忘れられた野原ノベル62話あらすじ・原作小説レビュー

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忘れられた野原
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※未読の方はネタバレにご注意ください

Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。

ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。

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忘れられた野原62話あらすじ

眼球の奥をアリにちくちくと刺されるような不快感に苛まれながら、タリアは異母姉を睨みつけた。一分の隙もない優雅な佇まいで見下ろすその気高い顔と向き合っていると、疼く目が焼けつくように熱くなった。タリアは毛布を盾のようにぎゅっと握りしめた。
見物に来たのかと問い、用があるならさっさと言って出ていけと告げた。アイラが体の具合を尋ねると、どう見えるのかと皮肉で返した。あまり良さそうには見えないと言われ、タリアは口元を固く結んだ。もし両足が動いたなら、今すぐ女の髪を掴んでドアの外へ叩き出していただろう。

分かったなら出ていけ、あなたのせいでもっと気分が悪くなると声を荒らげた。アイラは話したいことがあると言ったはずだと焦れたように吐き捨てた。タリアは、顔を見るだけで反吐が出るのに、我慢して待ってやる義理はない、今すぐ用件を言うか消えるかどちらかにしろと猛烈な敵意をぶつけた。気圧されたアイラの顔が硬直した。これからどうするつもりなのか聞きに来たのだと告げると、タリアは何のことかと投げやりに聞き返した。次第に頭痛がひどくなり、目の奥をかじっていたアリが脳の髄まで食い込んできたかのようだった。

とぼけないでと苛立つアイラに、読心術師ではないのだから言わなければ分からないと返すと、アイラはようやく核心を口にした。本当にあの人と結婚するつもりなのかと。タリアは何も答えず、ただじっと彼女の顔を見つめていた。アイラは焦った様子で言葉を継いだ。幼い頃からバルカスを苦しめておきながら今さら妻になるなどと言わないでほしいと、同意を求めるような視線を向けてきた。

タリアはふっと力の抜けた笑いを漏らした。アイラの口元が硬く強張る。その表情を目の当たりにすると、笑いは次第に激しさを増し、タリアは頭痛も痛みも忘れて腹を抱えて爆笑した。

だから家を飛び出してここまで駆けてきたのかと。婚約者を奪われると思って気が気じゃなかったのだろうと。そしてお姉様がそんな風に言うものだから、どんな手を使ってでも奪い取りたくなったと告げた。

アイラの愛らしい顔が、いっそう険しく歪んだ。瑞々しい常緑樹を思わせた瞳には、毒が込み上げている。タリアは奇妙な高揚感に包まれた。いつも非の打ち所のない顔で見下していた姉が、ついに剥き出しの感情を露わにしているのだ。

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アイラは叫んだ。彼はただ責任感から結婚すると言っているだけで、タリアが怪我をしたのは彼のせいではないのに、なぜバルカスがそんな犠牲を払わなければならないのかと。その言葉に、タリアの口元の微笑が消えた。凍りつくような怒りが胸を占め、バルカスの代弁者気取りで喋るその舌を引き抜いてやりたい衝動に駆られた。
タリアはわざとらしく愛想のいい声で、もっと賢い人だと思っていたのに案外お馬鹿さんなのねと返した。今言うべきはそんなことではなく、もっと丁寧に切実に、バルカス・ラエドゴ・シアカンとは結婚しないでほしいと『お願い』しなければならないのだと。

アイラの目元が痙攣した。屈辱に歪む顔を悪意に満ちた目で見つめていると、アイラは苦しげに口を開いた。自分がお願いすれば断ってくれるのかと。タリアは生返事で、それはお願いする側の態度次第だと返した。息の詰まるような沈黙の後、アイラは悲壮な眼差しで哀願した。お願いだからバルカスとの結婚を断ってほしいと。同意しなければ陛下も強引には進めないはずだからと。

タリアはその痛々しい顔を見上げながら、苦々しい冷笑を飲み込んだ。この女は皇女としてのプライドを差し出したつもりなのだ。取るに足りない私生児に下手に出てやったのだから、見返りがあって当然だと。タリアは布団の下の自分の脚に視線を落とした。こんな状態になって初めて花嫁候補に名が挙がったのに、この女は鼻持ちならない自尊心をほんの少し差し出すだけで彼を取り戻せると信じている。タリアの脚は、アイラのプライドほどの価値さえないのだ。

タリアは不意にいいわよと答えた。アイラの顔に血色が戻った。その代わり条件があると付け加え、棚からバターナイフを手に取ると異母姉の足元に放り投げた。それで脚を刺してみてとタリアは穏やかに言い放った。アイラが耳を疑うと、タリアはゆっくりと掛け布団をめくった。醜く盛り上がった傷跡が露わになる。その傷跡を指先でなぞりながら、ここからここまでナイフで切り裂いてくれたら言う通りにしてあげると告げた。

アイラは床のナイフとベルベットのドレスに包まれた自分の足を交互に見つめた。やがて血の気の引いたアイラの唇から冷ややかな嘲笑が漏れた。最初から聞くつもりなど微塵もなかったのねと。
タリアは何も答えなかった。アイラの顔に皇女としての仮面が張り付いた。顎を上げ、扉に向かって歩き出した足音が、寝室の入り口でぴたりと止まった。
ドアノブを握りしめたまま振り返ったアイラの沼地のような瞳が、不気味な光を放った。タリア・ロエム・グルタ、今日のことを必ず後悔することになるわよと呪詛のように吐き捨て、絶対にね、と付け加えて部屋を出ていった。

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忘れられた野原62話レビューまとめ

韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

タリアがこれまでずっと正しかったとは言いませんが、あまりにも彼女ばかり責められるのは見ていて気分が良くないです。本当に悪いのは皇帝と皇后なのに、なぜタリアばかりが言われなきゃいけないの・・・アイラだって、文句があるなら皇帝に言うべきでしょ。というか、自分の妹の性格を分かってないのかな。ああやって刺激したら、余計に意地になって諦めなくなるって分かっているはずなのに

正直、アイラのことは好意的に見ていたけど、いつも物言いがトゲトゲしくて嫌な感じ。今日も「バルカスはお前があんな体になったことに罪悪感を感じて結婚しようとしているんだ」「お前が怪我をしたのはバルカスのせいじゃない」「なぜバルカスがお前と結婚するという『犠牲』を払わなきゃいけないんだ」って。どの言葉の端々からもタリアを見下しているのが伝わってくるし、これを日常的に受けてきたのかと思うと、タリアがなぜ自己防衛のために過敏になってしまったのか理解できます

ここまで来るとアイラがすごく鼻につく。不倫相手のせいで母親を亡くしたこと、それは確かに苦しいだろうし、アイラは間違いなく被害者だ。でも、タリアみたいに腐った飯を食べさせられた? 通りかかるたびにヒソヒソ陰口を叩かれ、汚いものを見るような目で見られ、「生まれてきたこと自体が罪」なんて扱いを受けた? 「可哀想だけど、いつも優雅さを失わない皇女様」として大切に扱われてきたんじゃないの? そういう背景を全部考えたら、タリアがあそこまで歪んでしまったのも理解できるよ!

なんだかアイラはバルカスの気持ちに気づいているみたいですね。バルカスが拒絶しないこと、これまでの行動・・・。それについてバルカスと戦うことはできないから、まだ何も気づいていないタリアを揺さぶっているんじゃないでしょうか。「嫌っている」「犠牲」なんて言葉を選びながら

アイラを以前ヘビに例えていた内容があったけど、まさにそれだね

一介の皇女の忠告なんて怖くないけどな。ロパンの世界で女性はそれほど力がないじゃないですか。後ろ盾をたくさん作ってあるならまだしも、実質的に彼女たちも父親に見捨てられた子供たちだし、大した力はないのでは? 聖女にでもなれば話は別だけど、結局また皇太子をけしかけてタリアを破滅させる計画を立てるんでしょうね。一番ヘビみたいで陰湿・・・

やれやれ…。いくら皇帝とはいえ、東部諸侯のシアカン公爵の後継者に、無理やり新婦を替えろと強要する権利なんてない。タリアが知っているならアイラだって当然知っているはず。バルカスが「絶対に嫌だ」と言えば皇帝もどうしようもなかったはずなのに、その事実は絶対に認めたくないみたいだね

アイラ、面白いね。バルカスが自分と結婚するのも責任感からなのに、さも愛があるかのように装って

私はアイラをずっと嫌な目で見てた。悪いのは自分の父親なのに、矛先を間違えてタリアを憎んでいる双子をどうして好きになれる? しかもバルカスの感情を去勢してまで双子に忠誠を誓わせたというのに、それを知らなかったはずがない

本当に愛しているなら、ナイフを手に取って悩むフリくらいしたはず。気高いふりをしてタリアを見下しているのが見え見え。タリアがかわいそう

もしタリアがそこで「あなたは被害者じゃなくて加害者よ。被害者のフリしないで!」と言い返していたらどうなっていただろう? アイラが知らないだけで、自分が被害者だと思い込んでいるのも、実はちょっと呆れる状況ではある。浮気した父親のせいで人生が不幸になったのは姉妹どちらも同じなのに、「お前の母親のせいで」とは考えても、「私たちの父親のせいで」とは全く考えない。歩み寄ろうとしたタリアに対して

私は正直、タリアより双子の兄妹の方に愛着がわく。ガレスは初対面からタリアに暴力を振るってずっと敵視していたけど、アイラがタリアに一体何を悪いことした? ただ子供の頃に「近寄らないで」と一度言っただけじゃない。それに対してタリアがやったことは、アイラにこっそり吐き気止めを飲ませたり、夜会のたびに現れてワインをぶっかけたりして場をぶち壊したり、顔に器を投げつけたり・・・

でも逆の立場だったら。もし自分が少し傷つくことでバルカスが助かるという状況なら、タリアは迷わずやったと思う

後悔するのはあんたの方でしょ。治療師が外に控えているのに、骨を砕くわけでもなく、たかがその程度の傷もつけられないの? その男を取り戻したい気持ちがその程度ってこと。自分は何一つ失うつもりもないなんて、呆れる。正直、アイラは過大評価されていると思う。セネビアが皇后として存在する限り、無限に被害者ポジションにいられるし、ただ怒りを見せず毅然としているだけで賞賛されるんだから

血統は完璧なのに、生まれた時期のせいで私生児扱い、虫けら扱いされるタリア・・・。さっきアイラがフルネームで呼んだけど、なんだか不思議な気分。名前は高貴な皇女の象徴なのに、それをちゃんと呼んだという点が

アイラ、心からバルカスを愛しているんだね。母を亡くし、セネビアに母の形跡を全て消され、皇帝である父の無関心、タリアの悪意の中で、唯一心が休まる場所がバルカスだったのに。母と父に続いてまた奪われることになり、バルカスを愛する気持ちがどれほど悲惨で悲しいことか

たかがお願いしただけでプライドを傷つけられて震えて・・・呪いまでかけるなんて。アイラに対して肯定的だったけど一気に冷めた。自分が切羽詰まって会いに来たのに、断られたからって呪うなんて

語り手が誰かによって善悪の境界線が変わるのが、現実的な小説ですね


わたしの感想◎アスロスの時もそうだし、今回のアイラとの対峙も、予想よりはずっと穏やかに済んでいる。やはりタリアに以前のような覇気がないのを感じる

まとめ

忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました

61話

63話

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