※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で完結している貴族社会を舞台に描かれた恋愛ファンタジー漫画『悪女を殺して』とても魅力的な内容なので、ご紹介します。ぜひおすすめです。
ここでは、あらすじとレビューを紹介します。
悪女を殺して ノベル1話 あらすじ
それなりに平凡で幸せな生活を送ってきたが、人生とは予測不可能な出来事の連続だ。私はある日、異世界へやってきた。皇太子がいて、神力と魔法が存在する世界。ロマンス小説の中の世界に。
私はその世界で唯一の悪役で、侯爵の一人娘で、皇太子の婚約者。そして幼なじみである女主人公を妬むエリス・ミジェリアンとして目を覚ました。私はどうしてもこの世界を愛せそうにないので、一刻も早く死んで元の世界に戻ろうと心に決めた。
元の世界に戻らせてくれとお祈りして眠ったのに、今日もまた侍女長の声で目を覚ました。今日は皇太子に会う支度をするために1時間も早く起こされた。全て無駄なのに。皇太子は女主人公のヘレナを愛している。彼女に初めて会った時からずっと。小説の中でその純愛はずっと続き、ヘレナを皇后として迎え入れて終わる。予想外な展開も特にない小説。ただ3人ものイケメンが登場し、彼らと主人公の間を邪魔するエリスの悪事だけが繰り返される。エリスはヘレナを毒殺。しかし、3人の中の大神官がヘレナを蘇らせる。エリスは死に、ヘレナは永遠に幸せに生きる。
黒檀のように黒く豊かな髪に雪のように白い肌。血のように赤い唇。鏡に見慣れない美しい女性が映る。支度を終え、皇宮へ向かった。お茶会の場へ行くと、「エリス!じゃなくて、レディ・ミジェリアン!お待ちしていました!」無邪気で明るい声と愛らしい笑顔のヘレナと微笑みながら彼女の銀色の髪を整える皇太子が待っていた。
皇太子はすぐに冷たい視線を私に向けて言う。ヘレナ、敬語はいいと言っただろう?友達なのだからと。そうだろう?と私に圧をかけてくる。期待に満ちたヘレナの視線。反対したらすぐにでも私に手をあげそうな皇太子。
昔、濡れ衣を着せられ没落した伯爵夫人を、親友だった皇后が皇太子の乳母にした。その乳母の娘がヘレナで、今は平民の身分である。お茶を共にし、タメ口まで許すなんて。小説では、エリスの言動に腹を立てた皇太子がエリスを追い出す展開だ。しかし、私は疲れるだけなので、そのままヘレナにお茶を要求した。彼女にお茶を淹れさせることに不満を漏らす皇太子。ヘレナは指で皇太子の唇にポンと触れ、機嫌を直してという彼らだけの合図をする。失礼な態度だけれど、愛らしいヘレナ。
そこへ公爵家の長男イアソンがやってきた。幼なじみであり、ヘレナに想いを寄せる3人のうちの一人だ。帝国一のプレイボーイは、皇太子とヘレナとにこやかに会話したのち、「おっと、失礼。相変わらずお美しいですね」やっと私に挨拶をしてきた。「眩しい午後です、カザル卿」その後の会話で私が『皇太子の婚約者』という単語を使うと途端に皇太子が顔をしかめた。堂々とヘレナを愛し、あからさまにエリスのことは嫌うのだ。皇帝でもないくせに調子にのるな、と嫌味を言ってやった。
エリスも彼らの幼なじみであるはずなのに、エリスだけが異物のような扱いを彼らから受けている。もし自分が本当のエリスだったら、傷ついていたかもしれない。エリスはお茶のお礼と共に、人の多いところでは殿下と私にタメ口で話してはいけませんよ、とヘレナに言い、立ち上がった。
悪女を殺して韓国原作小説1話レビュー
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

皆さん先発隊です!これは名作です!走りましょう!ヒロインの孤高さに惚れました

明るい感じやサイダーものが好きな人にはどうかだけど、蓋然性があって雰囲気があって心理描写が好きな方にはおすすめです!

やっと見つけた。憑依者が本来の自分の人格を維持する小説

ギリシア神話ベースのようですね。調べました。ヘレナ:ギリシャローマ神話に登場する世界で一番美しい女性。トロイの木馬戦争の種。エリス:紛争と不和の女神。同じくトロイの木馬戦争の原因。アレクト:休まない女の象徴。イアソン:英雄。メディア:魔女。のちにイアソンに復讐。メルポメネ:悲劇の女神。フィブリス:自己愛、傲慢。キンティア:月の女神。
わたしの感想◎自分にだけ優しくても、他の女性にあんなに態度の悪い皇太子は全然魅力的に映らないと思うのだけど・・・
リンク
悪女を殺しての あらすじとレビューをまとめました。
コメント