※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
ピッコマで大人気漫画「イレストーン家の呪いを解け」の韓国原作ノベルのあらすじとレビューを紹介します。ちょっとホラー見もあるファンタジー作品です。ぜひおすすめです。
これまで漫画のあらすじをお届けしてきましたが、今回ノベル41話から原作ノベルのあらすじに切り替えることにしました!
漫画は視覚的な魅力がある一方で、ページ数の制限からどうしても省略される部分があります。しかし原作ノベルには、登場人物の感情、背景設定の細かな描写、セリフの行間に隠された人物の想いまで、書いてあります。
ノベルだからこそ味わえる「深さ」を、感じていただけたらと思います。
もちろん、「漫画では何話にあたるのか」が気になる方のために、ノベルと漫画の対応表も用意しました。両方を見比べながら、作品の世界をより深く楽しんでいただければ嬉しいです。
韓国での題名を直訳すると「イレストーン邸の100の呪い」です。呪いは100個あるのかな?そのへんも楽しみですね
文:nono先生「もう新しい家族を探そうと思います」、「九尾の狐の正しい育て方」
作画:JUNIMON先生
原作:Tinta先生
各話一覧表は以下のリンクから
イレストーン家の呪いを解け!72話あらすじ
「幽霊たちの餌」
院長が幽霊たちにいたぶられている間、シモーネとルイヴィーは扉の隙間からその様子を伺っていた。悲鳴を上げ血を流し、ついには白目を剥いた院長の姿は、相手が人間でないだけで客観的には拷問そのものだった。
ルイヴィーがこのまま見ているだけでいいのかと問うと、シモーネはあの子たちが自分の取り分を残しておいてくれるから死なないと答えた。あの子たち?とルイヴィーが再び厨房を覗くと、気を失った院長がいるだけで幽霊の姿は見えない。ネクロマンサーであるシモーネと違い、屋敷の外に漂う形なき霊魂は、強い思念でもない限り簡単には見えないのだ。しかし院長には鮮明に見えていたことは、狂ったように暴れた末の失神が証明していた。
シモーネは心の中で幽霊を数えていた。二十二体。隠れている分を含めてお札は三十枚ほど用意すればいいだろう。確認を終えたシモーネは、こうすれば建物を探し回らずに済むと席を立った。ルイヴィーは呆れたように鼻で笑い、悪知恵だけはよく働くと思った。
事の経緯はこうだ。院長が壁に叩きつけられた際、シモーネの一言で幽霊が素直に消えたとき、彼女は気づいた。幽霊たちは院長を閉じ込め、自分の代わりに復讐してくれているのだと。そこで院長を餌にして縛りつけ、標的が逃げ場を失ったと知った幽霊たちが集まるのを待った。予想は的中し、かつてシモーネを苦しめた幽霊たちが次々と現れた。
そこへ別行動で孤児院内を調べていたアーベルたちが戻った。アーベルは両肩に、院長と共にシモーネをいじめていた教師二人を担いでいた。シモーネの指示で二人も厨房に放り込むと、幽霊はさらに増えて二十八体になった。
シモーネは幽霊たちに向かい、また来ると告げ、自分の代わりに痛めつけてくれたことへの礼を述べた。二十八体の幽霊たちは答えることなく、音もなく姿を消した。アーベルは大人三人を担いでなお足取り軽く、臭いがひどいから早く出ようとぼやいた。一行は気絶した三人を馬車に乗せ、屋敷へ向かった。
***
園長は肌を刺す冷気に身を震わせた。空気が澄んでいる。孤児院の腐敗した臭いがしない。再び眠りにつこうとした瞬間、脚に走った激痛にカッと目を見開いた。足が動かず、息をすることさえ苦しい。折れた足と腹部を押さえようにも、全身を縄でがんじがらめに縛られていた。
血まみれの服、見知らぬ場所、見知らぬ痛み。地獄のような記憶が遅れて蘇った。幽霊に吊り上げられ壁に叩きつけられていたあの日、死んだはずのシモーネが現れ、自分を縛り上げ、幽霊たちの真っ只中に放り出した。あれは復讐だった。無限に続く扉も、追い回す幽霊も、すべてあの女の仕業だったのだ。
絶対に殺してやると怒りに震えながら立ち上がった園長は、周囲を見回した。窓一つない狭い石造りの部屋に、ベッドが一つだけ。だが園長はそこから遠く離れた隅に縛りつけられていた。孤児院からは出られたが、自力ではなく何者かに連れてこられたのだ。高い確率でシモーネの仕業に違いなかった。
カチャリ。扉が開き、蝋燭の光が暗闇を照らした。園長はびくりと震えたが、現れた人物を認めた瞬間、表情を一変させて睨みつけた。しなやかな黒髪に赤い瞳。高級な衣服をまとい、適度に肉がついて健康的になったその顔は、見間違えるはずもなかった。園長は苦痛に満ちた声でその名を絞り出した。
シモーネは無表情のまま園長を見つめ、ベッドの縁に腰を下ろした。大きく開かれた扉の向こうには、孤児院で見かけた男が二人と、貴族の使用人らしき者たちが、同じく無表情で逃げ場を塞ぐように立ちふさがっていた。
イレストーン家の呪いを解け!72話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

やっぱり人間性が終わってる奴らは、反省なんてこれっぽっちもしないんだな……。

あの院長は反省するどころかシモーネを恨んでるのを見ると、生かしておいたら後々面倒なことになりそう。

孤児院の幽霊たちは、退治じゃなくて成仏させてあげられるかも。

復讐してくれてたの? ありがたい子たちだったんだね……。もしかして、君たちも昔ここでいじめられてたの……?

どうしてそんなに明るく「またね」なんて挨拶するの。次に会ったら消しちゃうくせに、ひどいよ……。

全部自分のせいなのに誰のせいにしてるんだか。

土下座して謝っても足りないくらいなのに、ここまで状況把握ができないものなの?

幽霊のほうがよっぽどいい人に見えるなんて、全くもう。

幽霊たち優しいね……シモーネの代わりに懲らしめてくれて。

一緒にいても怖いくらいなのに、お互いを囮にして隠れてたみたいだね。ムカつく!

最後まで人のせいにしてるのを見ると、こいつはもう救いようがないわ。
私の感想◎結局わるい人は最後まで反省しないんですね。
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73話
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