忘れられた野原ノベル29話あらすじ・原作小説レビュー

※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

忘れられた野原
スポンサーリンク

※未読の方はネタバレにご注意ください

Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。

ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

忘れられた野原29話あらすじ

タリアは震える声で髪を切らないよう警告したが、バルカスは答えず、ただ慎重に髪を扱った。まるで髪を愛撫するかのようなその優しい手つきに、彼女は息を呑んだ。はだけたシャツから見える彼の喉仏と鎖骨、躍動する腕の筋肉。彼にいつもの機敏さはなく、妙にもたついているように感じられた。すぐ隣にある長い脚を意識し、タリアは赤らんだ顔を隠すように俯いた。

ボタンに絡まった髪をほどくだけなのに、時間がかかりすぎている。手のひらに汗がにじみ、手首まで赤くなっているのに気づいて狼狽した。まさか全身が真っ赤になっているのではあるまいか。どれほど無様に見えることか。タリアは苛立ちに任せ、いっそ髪を切ってしまうよう叫んだ。

バルカスが短剣を抜くと、タリアは思わず彼の服の裾を掴んだ。切りすぎないでと懇願する間もなく、プツリという音と共に圧力が消えた。振り返ると、床には金のボタンが転がっていた。ロエム騎士団の紋章が刻まれたボタンを拾い上げ、見上げると、バルカスは既に短剣を鞘に収めていた。彼は身なりを整えながら、いつまで座っているのかと言った。タリアは気まずげに立ち上がり、ボタンを差し出したが、彼は不要だと告げ、疲れた様子で退出を願った。

彼女は頷き、彼を見送った。足音が遠ざかる音を聞き終えると、タリアはすぐに宝石箱を取り出し、ボタンを一番奥にそっと仕舞い込んだ。

その夜、タリアは奇妙な高揚感で眠れなかった。正体不明の感情が胸を疼かせる。彼の言葉、仕草、視線を何度も、何度も反芻した。もしかしたら、と淡い期待を抱き、幸福感に浸りながら一晩中寝返りを打った。

しかし数日後、その空想は打ち砕かれた。バルカスとアイラの婚約が告げられたのだ。雲の上から奈落へ叩きつけられた気分だった。

スポンサーリンク

タリアは別宮を飛び出し、演武場へ向かった。近衛騎士としての義務を果たすために彼が訪ねてくる正午まで待てなかった。騎士たちの訓練場へ踏み込んだが、そこにいたのは訓練生のみ。執務室にいるはずだと、隣接する兵務所へ足を向けた。予想通りバルカスは執務室にいたが、ドアの隙間からか細い泣き声が聞こえた。タリアが覗いてみると、窓を背に立つバルカスと、彼の胸に顔を埋めて泣き崩れる一人の女性の姿が見えた。想像もしたことのない光景にタリアは凍りついた。

女は顔を上げ、切実な眼差しで尋ねた。あの人を愛していないのでしょう、政略結婚なだけよね、と物乞いのように哀願する。タリアは喉が締めつけられるのを感じた。彼にあんな風に哀願できる女がいるという事実に衝撃を受けた。バルカスはタリアが身震いするほど無機質な声で答えた。答えに何の意味があるのか、政略であろうとなかろうと関係ない、第一皇女を妻に迎える約束を果たすと。

女の背中が強張る。だが彼は追い打ちをかけた。想いに応えるつもりはないと最初から言ったはず、今後このような密会は控えたい、正式に婚約が決まった以上、醜聞は避けたいと。女はふらつき、その場に崩れ落ちた。バルカスの顔には一筋の同情もなく、わずかな苛立ちだけがよぎった。その無機質な表情に、タリアは総毛立つような恐怖を覚えた。その表情、その眼差し・・・。すべてが、恐ろしいほどに見覚えのあるものだった。

タリアは慌ててその場を去った。もし少しでも早まっていたら、泣き崩れていたのは自分だったはずだ。愛を乞う自分に対し、バルカスにあんな冷徹な眼差しを向けられたら、その場で間違いなく死んでいた。だからこそ、タリアは心底彼が恐ろしくなった。ほんの数言で自分を死へ追いやれる彼の存在が怖かった。彼女の態度は、以前にもまして防衛的なものへと変わった。バルカスは『片思いの相手』というより、天敵に近かった。この感情を完璧に抑え込めなければ、筆舌に尽くしがたい苦痛が待ち受けているだろうと考えた。

スポンサーリンク

忘れられた野原29話レビューまとめ

韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

髪の代わりにボタンを切ったのはクレイジーです

手首の奥まで赤くなる様は可愛すぎると思う

後でそのボタンを発見するバルカスが見たい!

思うに、バルカスも先皇后もそんなに良い人ではない気がする。アイラにとっては良いのかもしれないけど

そのボタンをタリアがどんな気持ちで手に取ったことか

タリアの愛情が苦しい

ポーカーフェイスのバルカス・・・ボタンを切ったよ。タリアを大事に思ってのことじゃない?

あの女は何!?

ああ、本当にタリアの愛を消し去ってしまいたい。義務であれ約束であれ、他人と婚約する男についていてはいけない

バルカスはタリアの髪をずっと触っていたかった?

バルカスにはストーカーが多いの?

わたしの感想◎タリアが幸福感に浸って夜を過ごしたとあって、この物語で初めて「幸福」という言葉が出てきて、良かったねタリア~と思っていたのに・・・

まとめ

忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました

28話

30話

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました