※未読の方はネタバレにご注意ください
Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
忘れられた野原93話あらすじ
乳母は、バルカスが管理人と領地を見て回っていると素っ気なく答え、早く食事を済ませて出発の準備をするよう促した。タリアは重いため息を飲み込んで席に着いた。食欲はなかったが、久しぶりに機嫌の良い乳母と争う気にはなれなかった。乳母は笑みを浮かべて料理を小さく切り分けてくれた。
タリアは爪ほどの大きさのパンをさらに砕き、異物がないか確認してから、粉々になったそれにジャムを添えて無理やり飲み込んだ。それで食事を切り上げようとしたが、乳母は正体不明の茶色いソースで調理された肉と茹で卵を差し出してきた。獣臭い赤身肉には手をつけられず、卵を一つ平らげて席を立った。その時、幕舎の外から人の気配がした。
セネビアが付けてくれた治癒術師だった。整った顔立ちの中年女性が入ってきて、痛みの具合を尋ねた。タリアはベッドの縁に腰掛け、今日はそれほどひどくないとぶっきらぼうに応じた。女が足の包帯を解くと、赤黒い傷跡が露わになり、乳母は即座に顔を背けた。タリアは気づかないふりをしながら、感情の失せた瞳で自分の足を見下ろしていた。
治癒術師が粘り気のあるクリームを傷跡に塗り、肌のただれを防ぐため包帯を緩めに巻くと告げた。だがタリアは、絶対に解けないようきつく巻けと求めた。治癒術師がこれ以上傷を増やすつもりかとたしなめると、タリアは唇を噛んで首を横に振った。女はかすかに笑み、緩めに包帯を巻きつつも結び目はしっかり留めたと伝えた。
タリアは包帯に触れて確かめた。手で引きちぎりでもしない限り解けそうになく、小さく安堵した。次に女が香炉を取り出し、出発前に薬草を焚いておこうと申し出た。だがタリアはその手を掴んで制止した。馬車の揺れで痛みがひどくなると告げられても、バルカスが薬草を嫌がるからと言いかけて口を閉ざした。自分が彼を気にしていると悟られたくなかった。もはや心を嘲笑う者などいないのに。タリアは苛立ちをぶつけるようにいらないと突き放した。
タリアが身なりを整えて外へ出ると、不揃いに並ぶ天幕と、その間を行き交う人々の姿が広がった。裸足で草地を駆ける子供たち、火炉の前でパンや肉を焼く女たち、上半身を露わにして馬にまたがる男たち——見慣れぬ光景に、タリアは肩をすくめた。
呆然としていると、金褐色の瞳をした細身の少年——バルカスの弟が箱の上に座り、彼女を睨んでいた。皇族はみんな怠け者なのかと毒づき、準備を皆が待っていたと嫌味を言った。タリアが鋭く目尻をつり上げると、少年の顔に一瞬怯みが走った。礼儀はどうしたのかと冷ややかに問えば、自分の親父にも敬語など使わないと図々しく返す。親のしつけがなっていないことを自慢するのか、親不孝なことだと切り返すと、少年は自由奔放なだけだと反論した。
タリアが背を向けると、少年が慌てて後を追いかけてきた。元々そんなに性格が悪いのかと尋ね、侍女を鞭で打ち、皇女の杯に毒を盛ったという噂は本当かと問い詰めた。タリアはぴたりと足を止めた。少年が怯えるように一歩退く。彼女はゆっくりと口角を上げ、全部本当だと認めた。退屈しのぎに侍女を鞭打ち、異母姉の杯に薬を盛ったこともあると淡々と語った。少年の琥珀色の瞳が揺れる。本心か虚勢か判断がつかない様子だった。
タリアはルーカスにぐっと近づき、あのおきれいな顔を切り裂きたくて毎晩ナイフを研いでいたと脅すように囁いた。ルーカスの光沢のある頬の産毛が逆立ち、耳が赤く火照るのが見えた。自分に失うものなど何もないのだからあんたも気をつけなさいと少年の耳元で告げ、見せつけるように鼻で笑うと、足を引きずりながら馬車へ向かった。
***
ラエドゴ城近くの牧草地で一夜を明かした一行は、東へ移動してかなりの規模の村を巡った後、北へ進路を変えた。道沿いには大小の野営地が点在し、多くのカーン族が遊牧生活を続けていた。何百頭もの家畜を育てるには、季節ごとに牧草地を渡り歩く暮らしが避けられないのだろう。
一方、村の定住者たちは帝国の人々と似た生活を送っていた。石と土の家に住み畑を耕し、工房で工芸品を作り、市場で取引する者もいた。特に羊毛市場が活発で、ここで作られる高級織物やフェルトは東部の主要な収入源の一つだった。主要都市では大規模な市場が開かれ、帝国各地から商人たちが高価な布地を求めて押し寄せていた。それゆえ貿易取引所には莫大な金貨が流れ込み、バルカスの主な任務はその運営実態の把握だった。傍らの行政官が、市場の成長や織物・食料品・工芸品の取引状況、税の記録、賃貸収入、通行料、大公家直営の馬取引所の収益まで漏れなくまとめたと説明した。
バルカスが分厚い帳簿に目を通す様子をぼんやり眺めていたタリアは、退屈に耐えかねて窓の外に視線を転じた。整備された通りと石造りの建物が立ち並ぶ都市の風景が広がる。東部は不思議な場所だった。草原に天幕を張りその日暮らしを営む人々と、高い城壁の内側で帝国式の生活を営む人々——二つの異なる世界が混沌と入り混じっていた。
窓の外を眺めていたタリアに、市場でも覗いてこられますかと声がかかり、彼女はハッとして顔を上げた。
忘れられた野原93話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

薬を一本飲んだだけですぐに痛みが軽減されたのを見ると、東部の医師の実力は確かなもの。タリアはこれにいつ頃気付くのか?これを機に徐々に東部の人々に心を開いてほしい

パンをあんなに裂くのは、食べ物のトラウマがまだあったから・・・子どもがそれで痩せていたんだ。食べるものから目が離せない・・・子どもにご飯をたっぷり食べさせてほしい

バルカスがハーブを燃やすのが嫌いで、ハーブを拒否するなんて

ルーカス、こんなに自由だなんて?一度平手打ちされて処分を受け、かろうじて解放された後、タイロンの説明を聞き、バルカスが自ら再び指摘したのに、自分の立場すら分かっていない。何だ、5歳児なのか?

誰が誰に性格が汚いと言うんだ、初対面で皇族の義姉にタメ口で話すのは性格がいいのか

セネビアはタリアの脚を修理できるのに修理してくれなかったのは確か・・・バルカスは直してくれると言って・・・後でタリアが知ったら、わざと足が痛いふりをするかもしれない

睡眠キャンドルを拒否したタリア!よくやった!昨晩バルカスが言った手の癖も・・・自己批判の習慣も直してほしい

それぞれ異なる二つの世界が異質に混ざり合った東部・・・今のタリアとバルカスのよう。二人が本当に一緒にいるとき、東部がどのような姿に変わるのか気になる。日がとても暑いせいか、さわやかな牧草地の話が次々に出てきて読むだけで爽快になる

タリアは目尻を上げただけなのに、ルーカスが刺されてぶつぶつ言い訳するのが笑える。お前の兄も東部なのに、もう少し気をつけろ

タリアの恐怖の口だけど、ルーカスみたいな子にはなかなか役に立つだろう

義姉様の序列整理が恐ろしい。皇宮で鍛えられたタリアに突進したらどうなるか

バルカスが飲むように言う薬、どうか飲んでほしい・・・少しずつ会話すれば上達するだろう・・・切ない、どちらも

セネビアが付けたセラピストも、タリアへの思いは本気のよう。ただ無能なのか、セネビアの指示のせいで無能なのか分からない

ルーカスがタリアの最初の友達になることを願っている

退屈なときはメイドたちを鞭で打ったという噂は確かに誤った噂のよう。タリアは誰もそばに置かない性格だが、メイドを鞭で打つことはなかったと思う。東部であの誤った噂が是正されることを願う

ルーカスは若い。大公と大公妃が一つの部屋を使用した後に大公妃が遅く起きたら、喜ばなければならないのに

夫の言うことをよく聞くタリアだなんて

羊毛産業で莫大な金貨が入ってくるにもかかわらず貧富の格差が大きいとは・・・内部に不正が多いのでは。バルカスとタリアがうまく解決していけばいい

バルカスが夜に眠らず眠っているタリアを見たような気がする・・・同じ場所にそんなに長く滞在しているだけで感動する

ルーカスは最初はイライラしたけど、だんだんギャグキャラになっていく感じがする。タリアがメイドたちを入れ替えた実情を最初に知るのはルーカスかもしれない

取引場の見学で可愛くて綺麗なラブシーンがあればいいな
わたしの感想◎睡眠草を拒否したタリア。乳母か治癒術師の口からすぐにバルカスに伝わるといいな
まとめ
忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました
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