※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない318話あらすじ
涙を拭くようにイネスが差し出したハンカチを、カッセルは受け取ろうとしなかった。何も付けたくないと拒む彼に、イネスは自分の血がついていると失笑しながら、血だなんてどうして・・・と涙に濡れる彼の痛々しい表情に戸惑った。彼の感激はイネスの予想を超えていた。カッセルはこんなことをしなくてよかったのに、と繰り返した。大切すぎて触れないほどのものを必要ないと言う矛盾。本心のようだが、当然のように受け取っていたらそれも興ざめだったかもしれないけれど、これは・・・。
痛かっただろうに・・・彼がハンカチの赤い染みを愛おしげに撫でると、ただありがとうと言ってくれればいいのにと考えていたイネスの苛立ちは消えた。才能がない上に、馬車の中で急いで仕上げたからと言い訳すると、カッセルはやがて、まともではないけれど完璧と言われればそうかもしれないと頷いた。芸術だと言わんばかりに刺繍枠を聖遺物のように見つめ続けた。
彼の姿を見ていると、イネスは苦労したことなどすっかり忘れてしまった。ただ、もっと早く始めるべきだったと後悔した。もっとゆったりと、祈りを捧げるように。乱れた刺繍の文字を、まるでダイヤモンド鉱山でも贈られたかのように扱い、魂まで奪われたかのような彼の姿を見て、イネスは贈り物をした側でありながら申し訳なくなった。
夜中にこっそりベッドを抜け出していた理由もこれだね?と訊かれ、そうだと答えると、カッセルは涙をこぼしたままで笑った。ああ、本当にカッセルが言うように完璧なものだったらよかったのに。まともなものをあげられたらよかったのに。これはあなたへの祈りなのだから、私の真心なのだから。イネスは疼くような痛みを感じた。
あなたの妻に才能がなくてごめんなさいと謝った。威張ってやろうという計画は消え去った。彼は、いつだってより良いものを受け取る資格があったのに。あの時も、今も。イネスは、ささいな針仕事一つしなかったことを後悔したくなかったのとカッセルに告白した。自分が信じていなくても誰かが信じているのなら、迷信であっても構わないから。あなたが戻ってこれない日々に、一生後悔し続けることになったら嫌だから、と。
言い訳をしていると気づきながらも、イネスは言葉を止められなかった。カッセルは笑い、これを見るたび君を思い出し、君を思い出すたびに死にたくないと思うはずだよ。だから、これは決してただの迷信じゃないよ、イネス、と言った。それから、壊れ物を扱うように刺繍された名前をゆっくりなぞり、夢みたいだと呟いた。
イネスが勝手に名前を変えたことを詫びると、彼はこの方がずっと素敵だと答えた。文字数削減のための方便だったことは、永遠に隠すことにし、イネスは良心の呵責を葬り去り、再び彼を抱きしめた。見せびらかすなと忠告されても、他の奴らに自慢したいと言い張るカッセルと甘いキスを交わし、イネスは彼をソファに押し倒し、またがった。
***
浴槽で向かい合うカッセルは、さっきまでハンカチばかり見つめていたのに、今はイネスの手ばかり見ていた。涙が引いてから久しいが、彼女の指を見つめるカッセルの視線は相変わらず痛々しかった。痛くないと言っても、彼は聞こえていないかのように痛いだろうにと呟く。湯が冷めるまで、カッセルは彼女の指先に何度も触れていた。水中で彼女の足に弄ばれている自分の体など、まるで無関係な存在のように。
情事の間すべての指を舐め上げたのに、まだ未練があるらしい。不貞腐れたイネスは、足で彼を踏みつけた。呻き声を漏らしたカッセルが笑みを浮かべ、彼女の足首を掴んで引き寄せた。空気は一変し、イネスは抗わず彼の膝の上へ腰を下ろした。本当にまだしたいのかと問うと、彼は答えの代わりに、水中で彼女の臀部を強く掴んだ。せっかく我慢しているのに、と呟くカッセル。引き寄せられるままイネスの胸が彼の胸板に押し潰され、彼女は吐息を漏らした。
カッセルが低く声を殺すと、片手が下腹部へ這い上がってきた。もう時間がないから飛ばしてとイネスは急かすが、カッセルがイネスが怪我しないようにと優しく撫で回したことで、かえって刺激は激しさを増した。イネスはあなたをいじめていたら興奮したと白状し、自ら腰を浮かせた。ほぼ同時に彼が入り込む。冷たい水の中でもお互いの体は熱く、浴槽から水が溢れた。激しさが増すほど、瞳は鮮明さを増した。イネスは涙に濡れた顔で、カッセルのうなじだけを見つめ、やがて目を閉じて、彼の首にしがみついた。
***
イザベラはイネスとの去り際、メンドーサの知らせを一切カッセルに伝えないでほしいと頼んだ。海の上では出来る事はないから、知る必要もない。父親が死んでいるかもしれないと考えて何を見失うか分からないからと。イザベラはフアンの死と回復、両方の可能性を覚悟していた。カッセルが知ったところで何になるのか。刻一刻と変わる状況を、すべて伝えられるわけでもない。カッセル一人だけ、不確かな時間のなかに立ち止まらせてしまうと。
イネスも同意せざるを得ず、事実を歪めて伝えた。フアンは体調を崩して官邸へ戻ったが特に問題はない。父親の姿を見たことでミゲルがかなり落ち着いて、殊勝に振る舞うようになり、イザベラとも和解したと。カッセルは素直に喜んで、イネスを送り出してくれたのがミゲルだったなんて、褒美に、もう一度士官学校エル・レデキヤにぶち込んでやらなきゃと口にした。まるで仕返しのような言い草だったが、退学になってしまったミゲルへの贈り物だった。
心地よい夜が更けた。イネスは明日必ず起こして顔を見てから出発してほしいと何度も頼んだ。目が覚めた時にいなくて置き手紙なんて残されていたら、船で軍艦を追いかけると脅した。幼い頃ルシアーノが黙ってペレスを去った悲しみを打ち明けておくと、カッセルは約束通り夜明けに彼女を起こし、最後の食事を共にした。「行ってくるよ、イネス」薄暗い朝だった。雨が降りそうで軍港での見送りは止められ、玄関で抱き合った体が名残惜しそうに離れた。言葉が出なかった。微笑んで彼女を見つめていた彼は、白い制帽を被り背を向けた。
遠ざかる後ろ姿を、イネスは呆然と眺め続け、足が動かなかった。
はっと我に返ったイネスは二階のロゴルーニョの丘への道が見える部屋へと駆け上がり、窓を開けてカッセルの名を呼んだ。馬を止めた彼は驚いて振り返り、パッと明るく笑った。涙で言葉が続かず、イネスは手を振ることしかできなかった。世界一の間抜けになったような気分だった。彼も手を振り返し、馬を一周させると前方へ駆け出した。
やがて彼の姿は道の向こうへと完全に消えた。
この結婚はどうせうまくいかない318話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

生きて戻ってくることはわかっていても、それでも人生が自分の思うままにはならないことをよく理解しているのでしょう。すべてが過誤のように感じられ、夫を戦場に追い込んだと考えると、その悲しみは終わりがないように思えます・・・

ああ、涙が出ます。この新婚夫婦をなぜ離すのですか?

向こう側で姿を消した夫を見て、また見たのですね。

イネスは賢く、キチンと仕事を処理しながら、夫を待つのでしょう。しかし、別れるこの瞬間は本当に切なく、悲しいですね

どうか二人をただただ愛し続けさせてください

カッセルは行ってしまった

あ・・・この夫婦がとても愛おしいです。針を刺してしまったイネスの指だけをみつめているカッセルは切なく、それを見るイネスも切ないです

さあ、残されたイネスは家族と守り、カッセルは功績をたくさん築いて、将軍になって、かっこよく戻ってきましょう!

どうかお体をご健康に

本当に別れたくなかったんだろうね

送人のシーンが頭の中でずっと浮かんで、すごく涙が出る。健康でね、カッセル
わたしの感想◎カッセル、行ってらっしゃい。どうか気をつけてね
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
319話
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