忘れられた野原ノベル86話あらすじ・原作小説レビュー

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忘れられた野原
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※未読の方はネタバレにご注意ください

Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。

ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。

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忘れられた野原86話あらすじ

タリアは煮えくり返る怒りを抑えきれず、枕をつかんでバルカスに投げつけた。言いたいことがあるならはっきり言えと叫んだのだ。枕が彼の後頭部を直撃したが、薬瓶を確認していたバルカスは、冷ややかな視線を肩越しに向けただけだった。タリアが背もたれに身を寄せて構えていると、彼は小さくため息をつき、ベッドの脇に膝をついた。

手を出すよう求めた彼は、彼女の手を引き寄せて明かりに照らした。手のひらの皮膚が腫れ上がっていた。舌打ちとともに、どろりとした液体を注がれる。ヒリヒリする感触にタリアは腕を引こうとしたが、手首をがっしり掴まれて動けなかった。 打撲によく効く薬だと、ぶっきらぼうに答えた彼は、薬をまんべんなく塗り広げた。

長くしなやかな指が肌を撫でるたび、痺れるような感覚が広がった。耳元が熱くなるのを感じながら、もういいと腕をねじらせたが、じっとしていろといつもより低い声で制された。 手のひらの筋をゆっくりなぞる手つきが、どこか艶めかしく感じられた。 不意に彼が、手首の痣を指摘した。タリアは喉の奥で辛うじて唾を飲み込んだ。なぜ肝が冷えるような心地がするのか分からなかった。 彼の顔色をうかがいながら力を込めて腕を振りほどき、部屋から出て行くよう告げて背を向けた。しかし、ぐいっと体を引き戻された。

覆いかぶさるように上体を曲げたバルカスが、なぜ宴会場に来たのかと問い詰めた。タリアの顔が歪んだ。結局それが彼の怒りの原因だったのだ。毒を含んだ視線で問い返した。自分はこの城で一番身分が高いはずなのに、なぜ囚人のように閉じ込めるのかと。 人前を避けていたのは彼女だろうと指摘され、胸の奥底の憤りが頭をもたげた。

彼の肩を荒々しく突き放し、両膝を抱え込んで睨みつけた。こんな醜い姿になったから避けていたのだと訴え、たとえ自分が恥じていても、あなたまで私を隠そうとしてはいけないのだと非難した。 彼の喉仏に筋が浮き出た。忍耐をかき集めているような表情が、さらに彼女の心を逆なでした。

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タリアは残った枕を振り回しながら、まくしたてた。噂を聞くために忍び込んだのだと。自分の処遇を知ってこそ生き残る道を探せるから、ドレスの代わりにローブをぐるぐる巻きにして潜り込んだのだと。飛んでくる枕を掴み取った彼が、彼女をベッドに押し倒した。手荒な力で薄い布が裂け、真っ白な羽毛が四方に舞い散った。 舞う羽毛を見上げながら荒い息を吐くタリアの手首を、バルカスが暗い眼差しでベッドに押さえつけた。抑えた声で、近々継承式を行い、その場で東部の大公妃として正式に紹介すると告げた。

ダリアは全身の産毛が逆立つのを感じた。それが運命のせいか、目の前の男のせいか判断がつかなかった。彼女の頬に張り付いた髪を払いながら、その時まで大人しくしていてほしいと穏やかに続けた彼に、充血した目で睨み返した。彼の肩に降り積もっていた羽毛をもどかしげに払いのけたバルカスは、ゆっくりと体を起こし、やがてドアが開閉する音が響いた。タリアは彼が去った跡をぼんやり見つめ、布団を頭まで引き上げた。

***

残酷な歓迎式以来、ラエドゴ城には重苦しい緊張感が漂い始めた。横柄だった侍女たちは薄氷を踏むように慎重になり、護衛兵たちは彼女が部屋を出るたびに息を殺して目を伏せた。皇女を粗末に扱えば次期大公の怒りを買うという噂が広まったらしい。無礼を働いた家臣が命を落としたための誤解だったが、タリアはあえて正そうとしなかった。侮られるより恐れられる方が安全だった。媚びへつらえば頭を踏みにじられる。長い年月をかけて体得した処世術だった。

目の前の退かない侍女たちに声を荒らげると、侍女長が悲壮な顔で、本日午後に継承式が行われると告げた。一週間も経たないうちに挙行するとは思わなかった。 顔を青ざめさせてバルカスの所在を尋ねると、大司祭と接見中で、調整が終わり次第すぐに式を始めるという。当日まで知らせるなという彼の指示だったと、侍女長がため息まじりに明かした。

彼の意図は察しがついた。自分が隠れたり逃げ出したりすると思ったのだろう。今も例外ではなく、逃げ出したい衝求に駆られて窓の外を眺めた。 まだ時間はあるとなだめる侍女長に、神経質な目つきを向けたタリアは、やがて気圧されたように、自分は何をすればいいのかと呟いた。東部の伝統衣装を準備してあると告げた侍女長は、中部の侍女には馴染みのない装束なので、今回は自分たちに身支度を任せてほしいと願った。

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忘れられた野原86話レビューまとめ

韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

タリアも可愛くて面白い。他の子は手で叩くのに、彼女は枕で叩くなんて

これまでのタリアの要求の中で、一番まともで妥当だった。「私が自分を隠そうとするからといって、あなたまで私を隠そうとしてはいけない」――タリアがこんなに賢明なことを言えるなんて驚いた。バルカスが当然考慮すべき状況だった

バルカスがタリアのことを知り尽くしてて退路を断っちゃうのが面白すぎる。その一方でメイド長、主人の板挟みになってそれなりに苦労してる

これって本当に「治療」なのかな? バルカス、また下心満たしてる

でも治療を一回してから、痛いっていう話も睡眠草の話もなくなった

バルカス、何回叩かれてるの。巨漢の男を一撃で貫くのに、160cmにも満たない夫人に叩かれて暮らす東部の支配者

バルカスの瞳に宿る濃い影・・・また罪悪感を感じてるみたい。二人ともちゃんと話し合って、愛する人をすり減らすような真似はやめて

タリアの言う通りだと思う。弟たちの態度や東部の人たちを見れば、隠そうとすることが状況を悪化させるだけだったはず

タリアが伝統衣装を着たのを見て、バルカスが絶句するシーンください

バルカスがタリアに歩み寄るとき膝をつくシーンが何度か出てくるが、まるで許しを請うているよう。乱れた髪をしきりに整えてあげるのも、事故の後に初めて見たタリアの姿がボサボサの髪だったから、あの日を思い出してつい整えてしまうんじゃないかな

「穏やかに言葉を続けた」っていう描写、バルカスがタリアをどれほど大切に思っているか伝わってくる表現で好き

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タリアが生き残る道を探るためにあそこに来たと言った途端、すぐ継承式をやるって。タリアが去ってしまうんじゃないかとヒヤヒヤしてるんだね。完全に図星を突かれた

キスしたいけど飲む薬じゃないから・・・。キスできない代わりに、手のひらをあんなに優しく長く撫でていたの?

タリアがメイドたちに怒鳴らずに「どうすればいいの?」って聞くなんて、すごい進歩! バルカスに関係する継承式だからなのか、落ち着いてる

タリア、その「なんか変な感じ」っていう直感は正しい。相手がバルカスだから確信が持てないんだろうけど、あいつは昔から下心をたっぷり満たしてた

バルカスがタリアの手を治療する時間は、敵を殺す時間より長そう

バルカス・・・お願いだから言葉を飲み込まないで。タリアの半分でいいからもっと喋って

タリア・・・夫を叩くのはもうやめてあげて・・・ひどすぎる

バルカスもあえてあの噂を止めないのを見ると、タリアを守るために都合が良いと判断したんだろう。バルカスがタリアの健康や安全に関しては一切妥協しないところ、すごく好き

宴会の直前、部屋で自分を隠そうとするバルカスに「私が恥ずかしいの?」って聞いていたけど、あの時タリアの不安と不信感はピークに達していたんだろう。バルカスがタリアに信頼を植え付けない限り、解決しない問題

バルカスの父親とはまだ挨拶してない。継承式で会うのかな。義父になる人だから・・・果たしてどんな目で見るんだろう

バルカスが決闘を止めようと飛び出したのをルーカスが強く掴んで、手首にアザができたのをバルカスが見たんだね

護衛兵たちがタリアを見ると目を伏せるようになった描写で思ったけど、バルカスがタリアを隠したがるから、ダレンやタイロンが護衛兵たちに「顔を見るな」って命令したんじゃないかな

タリア、大事な日は準備に協力的だよね。東部の服を着たタリアを他人がジロジロ見るのを、果たしてバルカスは耐えられるのか

以前、アイラがセネビアを見て「黄金色の悪魔の寓話」を思い出すと言っていたけど・・・。仲の良い兄弟が悪魔の授けた金の塊を見て欲にかられて殺し合うという内容。セネビアが悪魔、タリアが金の塊、仲の良い兄弟はガレスとアイラみたい

わたしの感想◎あなたまで私を隠そうとしないで、というタリアの主張、伝えられてすごく良かった。会話が大事だよ~

まとめ

忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました

85話

87話

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