※未読の方はネタバレにご注意ください
Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
忘れられた野原39話あらすじ
バルカスは投げ出すようにタリアを座席に降ろした。鈍い痛みを感じて、タリアは彼を睨みつけたが、忍耐が限界に達した彼の表情を見て凍りついた。これ以上厄介事を起こすなと忠告したはずだと吐き捨てるバルカスに、タリアはすぐに反抗した。あなたごときが何様のつもりかと。名ばかりの皇女よりはマシだろうと冷ややかな嘲笑が返ってきた。
タリアは怒りがこみ上げ、起き上がってバルカスに殴りかかろうとしたが、彼のほうが一歩早かった。覆いかぶさるようにタリアの両腕の動きを封じ、無機質な眼差しで内出血した頬と黒ずんだ首筋をなぞるように見た。それが終わると、嫌気のさしたような溜息とともに告げた。ここにいる誰一人としてあなたを積極的に守ろうとはしない、皇太子がその気になれば命を保証できる者はいないと。タリアは鋭く叫んだ。自分が消えて一番せいせいするのはあなただろうと。
バルカスは否定はできないと答えた。予想通りだったが、タリアは心臓から血が流れるような痛みを感じた。彼は残酷なほど冷静に言葉を続けた。だが皇太子の立場が危うくなるのを放っておけない、自傷行為に耽りたいなら自分の手でなさるようにと。タリアは熱く込み上げる目頭に力を込めた。体を起こした彼の顔には堅物な騎士の仮面が張り付き、事務的に治癒術師を呼んでくると告げた。タリアは床のゴブレットを掴んで投げつけることで返答に代えた。銀のゴブレットが彼の胸元を叩き、地面に転がる。うんざりした視線を残し、バルカスは馬車の外へ出ていった。
タリアは荒々しく扉を閉めて鍵をかけた。必死にこらえていた涙がついに流れ落ち、嗚咽が漏れないよう口を塞いだ。喉に詰まった泣き声が息の根を締め付け、このまま窒息してしまいたいと願った。
***
ウルグラムの丘の頂には、ダリアン皇帝がオシリヤの独立を記念して建立したという、白亜の神殿だけがぽつんと佇んでいた。巡礼者たちはその前で足を止め、白く輝く壮大な建築物を畏敬の眼差しで見上げた。壁面に刻まれた祈祷文や英雄たちの彫像を眺めながら、彼らは宗教的な陶酔に浸った。しかし、皇太子は何の感銘も受けていないようだった。鞍から飛び降りたガレスは冷めた目で入り口を眺め、ここが二番目の聖地かと問うた。
前日から機嫌が最悪の皇太子に従者たちは気後れしていたが、バルカスだけはいつも通り淡々と、常駐している司祭がいないため自分たちで儀式の準備を整えようと告げた。妙な敵意を宿した瞳で睨んだ皇太子は、もたもたせずに早くしろと背を向けた。随行員たちは馬車を止めて荷を下ろし、第一皇女と第二皇女の従者たちも合流した。兵士が天幕を設営し、使用人が香炉や聖盤を磨き上げ、侍女たちが皇太子と第一皇女の身支度を手伝い始めた。
少し離れた場所からその光景を見ていたエドリックは、タリアが閉じこもっている馬車の前へ歩み寄った。儀式に参加するなら着替えを勧めねばならない。だが言葉が出てこなかった。昨晩の第二皇女の姿を思い出すと、胃がねじれるような感覚に襲われた。ノックをしようと上げた腕を力なく下ろしたエドリックは、少し離れた場所に設置された皇太子の天幕に目を向けた。そこには、使用人たちに浴槽に湯を張らせながら椅子でワインを啜る太平楽な姿があった。
実の妹をあそこまで痛めつけておきながら、微塵の罪悪感も抱いていないようだな、と口の中が苦くなった。皇太子が第二皇女に手を上げているという噂は聞いていたが、まさかあれほどだとは思わなかった。華奢な体の女が山のような男に殴られ首を絞められてもがいていた光景が蘇り、エドリックは拳を握りしめた。シアカン卿が近くにいたからよかったものの、下手をすれば凄惨な悲劇だった。どうせ意地を張って参加しないだろうと背を向けかけた時、背後でガタンと音がした。
振り向くと、馬車の入り口に腕を組んだタリアが立っていた。何事もなかったかのような傲慢な表情で降りてきて、侍女たちを呼ぶよう顎で合図した。きょとんとするエドリックに、顔も頭も悪い上に耳まで遠いのかと暴言を浴びせた。身なりを整えるから今すぐ呼べと。生まれて初めての暴言に呆然としつつも、すぐに使用人たちを呼び集めた。
毒舌を振るうタリアの姿に、エドリックは安堵の息をついた。昨夜、治癒術師が傷を治したとはいえ、一日中まともに食事も摂らず過酷な苦難を強いられた体だ。寝込むのではと心配していたが、ピンピンしているようだった。考えてみれば、絶体絶命の淵でさえ皇太子を嘲笑ってみせた女だ。そう簡単に気骨は折れない。エドリックは力なく笑い、水を汲んでくるよう使用人たちへ指示し、部下には制服を整えるよう命じた。第二皇女がようやく皇家の伝統儀式に参加する気になったようだ。近衛騎士として万全の体制で補佐するつもりだった。
忘れられた野原39話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

エドリックは徐々にタリアに感染しているところです¥

タリアは愛情不足のため、バルカスに対して愛憎が混ざった行動を示しているようです。皇后にしていたように、バルカスの関心を得るにはそれしかないと考えているからだと思いますが…

タリアは愛情をきちんと受けたことも、誰かと正常な関係を持ったこともないため、体だけが成長し、内面は幼少期から育たなかったように見えます。そのため、誰かへの好意の気持ちをどう表現すればよいか分からず、ただ抑えようとしますが、それはどう思うようになるのでしょうか。つまり、自分にも相手にも怒りを抱くこともあります。バルカスの中身が気になってたまらないです

今回の話を読んで、バルカスが後悔男として転がされる様子を見たいです。本当にタリアが自分の言うことを聞いて自害したら、どうすればいいのでしょうか…

エドリック、険しい旅路で息つく隙は君しかいない

エドリックがいてくれて良かった

でもセネビアはメイド出身でもなく、見たところ公爵家の子女だ。私生児扱いもあまりにもひどいのではありませんか?父は皇帝で?もちろん、あの時代に皇妃やそのような概念がなければ、不倫とはいえ、あれほど軽蔑される立場でしょうか?

バルカスにも切実な何かがあるの?それを先に見たいな

エドリック、実は姉が10人くらいいるんじゃない?回復力最強

エドリック!皇太子が暴行し、罪悪感を感じていないと考えるあなたは、タリアの直属近衛騎士になる資格があります!

タリアとバルカスが互いに向かい合って笑う日が来るのか
わたしの感想◎自分が消えてせいせいする人でしょう?とタリアに訊かれて、バルカスがそれを否定しないなんて、あれは悲しいよ
まとめ
忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました
40話
コメント