忘れられた野原ノベル53話あらすじ・原作小説レビュー

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忘れられた野原
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※未読の方はネタバレにご注意ください

Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。

ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。

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忘れられた野原53話あらすじ

死者の名が記された羊皮紙を司祭に手渡していたバルカスが、ふと顔を向けた。タリアは慌てて視線を落とした。夏の陽光の下、何もかもが露わになった自分の姿が惨めだった。ターレン家の魔法使いが、第二皇女には至急治療が必要なため入宮手続きは省略してほしいと告げた。応答がなく、タリアが顔を上げると、眉間に皺を寄せたバルカスがじっと彼女を見つめていた。他人の手が触れるだけで拒絶していた女がおとなしくしているのが不思議だったのか。

彼が、ゆっくり視線を下げた。冷ややかな眼差しが魔法使いの手に留まり、スカートの裾へ、力なく投げ出されたふくらはぎへと移る。包帯に滲むどす黒い血の跡を見つけたのか、眉間の皺が深くなり、鋭い視線が魔道士たちに向けられた。魔道士は気にする様子もなく、陛下もご理解くださるはずだと穏やかに付け加えた。口を閉ざしたままの彼に代わり、清らかな声が不意に答えた。大勢の侍女を引き連れて広場を横切ってくるアイラの姿に、タリアは顔をこわばらせた。

アイラはバルカスの傍らに立ち、いたわりの色を浮かべてタリアを見下ろした。不自由な体で過酷な旅路を越えてきたのだから早く休むべきだと。タリアは同情の入り混じった生ぬるい視線に屈辱が込み上げ、指一本でも動かせるならその瞳を抉り取ってやりたかった。アイラは穏やかな笑みのままバルカスの腕に手を添え、陛下には自分から話しておくと言い、彼を促した。微動だにしなかった男がようやく足を動かし、遠ざかっていく。タリアはその後ろ姿を未練がましく見つめ、やがてそっと瞼を閉じた。

魔導士たちは本宮を抜け、華やかな建造物の前に出た。タリアは巨大な怪物の内臓に吸い込まれていくような感覚に襲われた。大理石のホールを横切り、セネビアの書斎へ入ると、柱の間に隠された秘密の通路が現れた。研究室に着くと、きつい香油と薬草の匂いが鼻を突いた。魔導士が陳列棚横の扉を開け放ち、タリアはベッドに降ろされた。何度も訪れたが一度も入ったことのない部屋だった。清潔な室内には奇妙な道具が溢れ、魔導士たちは用途のわからない器具を並べていた。屠殺場に連れてこられた仔牛もこんな気分だろうか。うなじが冷や汗で濡れていく。

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魔導士の一人がまず傷を確認すると告げた。スカートの裾がまくり上げられ、タリアは体を強張らせた。包帯を解いた男が舌を鳴らし、思ったよりひどいと言った。冷たい手で膝を触診しながら、中途半端に骨を接いだことが仇となり、このまま塞げば神経が麻痺して一生足が使えなくなると告げた。人間の未熟な魔法だと愚痴をこぼし、ナイフを手に取ってやり直すしかないと言った瞬間、タリアの喉の奥から荒い啜り泣きが漏れた。真っ青な彼女の顔に気づいた魔導士が顔の布をどけ、口角を上げてみせた。安心させるつもりだったのだろうが、それは魚が無理やり人間の表情を真似ているかのようで、かえって血の気が引いた。

以前と同じ状態には戻せないが歩けるようにはすると男は続けた。タリアはやめてと訴えた。同じになれないなら耐える理由はない。そう叫びたかったが、すすり泣きが漏れるだけだった。枕元で睡眠効果のある薬草が燃やされた。タリアは呼吸を止めたが長くは持たず、煙を吸い込むと視界が遠のいた。抗ったが、やがて気絶するように眠りに落ちた。

* * *

湖の上に雨粒が落ちていた。夢だと気づいた。古い記憶の風景だった。14歳のタリアは巨木の下で丸まり、灰色の水面を親の仇のような目で見つめていた。びしょ濡れのバルカスが近づき、かくれんぼはもう終わりかと問いかけた。皇宮中を探し回ったのか、隙のなかった着こなしも髪型もすっかり乱れている。タリアは険しい目で睨み、泥を掴んで投げつけた。あっちへ行けと怒鳴り、アイラのところへ行けと叫んだ。

華やかな制服に汚れがついてもバルカスは微塵も動じず、その反応がかえって火に油を注いだ。彼は短く溜息をつき、隣で片膝を突いた。そうしたいのは山々だが、殿下が16歳になるまでは離れられないのだと。タリアは惨めにも涙がこぼれそうだった。悟られまいと意地悪に口角を歪め、あと2年も顔を見るなんて最悪だと、世界で一番嫌いだと罵り続け、最後に馬の臭いがすると付け加えた。彼の眉がぴくりと跳ねた。バルカスは清潔さに病的なこだわりを持ち、いつも石鹸の香りが漂っている。言いがかりだと百も承知のはずだったが、指摘する代わりに上着を彼女の肩に掛け、背筋を伸ばした。残りの小言は別宮で伺うから立つようにと促し、彼女の唇が紫色になっていると告げた。

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忘れられた野原53話レビューまとめ

韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

馬の匂いがすると言われたから、その後ミントの香りをまき散らしていたバルカス。脱臭に優れています。

バルカスのすべてが好きなわけではないけれど、タリアの泣き言を我慢して受け止めるところは正直すごい。男性主人公の資格がある

それでも治療はしてくれるんですね、よかった。バルカスはタリアの気持ちを知らないだろうと推測していたけれど、ここまでくると、タリアが自分をひどく嫌っていると強く勘違いしているのでしょう

タリアがあんなにヤマネコみたいに嫌がって振る舞うから、バルカスは本当に自分のことが嫌いだと勘違いしちゃうよね

バルカスは本当にタリアが自分のことを好きだということをまったく知らないんですね

タリアは一度もバルカスに自分の本当の気持ちを表現したことがなかったようです。それならバルカスが彼女の気持ちをわかるはずもない。二人とも反省してほしい。

バルカスの視線が向く場所だけ見ても・・・バルカスはタリアを愛しているのではないですか? いつ頃気づくの? アイラがとても嫌です

推測――1. バルカスはタリアに対する自分の気持ちを自覚していない。2. タリアに嫌われていると思い込み、心を断った

展開が遅いのは確かだけれど、内容がないとは感じず、むしろこれがどう展開されるのかとても期待している

バルカスの所有欲は冗談じゃないですね。タリアを抱えている手を睨んでいるんだから

大人でも手術は怖いのに、心の支えもいない中でどれほど恐ろしかっただろう。抱きしめてあげたい。魔法使い様、どうか足をしっかり治してください

バルカス、本当に何もしないね・・・

セネビアもエルフの子孫か魔法使いのようですね。どうやってその地位に上ったのか気になります

わたしの感想◎護衛騎士時代のエピソード、素直じゃなかったタリアに、バルカスもアイラのところへ生きたいのは山々だとか、二人とも貴重な時間に勿体ない過ごし方

まとめ

忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました

52話

54話

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