俺だけレベルアップな件ラグナロク第1話

ピッコマで連載中「俺だけレベルアップな件」「俺だけレベルアップな件　外伝」のスピンオフ「俺だけレベルアップな件　ラグナロク」韓国kakaoでノベルが連載中。コミックも2024年7月31日からwebtoonで連載開始されます。

ここでは、ノベル第1話のレビューを紹介します。

韓国語からの翻訳なので細かい間違いはご容赦ください。名前ですが、日本語名がわかる登場人物はなるべく日本語にしていますが、わからない場合は韓国語読みのままにしています。あとで修正が入るかもしれません。

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第1話あらすじ
レビュー
まとめ

第1話あらすじ

韓国大学美術館、大学3年の護が描いた大量のアリの絵を展示した「韓国大絵画科課題展」の展示室にて、林助教授と護が話している。「そんなにアリが好きなら昆虫学科に行けばよかったのに」「アリ学科がなかったんですよ」「幼いころからアリが大好きでした」

絵を見て周っていると他とは違う雰囲気の絵がある。何か黒いオーラをまとっているようだ。「魔獣か何かを描いたのかな？」「子供のころ夢に出てきたアリです。大激変前に見た夢です」

大激変。2年前、突然地球にやってきた終末の危機の事である。地球のいたるところに現れたゲートから出てきた魔物たちが侵略してきたのだ。幸いにも人間の中に少数の覚醒者が現れ難を乗り越えた。当時、護は20歳の新入生。夢を見たのは、かなり前の中高生のころだった。

林助教授が「本当に上手だね、今にも飛び出してきそうだ」と感心する。

護にとって、アリは夢の中から飛び出して自分を殺そうとする悪夢そのものだった。

夢を思い出す。

「レベルが上がりました」

夢の中で、鎧の騎士、アリ軍団、ドラゴン、、あまたの敵と命がけの死闘を繰り広げた。

死ねばリセットされ、またレベル１から再スタート。最終ボスを倒すまで夢から抜け出せなかった。

ようやくたどり着いた最終ボス、その顔が父に似ていた。

”思春期の頃の夢だったな”護は苦笑いした。

両親が行方不明になった高１の夏から、その夢を見なくなった。平和だった日常が崩壊した。

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その頃、美術館の隅にゲートが現れた。学生はすぐ通報しようとしたが、青い霧がまだ出ていないそのゲートは、まだダンジョンブレイクしていないようだった。ダンジョンブレイクとは、ゲートから魔物が溢れ出る現象のことだ。ダンジョンブレイクはゲートが出来てからすぐ起きるのではなく、ゲートから青い霧が溢れ出て、周囲を汚染してから魔獣が出てくるのだ。「だからまだ安全だ」先輩と呼ばれた学生は続ける。「青い霧を飲むと覚醒者になれるんだよ」そんな噂がまことしやかにネット上などで流れていたが、どうすれば覚醒するかはまだ明らかになっていない。覚醒者であるハンターたちは、魔獣やダンジョンの鉱石で稼いでおり、S級ハンターともなると天文学的な富を得ていた。

「林助教授はE級ハンターだって知ってるだろ」先輩が囁くように助教授の得ている金額を言う。「E級なのにそんなに！」後輩たちは驚き、通報しようと携帯電話を持っていた手ををおろした。「霧がでて１口飲んでから通報しよう」

青い霧がゲートから漏れ出した。

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ドゥクン！建物が揺れたようだが、気づいたのは護だけだ。

とぼとぼと学生が入ってくる。林助教授が声をかけると、「私は先輩を止めたのに、、」青い霧がその学生の口から漏れ出ていた。そして、その学生の体が燃え始めた。周囲の学生が悲鳴をあげた、まさにその時、スピーカからサイレンが鳴った。「緊急事態です。校内にゲートが発生しました。」慌てて逃げようとするが、出口前に燃えた学生がいるため、外に逃げられず右往左往していた。

燃えていた学生が体を起こしてきた。「魔獣だ！離れろ！」林助教授の声もむなしく、鞭のように伸びた手が周囲の学生を襲った。

「なんてことだ、ミストバーンだ」林助教授は急いで携帯電話を取り出した。

「どんな魔獣なのですか？」と尋ねる護に、「あいつにやられたら、我々も同じ魔獣に変わってしまう」ちょうどミストバーンに襲われた学生たちが体を燃やし青い煙を出しながら再び立ち上がってくるところだった。