※未読の方はネタバレにご注意ください
Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
忘れられた野原90話あらすじ
タリアがこわばった表情で振り返ると、バルカスは巡回中は行動を共にし、馬車も宿舎も同じにすると告げた。タリアは心臓がどきりと跳ねた。恐怖か、長年彼女を苦しめてきた感情か、自分でも分からなかった。翡翠の飾りをいじりながら、わざわざそうする必要があるのかと焦燥を滲ませた。
バルカスは答えず、タリアは畳みかけた。世間はこの結婚の内情を知っている、今さら仲の良い夫婦のふりなど失笑ものだと。バルカスは深く息を吐き、仲睦まじく見せる必要はない、夫婦関係が可能な雰囲気に見えれば十分だと答えた。タリアは衝撃に目を見開いた。”夫婦関係”というのは、自分の思っているそれだろうか。禁欲的な顔を呆然と見つめていると、夫婦になった以上、結婚した貴族にどのような義務が伴うかくらいはご存じだろう、自分たちが正常な夫婦に見えるだけで互いの立場にプラスになると平然と続けた。
タリアの顔が真っ赤に染まり、つまり夜を共にする仲に見えなければならないのかと震える声が漏れた。あからさまに言うならそうだと、目元に微かな皺を寄せて答えた。笑っているようでもあり、顔をしかめているようでもある、奇妙な表情だった。
タリアは唇を噛みしめ彼を観察した。薄い絹の下の逞しい肉体、広い肩幅、繊細な筋肉の胸部、しなやかな腰。急に息苦しくなり視線を落とすと、薄いスカート越しに自分の細い脚が見えた。母ですら気味悪がった傷跡。乳母でさえ体を洗うたびにいたたまれなさを隠せなかった。それを彼にさらけ出すと考えただけで背筋に冷や汗が流れ、嫌だ、領民の目を気にしてくだらない芝居なんてしたくないと尖った声を張り上げた。
その時、大きな手がこわばった手の甲を覆った。冷え切った手を強く握り、バルカスは芝居をしろと言っているのではなく、共に時間を過ごしていると対外的に示すだけでいいのだと、命令よりも懇願に近い響きで告げた。その響きが拒絶の言葉を押し留めた。疲労がにじむ彼の顔を見つめた。バルカスの立場も不安定なのかもしれない。自分が引きこもる間、彼は地位を固めるため休みなく自分を追い込んできたのだろう。
もしアイラがここにいたなら、持ち前の統率力と威厳でバルカスの足場を固めたはずだ。こんな頼みを彼がすることも不要で、二人は正常な初夜を過ごした後、自然に夫婦の関係を築いていただろう。宿敵のように唸る自分にさえ寛容な彼が、アイラに対しては、それ以上であればこそ、決してそれ以下ではなかったはずだ。機会があるたびに自分に触れようとするように、アイラの体にも躊躇なく手を伸ばしたに違いない。彼女の頬を愛おしそうに撫で、腰に腕を回すバルカスの姿が浮かび、想像の中の二人は、それ以上のことさえもためらうことなく及んでいた。考えるほど心臓が火傷のように痛んだ。
タリアは荒々しく彼の手を振りほどき、窓の外へ視線を逸らした。好きにすればいいと告げた。重苦しい沈黙の中、彼の表情を確かめたかったが怖くて、騎兵たちを眺めるふりをした。やがて角笛とともに馬車が動き出し、城門を抜けると広大な野原が広がった。空と地平が交わる平原の上を、激しい突風が吹き荒れている。
黄土色の草原を眺めながら横目で盗み見ると、バルカスも野原を見つめていた。太陽が彼の顔に眩い逆光を投げかけている。得体の知れない感情に胸が締め付けられた。この美しい大地で彼と過ごさなければならない。自分は、ようやく築き上げた心の壁を守り抜くことができるだろうか。
***
ルーカスは迷いなく手綱を振るった。数日ぶりの乗馬に愛馬トゥルガンは荒い鼻息で草原を駆け、鐙を踏みしめて立ち上がると乾いた風が体をかすめた。恐ろしいほどに爽快だった。列を乱すなとタイロンが怒鳴った。家臣の嗜みを教える名目で同行の許しを得たのだから勝手をするなと叱られ、忌々しげに手綱を引いた。大公の従騎士として馬車から離れるなと告げられると、兄は自分がうろちょろするのを嫌がるはずだし、あの女も同じだろうと皮肉り、後方の馬車を見つめた。殴られた頬はまだむず痒く、二日経ってようやく腫れが引いたところだった。
あの女に何をされたか見ていただろうと唇を尖らせると、タイロンはルーカスが相手のうなじに鼻を近づけたのも見ていたと返した。図星に顔を赤くし、妙な匂いを嗅いだだけだと弁解したが、どう言い繕っても変態にしか聞こえないと呆れられた。二人とも礼法を学ぶ必要がある、先代が病床に伏しているのをいいことに自由に振る舞いすぎたと言われ、すっかり兄に籠絡されたなと睨んだ。タイロンは否定しなかった。長老たちはバルカスの過激な言動に懸念を示していたが、血気盛んな戦士たちは熱狂的に支持していた。正直ルーカス自身もバルカスの圧倒的な武力に半ば魅了されていたが、素直に認める気にはなれず、自分の無礼は認めるがあの女も相当だと反論した。
タイロンは冷ややかに、あの方は皇族であり大公妃だから言葉を慎めと告げ、首を切る仕草をしてみせた。シアカン大公を前にしても毒舌を振るう方だ、東部の平和のためにもあの方の癪に触る真似はするなと警告した。
忘れられた野原90話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

現在、バルカスはタリアが自分のことを嫌っているため、一緒に時間を過ごしたくないと考えている。タリアはバルカスがとても好きだが、自分の脚のせいで一緒にいたくない。この距離感をどうすればなくすのか。お酒を飲むべきか?正気でいると、絶対に自分の気持ちを見せてくれないと思う

寝床の話を持ち出すと、あの可愛い顔が赤くなり、自分の体をちらちらと目で探り、頭を深く垂れ、また自分をじっと見上げて、パッと頭を向けてしまった・・・バルカスは狂いそう

タリア、口がうまくバレたね。タリアの辛辣な言葉に慣れたから、特に何も言わなかったみたいだけど、みんなビビってた

重要な瞬間にお願いするバルカス。タリアは調教界の第一人者

タリア、あなたとアイラは違う。機会があるたびに触るのは君だから。アイラなら絶対に触らなかった。あいつは要求てやっと聞いてもらえる・・・バルカスの気持ちをちょっと分かってくれ!

アイラという名前は、実際に見るだけで私にも発作ボタンが・・・見た瞬間、イライラする・・・怒っている

バルカスが計略男子だと信じたい

馬車の中に閉じ込められているのに、絶頂期にある二人の間で、何事も起こらないわけがない

タリアがバルカスを嫌っているという誤解は、今日もただ固くなるだけ・・・タリアがあまり純真でなければ、バルカスが自分に対して手口を使っていることに、すでに気付いていただろうに。すべての東部の人々は、さらには空気が読めない戦士でさえ、バルカスがタリアに何と語っているかすべて知っているのに、当事者だけが知らない!当事者だけ!!!

愛を受けたことのないタリア・・・拒絶だけを受けたタリア・・・劣等感に満ちたタリア・・・まだバルカスが他人の男性だと考えているタリア・・・

これからは一緒に過ごさなければならない。→巡回旅行の際は、ずっと同じ部屋を使い続けなければならない。→ラエドゴ城に来ても、引き続き一緒に部屋を使わなければならない。→ずっと貼り付けておくと・・・いつかは打ち明けるだろう・・・本音を・・・?

タリアは足の傷のために、前向きにも否定的にも近づいてくる・・・一緒に部屋を使いながらバルカスがタリアの脚をきちんと見る日、何事もなかったかのようにしっかりと抱きしめるだけで、タリアの内面が変わっていそう。バルカス!!!タリアに、せめて「大丈夫」とでも言ってくれ!!そうすればタリアが君の気持ちを知るよ

タリアが好きにやれと言った。バルカス、もうリミットはない!やりたいことは全部やってくれ!!後でタリアが戸惑って何か言うと「ご自由にやるようにと言われたのは、あなたでした」

次の回から15歳のルーカスの中二病が始まる。心の中でうなるような気持ちで、いつか一度は戦ってみようという心意気だが・・・あの凶悪な義姉様は毎朝顔が赤くなり、兄と目が合うと恥ずかしがる、優しい少女のような姿は驚くほど美しく、目が眩むほど。あんな奴は透明人間扱いしちゃう。代わりに兄様の警告的な眼差しだけが飛んでくる

第1幕でバルタリャ関係において大きな分岐点となった場所の背景が遠征だったので、今回もこの旅路は関係の変化において重要なエピソードになるだろう。ああ、とても胸が高鳴る

バルカスはタリアに対して好きだという直接的な表現や言葉を一度もしたことがなかったので・・・タリアが何でもあのように考えるのも理解する

どう見ても、人々の視線を言い訳に手口を張っているように見える。触れることに慣れさせたので、次のステップに進むのか?頭の中では、タリアが逃げられないように、綿密に包囲網を狭めてくる絵が描かれている。途中の変な表情は、タリアが可愛くて笑いをこらえていたからか?

バルカスの支持者が増えてよかった。堅い支えが安定した地位を築き、安定した地位が安定した夫になるための重要な条件ではないか。美人に絡まれるハエを取り除くほどにならなければならない。ましてや、妻が帝国最高の美女である状況なので
ルーカスの初恋は義姉になるんだね

バルカスは長く息を吐いた。もう一度読んでみると、ため息ではなく息だった。バルカスが勇気を出して言ったような感じ。やっと本音を語り始めたと言えるか、貴族の義務を口実にして

重い沈黙が降り注いだ。彼の表情を確認したかったが、怖かった。笑っているのだろう

第37話でバルカスはアイラと本当にキスしたのか?アイラのつま先立ちに躊躇なく頭を下げたという表現を見ると、初めてではないよう。それでもタリアは、あれを全部見てもバルカスが好きで、本当に可哀想。これからの生活がうまくいくことを願っている

傷つくかもしれないと、しっかりと積み上げた壁。それほど愛した人と結婚までしたのに傷つくことが怖くて、しっかりと心を閉めているタリアがとても可哀想

後で二人が心通いで寝るときにバルカスがタリアの傷にキスできたらいいな
わたしの感想◎アイラだったら、とタリアが想像する内容が、確実に間違っていると思うのだけれど、そう思っているタリアがかわいそうだった
まとめ
忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました
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