※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない276話あらすじ
メンドーサ宮の南側には様々な別宮があり、そのなかでも皇后所有の豪華な田舎風小屋は特別で秘密の場所だった。年に数日だけ解放されるが、招待されるのは一部のカイエターナお気に入りに限られ、6人〜機嫌が良いと30人ほどが招待された。イネスは皇太子妃時代、最初の流産を経験するまでは「6人」の無条件に招待されるうちの一人だった。流産が繰り返されると30人に入るのすら難しくなり、カイエターナがイネスを嘲笑したい時だけ招待されるようになった。
カイエターナにイネスの来訪が告げられる。昔の記憶のなかの顔が、違う表情でイネスを迎えた。嬉しそうなふりをしてみせたイネスは、この場所に彼女の過去の友人たちがいることに気がついた。今よりもずっと若かった17,18歳の年齢でイネスと腕を組んでこの宮に出入りしていた彼女たちがそれぞれ成熟した姿で座り、イネスを好意を込めて見つめていた。
皇后の右腕、ヤルガバ侯爵夫人がイネスを抱擁で迎える。不快な気持ちを抑えてイネスは応対した。自分の娘が結婚を控えているので、イネスと親しくなりたいのだった。エスカランテ家の混乱はまだそれほど外部には影響を与えてはいなかった。イネスの母であるヴァレスティナ公爵夫人が健康状態を理由にペレスにすぐ帰郷し、エスカランテ公爵夫人も倒れてしまった今、イネスはメンドーサにおいて両公爵家を同時に象徴する唯一の女性だった。
イネス・エスカランテの昔の姿を思い出す者はもはやいなかった。生まれつき自然に人々の視線を集め、どこにいても場の雰囲気を自分中心に持っていく魅力は単に身分や美しい外見によるものだけではなかった。いくら美しい外見と洗練された体つきを持っていても周囲からの羨望が伴わない人物もいる。長く待った末に結婚式を上げて、しばらくの間話題の主人公だった皇太子妃がもはや存在感をうしなったように。
この別宮に来たのは初めてですねと話すヤルガバ侯爵夫人に、イネスはこれまでは機会が得られず、と答えた。実は自ら招待を断り続けてきたのだが、事情を知っているヤルガバ侯爵夫人も知らないふりをした。カイエターナは自分の甥の嫁になるイネスを早くから教育しようとしたが、イネスは非協力でダメなヴァレスティナの娘をこれまで徹底してきたのだ。
イネスの今日の装いは、カルステラで普段に着る白いリネンのドレス姿にコルセットも身に着けていない状態だった。広いつばの麦わら帽子につけた長いリボンが唯一華やかな簡素な服装が周囲の視線を引いた。田舎風小屋と庭、という場に合わせてみなわざと軽い服装をしてきてはいるが、富と権勢の象徴である身なりにそこまで大胆な変更は加えられず、メンドーサの人々の服装は曖昧な格好だった。ヤルガバ侯爵夫人はイネスの服装を、すごく素敵でカイエターナの要求を最も理解していると言って褒めた。流行を作るのに敏感な数人の目が執拗にイネスのドレスを追い、近いうちにメンドーサで開かれるガーデンパーティごとにそのような服装が蔓延するであろうことは確実だった。
小心者の男たちはきっと、女たちがいきなりコルセットも身に着けず、パジャマのようなものを団体で着用しているのを見て、反乱軍に出遭ったかのように驚くことだろう。過去にイネスが乗馬パンツを履いてみせた時も同様だった。新聞に悪質なイラストと論評があふれ、イネスに友好的だった貴族たちでさえ衝撃と恐怖を見せたものだった。その時も流行は広がり、高尚ではないが魅力的な服装、に落ち着いた。
そういったことにイネスは癖のように幻滅を感じながらも微笑んでみせた。今はどんなつまらないことも必要だった。イネスの影響力の目に見える証拠となる、あらゆるつまらないものが必要な時なのだ。カルデロン提督時代にカルステラとエスカランテが刻印されたように。イネス・エスカランテとカルステラ、カルステラ海軍とカッセル・エスカランテ。エスカランテ小侯爵夫妻がカルステラを象徴し、カッセル・エスカランテが海軍の全てであるかのようにメンドーサの空っぽな頭に刻まれるために。
高貴なイネス・エスカランテの模倣にとどまらず、彼らがどこかの海沿いの田舎町と認識しているカルステラの文化を崇め、カルステラ風の何かを羨望させること。そのためにイネスは明るく笑いながら、飾り立てられた泥沼に一歩を踏み出した。
この結婚はどうせうまくいかない276話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

聞こえます。見えます

よく飾られた泥沼に歩いていくなんて、とても胸が痛い。でもイネス頑張って

イネス頑張って内助をするの?

イネスももう社会生活をしながら罠でも権力でもちゃんと作るつもりみたいだね!!!頭の回転速度がすごすぎる。賢い

そうもはや適当に生きていくという考えは捨てて、一度やってみよう

イネスの服装からカルステラの港が見えて、波音が聞こえてはクソ・・・とヤルガバ夫人の言葉を軽蔑するイネス。笑えるねイネスの社交生活

ぼんやりとしたドレスが瓶のように乱立することでしょう

イネス〜これからスタートだね

あの国の男どもはどの国の男どももそうであるように気が弱いな

カッセル編が暗闘+悲壮+真剣なら、イネス編は壮大+優雅+辛辣そのもの・・・

イネスは本当に生まれつきの支配者です
わたしの感想◎イネスが攻撃態勢に!かっこいい!!前前世で辛い思いをしながらも身につけた皇太子妃としての無双社交の経験がここで使えるんだね!
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
コメント
ある意味苦境に陥ってしまったエスカランテ家とお互いを守るために戦おうとするイネスもカッセルも素敵、皆に格の違いを見せつけて欲しい!
乗馬パンツのくだりですが、「イネスに友好的だった規則たちでさえ〜」とありますが、誤変換かな?貴族かしら?と思っています。
高速更新ありがとうございます❤️楽しく読ませて頂いています。
コメントありがとうございます!同感です!辛い展開が続いたので、二人の活躍が見たいですね〜。申し訳ありません「貴族」の誤変換です!教えていただいて、大変ありがたいです。訂正いたします。いつも読んでいただいて嬉しいです、ありがとうございます!!!