※未読の方はネタバレにご注意ください
Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
忘れられた野原77話あらすじ
ルーカスは呆れ果てていた。バルカスの結婚を知って以来、妹はすっかり正気を失ったようだった。アイラとバルカスの関係に憧れていたライナは、頭の中で稚拙なロマンス小説を書き上げたらしい。その物語の中で、タリア・ロエム・グルタは恋人同士を引き裂く悪女として登場していた。
ライナは両目を闘志で燃え上がらせ、あの女が自ら去るよう仕向けてみせると息巻いた。自分たちがターレン家の魔女から兄を救い出すのだと。一体この子の目には何が映っているのか。バルカス・ラエドゴ・シアカンが、そんなに助けの必要な男に見えるのか。ルーカスは溜息を飲み込み上着を手に取った。
精々がんばれと声をかけるとライナは卑怯だと食い下がった。兄があの女を抱え込むようにして連れて行ったのを見ただろうと返すと、ターレン家の女たちが魔術で男の魂を奪うという噂を持ち出し、か弱さを装って同情を引いたに違いないとまくしたてた。こんな状態のライナと話しても無駄だった。馬を出して風に当たりたいと部屋を出ると、歓迎の宴があるのにと金切り声が追いかけてきたが、聞く耳を持たなかった。
中央ホールは荷物を運ぶ使用人たちでごった返していた。中部地方出身らしい男たちが長持ちを積み上げ、城の使用人が箱を開けて中身を記録している。一目見ただけでも目を見張るような宝の数々だった。贅沢だという噂は本当だったようだと呟きながら裏門を出た。厩舎へ向かう途中、演武場にヴォルフラム槍騎兵隊の戦士たちが集まっているのが目に入り、見覚えのある顔を見つけてそちらへ向かった。
タイロンと呼びかけると、ゆったりとしたトゥンカ姿でワインを煽っていた男が振り返り、次男坊のお坊ちゃんかと応じた。階段に腰を下ろしたルーカスは酒瓶をひったくって一気に飲み干し、都の状況を尋ねた。タイロンは肩をすくめ、予想通り慌ただしかったと語った。今回の婚姻でオリステイン侯爵はもちろん、保守派の貴族が動揺し、シアカン卿もなだめるのに苦労していたという。第1皇女は婚約破棄された身として部屋に籠もり、新しい縁談が決まるまで公の場には出ないだろうとのことだった。
皇太子ガレスについては、タイロンが慎重に言葉を選んだ。相当怒ってはいたが意外にも冷静で、シアカン卿と敵対するより結婚に同意するふりをして結束を固める方が得策と判断したらしい。ルーカスは驚いたが、タイロンは権力を前にすれば豚でも算盤を弾くと笑い、皇太子は姉の屈辱より自身の支持基盤を心配していたと語った。
ルーカスは顔をしかめた。彼も都のアカデミーで数年間教育を受けた身だが中央貴族の価値観には馴染めなかった。東部は血縁の結束がもっと固い。ライナが同じ目に遭えば一族は戦争も辞さなかっただろう。ふと第1皇女への哀れみが湧いた。婚約者にも弟にも裏切られたも同然だった。もしかすると、ライナの言葉が正しいのかもしれない。タレン家の血を引く女たちは、男に信義さえも捨てさせてしまう危険な魔力を持っているのではないだろうか。ターレン家の女たちは男に信義さえ捨てさせる魔力を持っているのかもしれない。
彼はフードの奥にあった、深い青色の瞳を思い浮かべた。かすかな熱を帯びて揺らめくその両目は、まるで呼吸している宝石のようだった。いや、最高級のラピスラズリでさえ、あれには及ばないだろう。フードを脱がそうとしたのは純粋に無意識の行動だった。目が合った瞬間、手が動いてしまったのだ。
第2皇女はどんな人かと尋ねると、タイロンは一度きりしか話していないが一筋縄ではいかない性格だと答えた。ライナよりもかと問うと、まさかと冗談めかしつつも、自分でも確信が持てないのか、目尻に緊張を浮かべていた。好奇心が膨らんだ。この掴みどころのない男にこれほど苦い顔をさせる人物とは。
容姿は本当にそんなに綺麗なのかと問いかけると、タイロンは探るような視線を向けてきた。なぜだか後ろめたさを感じ、知らんぷりをするルーカスを観察した後、残りの酒を飲み干してから、厄介な問題になるほどにはと吐き捨てた。そして意味深に付け加えた――だからこそシアカン卿もあんなに大切に隠されているのだろう、と。
***
彼女が目を覚ました時、あたりは深い闇に包まれていた。タリアは荒く息をつきながら喉元を押さえた。まるで首を絞められているようだった。見えない指を引き剥がそうともがき、枕元まで這い寄って呼び出しのベルを激しく鳴らした。しばらくして扉が開き、見慣れたシルエットが視界に入ると詰まっていた息が通った。頭より先に体が彼だと認識していた。
脚が攣ったのかと尋ねるバルカスに、ただ喉が渇いて侍女を呼んだだけだと答えた。彼は信じていない目つきで額に触れ、遅れて来た侍女たちに治療師から薬をもらってくるよう命じた。言葉を無視された苛立ちはあったが、すぐ駆けつけてくれたことがありがたく、差し出された水杯を素直に受け取った。冷たい水で頭がいくらかはっきりした。
タリアは彼を眺めた。バルカスは体にフィットしたチュニックの上にこの地のゆったりとした外套を羽織っていた。見慣れない格好に胸がざわつき、衣の間から覗く胸筋を盗み見てから視線を落とした。変な格好だ、似合わないからもう着ないでと命じた。本当はひどく似合っていた。
いつも隙のない服装をしていた男が、今にもはだけそうな格好をしているのは扇情的ですらあり、それがなぜか鼻についた。品がなく見える、家臣に甘く見られる、だから着ないでと力を込めるタリアを、バルカスはじっと見下ろしてからゆっくり頷き、承知したと応じた。
忘れられた野原77話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

一人は他人に見せたくなくてフードで顔を隠してしまい、もう一人は他人に見せたくなくて別の服を着ろと言う。本当に天生縁分(最高の相性)ですね

格好が変だと言われた時、バルカスが絶句したあとに「東部の伝統衣装だ」って答えるけど、その間に何を考えたんだろう? 「気に入らないのかな・・・? でも俺の故郷の服なんだけどな・・・? 変かな・・・? 凹む・・・?」

ベルが鳴った瞬間にバルカスが来たのを見ると、あのベル・・・バルカスの部屋に繋がってるんじゃないですか?

ライナはタリアと直接対面して結婚の内幕(タリアの負傷)を知れば、意外と良くしてくれそう。代わりにルーカスが伏兵になりそう。兄の妻を好きな坊ちゃん・・・。バルカスが締め上げる姿が見られるかな。今から楽しみ

だからシアカン卿も、あんなに大切に隠しておくんじゃないかって・・・。タリア以外は、バルカスがタリアを好きなことみんな分かってる

東部スイカンの人々は、広大な野原で風に当たりながら自由に育ったから、性格に角がなくて活発で思い切りが良さそう。バルカスの最初の記憶も、青い空の下の野原を風のように自由に駆け巡っていた記憶だというのを見ると、子供の頃の虐待さえなければもっと快活だったはず。何より権力より血族を大切にする人々だから、タリアがうまく適応さえすれば、安定した生活を送れそう

タリアが今日バルカスの服を見て言ったセリフが、タリアの成人式の服を選んでいたバルカスが言ったセリフと重なる。あの時バルカスも今のタリアと同じ気持ちだったんでしょう? 「子供が大人の服を盗んで着たようです。ひどく似合いません」「それは今後着るな。似合わない」と思考も言葉も似ているシアカン夫妻

バルカスのタリアへの愛は本物なのに・・・みんな、バルカスがタリアの美貌に惑わされただけだと思ってるのがちょっと残念。美貌も一役買ってるでしょうけど・・・それよりは、死にゆく小鳥を救うために雨に打たれ泥だらけになった温かい心が先だったはずなのに

「問題になるほど美しい」という表現、本当に好き

バルカスがアイラとした口づけ?、アイラに靴を履かせてあげて抱きしめて、アイラを先に助けたバルカス・・・その記憶を忘れられないタリア・・・。切なすぎて。結末はハッピーだけど、途中の過程でバルカスの後悔する姿もぜひ見たい

ルーカスがタリアに興味津々だね。完全に惹かれてるみたい。バルカスが必死に隠そうとする理由があるわ。タリアの顔を見たら魂が抜けそう

「実は、ひどく似合っていた」可愛いタリア

赤らんだ顔で熱のせいで目がうつろな絶世の美女なんて、退廃美に溢れてるはず!

ライナはタリアの美貌を見て驚いて、新しいロマンス小説を書き上げちゃいそう

タリアも東部の衣装を着てみてほしいな。みんな感嘆するはず

タリアちゃんは、正直に言うと口に棘が出る病気にかかってる。「私といる時だけは着てもいい」という一言さえ付け加えればいいのに・・・

ガレスがアイラをなだめる時、きっと「バルカスはお前に興味もなかったし、気に入ってもいなかった。むしろ良かったんだ」というニュアンスで説得しようとするでしょうけど、アイラはその裏にある自分の支持基盤をより心配しているガレスを見抜くでしょうね・・・。お互いだけを思っていたガレスとアイラの間に亀裂が生じて、破滅していく気がする

なんで寝てる時に首を絞められる気分になるんだろう・・・? アイラがガチで呪いを使ってるのかな・・・?

家臣たちも東部の人なのに、東部の伝統衣装を着たバルカスをなめるわけないじゃん。せっかく考えた言い訳が家臣だなんて

バルカスなりにお洒落したのに、タリアに変だと言われて、伝統衣装だと言い訳するのが可愛い。バルカス・・・またキスしようとして、とっさに薬を持ってこいって言ったんじゃないの?

タリアが夜を怖がることを知って、バルカスと同じ部屋を使うことになる予感!!

「あなたは何も気にしなくていいです」結婚式の時にそう言った新郎くん! カーン民族史上初のレベル10の異能を持って、これから降りかかる全ての問題を簡単に解決しておくれ・・・

バルカス、お前が昼間にタリアを寝かせすぎるから、夜に起きちゃうんだよ・・・

ビルス、ガレス、バルカス。この三人は皆、普段はアイラの心強い味方だったけれど、いざ一番重要な瞬間にはセネビア、権力、タリアという優先順位のせいでアイラを裏切ったことになる
わたしの感想◎バルカス、故郷の服を楽しんでいたのに・・・タリアの前でだけ着たらいいと思うよ
まとめ
忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました
78話
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