良な子だと思っていますか？」「返事は結構です、侯爵様」まだいろいろと感情がついていかず、慎重派でもあり戸惑っているヴィンターに私は最後にお願いをした「あの亡くなったメイド。ベッキーという子。侯爵様が遺体を引き取って、簡単な葬儀を行ってあげてください」全く思いもよらないお願いだったらしくヴィンターが言葉をつまらせた「どうして・・」とつぶやく彼に言った「ただ・・かわいそうじゃないですか。脇役のように、利用だけされて死んでしまったことが」

そこで私は急に意地悪な気持ちが湧き、ヴィンターに尋ねた「優しく善良なイヴォンは彼女のことを侯爵様にお願いしなかったのですか？」彼女はメイドについて何も言いませんでした、と答えるヴィンターにいたずらっぽく続けた「短い間とはいえ、自分の世話をしてくれたメイドなのにね、どうしてでしょうね？」そこから先は彼自身に考えてもらうことにした。彼を残し、私はその場を去った。

数日経った。朝食兼昼食を済ませると、エミリーを下がらせ、私は屋敷の裏門から庭園に出た。最近は皆私の機嫌を気にして何も言ってこなくなった。あれ以来、ヴィンターも公爵邸にやってこない。みな私が何かやらかさないかと警戒する様子ではあるけれど。屋敷裏の焼却場につくと、持ってきた”毒薬と鏡のかけら”を取り出し、焼却炉の中にそれを投げ入れた。魔法で稼働するので、薪を使わなくても強い火が起きる。蓋を閉じ、焼却炉の前にひざを抱えて座った。

実は突然クエストが発生したのだ。

[古代魔法の鏡のかけら]を安全な所に保管してください！

私はいまいましいクソゲーのクエストに従い、隠すのではなく、燃やしてしまうことに決めた。これが一番安全だから。激しく燃える音が止み、内部を冷却する水が放出されてから、扉を開けた。毒薬は跡形もなくなっていた。しかしーー鏡のかけらは、そのままだった。恐る恐る鏡のかけらに向かって手をのばしたその時。

「ご主人様」イクリスが私に声をかけた。首から下は傷だらけで、裸足で、だらだらと手から血を流していた。