韓国kakaoで人気のノベル 今度のパパは大悪党(原題아기는 악당을 키운다)が大変面白いので、紹介します。
各話のあらすじと韓国kakao読者のレビューをお楽しみください。kakaoでは、2025年12月30日ウェブトゥーン開始を発表され、漫画化もされています。2026年2月からピッコマでも漫画の連載が始まりました。
※未読の方はネタバレにご注意ください
作者紹介
ノベル Lyshaさん (「お嬢様はロイヤル・シェフ」など)
漫画版絵 ヨンドゥさん
今度のパパは大悪党47話あらすじ
議長を見つめるロマン子爵の視線は冷ややかだった。城の中で「運命の子」と議長がかなり親密な様子で歩いていたという話を聞いたばかりだ。その姿は珍しいほど穏やかだったという。実のひとり息子にさえ冷酷だった男が、いくら運命の子だからといって優しく接するはずがない。運命の子を利用して何か企んでいるなら好都合だと、ロマンの口元が歪んだ。議長とデュブレッド公爵が仲違いすることを切に願っていたからだ。
先代の時代、元老院はデュブレッド内で絶大な勢力を誇り、議長自ら陣頭に立っていた。しかし息子が亡くなり、テオドール・デュブレッドが公爵位に就いてからは、牙の抜けた虎のようだった。ロマンは議長に持ちかけた。議長の持っている神殿のコネを使い、公爵に知られずスピネルを手に入れれば、元老院の軍事力は公爵を上回ると。議長が沈黙を守ると、さらに踏み込んだ。運命の子を拉致して奴隷商に預け、神殿に情報を流す。神殿が子供を取り戻せば、管理を怠った公爵は手出しできないと。
その時、ノックの音が響いた。ヌアノク家の執事が城から届いた手紙を持ってきた。公爵家の紋章ではない封蝋だった。封筒を開くと、たどたどしい子供の筆跡が並んでいた。ルブレインの第一回お茶会への招待状だ。そこにはこう書かれていた。『クッキーのくずは土みたいに見えるけど、土みたいに神秘的ではありません』と。こっそり一人で来るようにともあった。
日時も場所も書かれていない招待状。議長の瞳が小刻みに震えた。書かれていた言葉は、亡き息子が幼い頃に口にした言葉だった。なぜ運命の子がこれを知っているのか。議長は手紙をジャケットに突っ込み、馬車を用意しろと叫んで書斎を飛び出した。ロマンは呆然とその背を見送った。
***
私は侍女のユニに十回キスをしてあげた。招待状を誰にも知られず届けてくれたお礼だ。利息だと言って反対の頬も要求してくる元高利貸しの侍女に、もう一度チュッとしてやると、満足げに部屋を出ていった。
あとはただ、庭の隅のガゼボで議長を待った。日がすっかり沈む頃、あちこち探して走り回ったのか肩で激しく息を切らした議長がやってきた。挨拶も抜きで、なぜあのことを知っているのかと詰め寄る。私は聞きたいことがあると切り出した。息子にどれくらい会いたいのか、また会えるならどんな代償でも払えるかと。議長は魂だって売ると答えた。
私がエトワールを手に取ると、議長は怒鳴りつけるように問い詰めてきた。自分の質問に答えてくれと。その時、ガゼボの後ろから控えめな声が聞こえた。子供に怒鳴ってはいけませんよ、と。議長は首を回すこともできず硬直した。瞳孔が見開かれ、さっきまで私に向けられていた怒りの視線が揺らぐ。到底信じられないといった様子で、彼はゆっくりと顔を向けた。
ルイ・ヌアノクは、青ざめた父親を見て切なげに微笑んだ。議長は息子を凝視したまま、どんな細工をしたのか、悪趣味な見世物か、誰の命令で愚弄するのかと冷ややかに言い放った。しかしその視線は細かく震えていた。ルイは込み上げる涙を耐えるように唇をぎゅっと噛みしめると、静かに語った。パンケーキを一緒に食べるという約束を守れなくてごめんなさい、と。自分たちだけが知るその言葉に、議長の顔が苦痛に歪んだ。常に威圧感に満ちていた肩は力なく丸まり、そこにいたのは権力者ではなく、息子を亡くした孤独な老父だった。
私は議長の袖を引っ張った。魂を維持するのがどれだけ大変か、もうすぐ消えてしまうのだから早く何か言ってと急かした。ただでさえブネが去って力が抜けているのに、息子を恋しがる議長の姿が放っておけず、無理をして魂を留めていたのだ。ルイが恐る恐る近づくと、議長はなりふり構わず息子の肩や胸を拳で何度も叩きつけた。愚か者、出来損ない、なぜ私を置いて先に逝ったのだと。溢れる涙に顔を濡らしながら、自ら命を絶ったのかと問うた。
ルイは膝をつき、あれは焦るあまりの事故だったと答えた。不甲斐ない自分だったから、父の誕生日にスピネルを贈りたかったのだと。父への気持ちは恐怖よりも尊敬と感謝と愛のほうがずっと大きかったのだと。議長は子供のように声を上げて泣いた。ルイの姿が消えてしまうまで、ずっと。
***
すっかり気力を失った様子でガゼボに座る議長に、何と声をかければいいか分からなかった。実の父親がいない私には見当もつかない。うーんと悩みこんでいると、議長が問いかけてきた。あなたは何者なのか、普通の子供ではないだろうと。私は何を信じて、議長にそれを教えればいいのかと返した。議長は魂を捧げるというのは本心だったと答えた。その眼差しが本物だと分かっていた。だからこそ危険を冒してルイに会わせたのだ。
ルイも去り際に父に釘を刺していた。自分はあのお方を大切に想う方の従者になった、もし父があのお方に危害を加えるなら自分の魂は安らがないだろうと。議長とは似ても似つかない容姿だが、脅しをかける姿はそっくりだった。もっともルイは他人の命ではなく、自分の命を盾にしていたけれど。彼は、父親に再会させてくれた私にひどく感謝しているようだった。恩を返せる、根のいい人物だ。
何より今の私には議長の助けが必要だった。子供である私がスピネルの変容場を所有する方法などない。議長は適度な物欲があり、家門や国よりも個人の利益を優先し、私が亡命しても被害を受けない立場にいる。それでも万が一に備え、ジャケットを脱いでポケットも裏返すよう求めた。魔道具も聖遺物も持っていないことを確認してから、私はようやく口を開いた。
私は三度回帰したの、そして今世で悪魔を呼び出したの、と。議長の顔が驚愕に染まった。
今度のパパは大悪党47話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

あぁ本当に、実際はお父さんだったんだね。息子を心配して愛している

ちょっと涙拭いてきます

自殺したんじゃないかとずっと思い詰めてたんだね・・・

ただ愛情を伝える時期を逃して見送ったことだけが傷だったんじゃなく、「自分が怒鳴ったせいで、怖くなって自殺したのかもしれない」という考えをずっと抱えていたのなら、本当に胸が張り裂ける思いだっただろうな

どんな言葉で慰めようか悩みつつも、まずはポケットから確認する徹底ぶりよ・・・

えっ・・・ちょっと待って、赤ちゃん・・・全部話しちゃうの????家族でも、愛する人にでもなく?

侍女たちのキャラ描写の細かさに一度惚れ、感動のストーリーに二度惚れました

「親を亡くした子は孤児、夫を亡くした妻は未亡人。けれど、子を亡くした親はあまりに悲しすぎて、呼び名が存在しない」という言葉を思い出しました

あの言葉を4歳児が言ったと想像すると、なんだか可愛くて笑っちゃう。舌足らずな声で真剣に・・・

いや〜ルブちゃん!こんなに潔く一行でぶちまけるとは思わなかった!せいぜい「悪魔を呼んだ」くらいまでだと思ってたのに

周りから「息子さんは自殺したんだ」って言われてたんだね、おじいちゃん。今まで辛かっただろうな

ポッポ(キス)に利息を取るなんて、さすが元高利貸し

こういうところが本当に好き。ある意味ではただ可愛いだけの小説に見えて、実は悲しみや傷を抱えた人たちが、お互いを癒やし合い克服していくんだよね

「不届き者め」と言いながら、「なぜ自分を置いて先に逝ったのか」というセリフを見たとき、あまりに悲しくて泣いた

変態でしみったれた意地悪じいさんみたいな奴が政敵じゃなくて良かったです。牽制し合える勢力があってこそ組織は長続きしますからね。ケチな小物どもは、すぐに片付けてくれるでしょう。ところで、議長の息子さんも、もしや謎の勢力にやられたんじゃないでしょうね? 本人は事故だと思ってるけど

本当に会わせてあげたんだね

ルブの初めてのお茶会に招待されたのが議長だなんて、公爵様や子供たちの反応が目に見える

議長を味方につけたのは、本当に神の一手。能力もさることながら、ルブが回帰したことを偽らずに自分の状況を打ち明けられる味方ができたことで、うちの子の心が少しでも楽になりますように

なんで議長を見ると、「ある日、お姫様になってしまった件」のアルフィアス公爵(イゼキエルのパパ)を思い出すんだろう? 性格は全然似てないのに、外見のイメージが重なるからかな?

あぁ「子は親が死ねば3年の喪に服して心が癒えるが、親は死んだ子を墓まで心に埋めていく」と言っていたのを思い出して
わたしの感想◎ルブレイン、議長に息子さん会わせてあげられたんだね!どんな理由だろうと、会えて本当に良かった〜
まとめ
あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました
48話
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