今世は当主になりますノベル外伝9話あらすじ&韓国原作小説レビュー

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※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。

この記事では、ピッコマ大人気漫画「今世は当主になります」韓国原作小説（ノベル）の韓国でのレビューをまとめました。
ここでは、ノベルの外伝9話のレビューからまとめました。

個人的に地図と年表と家系図相関図を書いてみました。公式ではありませんので、ご参考にお楽しみください。

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今日のひとこと
ノベル外伝9話あらすじ
ノベル外伝9話レビューまとめ
原作小説と日本語版小説の違い
まとめ

今日のひとこと

ペレス「ティア、これからはお酒は俺とだけ飲んでね」

ノベル外伝9話あらすじ

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赤い瞳の丸い形が見えるほどペレスが目を見開いた。ティアがペレスを見ている間、ペレスもティアを見つめていた。髪色一つでこんなに変わるなんて、言葉が出なかった。やっとティアは「瞳が、いつもよりルビーみたい」と、そしてつい「なんだかいやらしいね」と言ってしまい、「あ、いえ、綺麗ってこと。うん、金髪、すごく似合ってるわ」と慌てて言い直した。「・・ありがとね」どこか気だるそうな声で、ペレスが声を低めた。

「ティアは・・」「俺はティアの元の髪色がいいかも」とつぶやくので、ティアが「おかしいかしら？」と訊くと「ううん。そんなはずない。ただ、その姿はちょっと・・・危ないかも」とよく分からないことを言った。え？今”危ない”って言った？ティアが呆然としていると、急にペレスはティアの背中を優しく押して「夕食に行こう」と歩き出した。うん？ごまかしてる？

明日の朝が早いので、宿の１階のレストランで食事をすることにした。ティアは不思議な気持ちだった。幼馴染同然のペレスがさきほどから別人のように感じる。髪色だけでなく、上手に店員さんと会話をするペレスはティアには見慣れない姿だった。もやもやした。

おすすめのメニューは辛い料理と聞いて、辛いものは避けようとするペレスに「私、辛いの大好き！」と言うティア。前々世は韓国人だから。「辛さは強めでお願いします。久しぶりの辛い料理、楽しみです」と店員さんに注文する。

注文後、「いつから辛い食べ物が好きだったの？」とペレスが訊くので「幼い頃から好きよ」とティアが答えると「・・・知らなかった」とペレスは戸惑っていた。「どうして俺は、ティアが辛いものを食べられないと思ったんだろう？」と。

「それは私も一緒よ」と言った。ティアは先ほどからのペレスを見て、ペレスが人付き合いが苦手だと、自分が勝手に思っていたことに気づいたのでお互い様だと思った。相変わらずもやもやするし、「今日は一緒にお酒を飲みましょう」とティアは提案した。長い付き合いなのに、今まで２人でお酒を飲んだことがなかったから。お互いにまた新しい面を発見できるかもしれない。

なぜか再びペレスは少し沈んだ顔で「ティアが日常でお酒を飲むなんて知らなかった」と言うので、家でギリウとメイロンとよく飲んでるのよ、と教えてあげた。ティアはお酒強いのよ、と言いながら度数の強い酒を提案した。

お酒がすすむと、全然酔わないからつまんないわ、と言いながら完全に酔っ払うティア。「テーブル揺らすのやめてよ」と言い出す。ペレスは笑いながら「うん、ごめん」と言うと「顔がいいから許してあげる」とティア。もう１本注文しようとするのを、ペレスが自分はお酒に弱いからこれぐらいにしようと止める。

「お酒弱いならそう言ってよ〜。そうね、人間１つくらいできないことがあってもいいのよ。お姉さんにはよ〜くわかるわ」と自分をお姉さん呼びし始めるティア。「お姉さんなの？」「ええ、そうよ」「わかった、お姉さんね」と快く頷いたペレスが「うーん、ティアが可愛い、いや、すごく綺麗で」と笑う。

ティアは反論した「綺麗って・・。ねえ、昔からずっと言ってるんだけど、あなたみたいに本当に綺麗な子がそんなこと言うと嫌味っぽいからやめてよ」ペレスは返した「本当だよ。俺の目にはティアが一番綺麗だよ」と。

「そんな色気ダラダラの顔と金髪でそんなこと言ったら、お姉さん、胸がドキドキしちゃうでしょ！やめてよね！」とティアはペレスの頰をつねって言った。呆然としたペレスはため息とともに「色気」とつぶやきながら「ティア、これからはお酒は俺とだけ飲んでね」と眉根を寄せて言った。うん、とうなずきながらペレスの寄った眉を直すティア。「えへへ」と微笑むティアを見てまた眉が寄るペレス「こんなに可愛い姿を他の人たちにも見られたと思うとちょっと・・気分が・・」

その後もなにか言っていたがティアは聞き逃した。ペレスはもう眠いから戻ろうと言った。「ねえ、テーブル揺らさないでってば〜」「ごめん、俺の手を握って」「よしよし、うちのペレス。可愛いから許してあげるね〜」「アハハッ」ペレスは大笑いした。

やっと部屋に着きドアを開けると、ほのかにロウソクが点り、ベッドの上には赤いバラの花びらが散らばっていた。花びらを片付けようとティアが体を動かしたティアは思いっきり倒れそうになり、ペレスの硬い腕が支えてくれた。「ペレス」「うん」「近すぎるけど？」「・・そうだね」ペレスの美しい金髪と赤い瞳が目の前で危なげに光っていた。