※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない502話(外伝30話)あらすじ
カッセルは肩に寄りかかるように乗せていた小さな息子を抱き寄せ、廊下の肖像画に目を向けた。実際にその絵を鑑賞したがっているのはリカルドの方で、祖母オルガの姿を見つけるたびに手を伸ばして暴れ、通り過ぎようとすると父の肩を叩いて戻れと主張した。
「パピー!パピー!」都合のいい時だけ『パピー』呼びで甘えてくる息子に小言を言っても、知らぬ顔で聞き流す表情は驚くほどイネスに似ている。結局カッセルは笑い、好きなだけ眺められるよう絵に背を向けてやった。細い腕が首にしがみつく。ヴァレスティナ公爵邸で迎える5度目の夜だった。
フアンとイザベラが別荘へ発った後、いつもヴァレスティナ家で夕食を共にしていたが、5日前からはとうとう完全に足止めされていた。カッセルにしてみれば、義父に気に入られたくて以前から提案していたことだったが、イネスは自分の家が落ち着くと譲らず、今までは実現していないことだった。
レオネルはそんな娘に腹を立ててはいたが、夫の実家より居心地悪そうにする理由を本人も分かっていた。娘の前では本心を隠し、婿と二人きりの時にふと漏らすのは計算かもしれないが、カッセルはその脆さに向き合うのを快くは思っていなかった。あの強靭な男が、オルガとイネスの板挟みになりながら娘の動向を伺おうと、婿の本音を探ってくる時など、冷遇された方がましだとすら感じた。
それでもカッセルはレオネルに大抵敵わなかった。そのレオネルはイネスにほとんど勝てず、イネスはカッセルには愛ゆえに甘くなる。そうして、彼らはカッセルの説得に従ってここに留まっていた。
生活リズムの狂った双子はなかなか寝付かず、毎晩子供を一人ずつ抱えて屋敷中を歩き回る羽目になった。夜は基本的に両親でなければ嫌だとせがむのだ。妹が大きな傷の残る腕と、決して強くはない力で抱き続ける姿を見かねたルシアーノが「いっそエスカランテに二人とも抱かせろ」と口を出し、結局は自分も姪を一人引き受けることになった。母親似の叔父は許すがレオネルは駄目、イザベラなら良い、フアンは気分次第と、好みは実に気まぐれだった。そしてミゲルだけは間違いなく愛されていた。
そうしてエスカランテ若公爵とヴァレスティナ若公爵が赤子を一人ずつ抱き、屋敷内を徘徊しながら「お願いだから寝てくれ」と機械のように洗脳の言葉を刻み込んでも、状況は似たり寄ったりだった。
幸い今夜はイヴァナが先に眠り、イネスもそれに続いた。レオネルが戦略的な遊びで体力を使い果たさせた成果だった。眠った子の隣に寝る気のない兄弟を置くわけにはいかない。カッセルは「危険因子」と称して連れ出した息子の黒髪に口づけた。
「パパはこの世にたった一人しかいないんだ。ママと同じようにね。わかったか?」と聞かされても、リカルドの目は相変わらず祖母の肖像画に釘付けだった。レオネルには5分と抱かれないくせにオルガを気に入るとは、人を見る目があるとは言い難い。イネスはレオネルの方にずっと似ているのだから。「だから、パパじゃない人をパパと呼んじゃいけない。分かったか?」改めて言い聞かせた。
カッセルはかつてのオルガを思い出した。鉄格子の向こう側に座っていた、あの「最初」の人生におけるオルガの最期の姿。修道院へ発つ前、地下牢にいた彼女は虚ろで青ざめていた。娘を虐待と独善の愛で自分に似るよう育て、すべてを壊したと認めながらも、イネスに懺悔はしないと言い切った女。イネスが自分を許すことも、あるいは許す必要さえもないようにと。
娘婿と対面するたび、その顔ににじむ罪悪感は深まっていった。それは皇太子妃と皇孫を殺した罪に対してなどではなかった。生きてはいるが死にゆくようだった娘。いつしか薬は毒へと変わり、オルガ・ヴァレスティナは一生をかけて愛と独善で娘を想ってきたが、結局は己の手で娘を殺し続けてきた。あの殺人こそが娘に対して払った罪の代償だった。
彼女は自殺の試みをことごとく夫の手によって阻まれ、残りの人生のすべてを病魔に明け渡し、自らも救命を拒んで、生きるための努力を何一つしないまま、そうしてひっそりと死んでいった。それは、まさに自殺に近い病死だった。それで、あの時代のヴァレスティナ母娘の縁は終わりだった。その後も、生涯を何度繰り返そうとも、オルガ・ヴァレスティナが決して良い母親になることはなかっただろう。
それでもカッセルは、最初の記憶をすべて取り戻して以来、あの頃のオルガが今の孫たちをひと目見られたらと思うことがあった。死にゆく娘のために切実に祈り、すべての虚飾が剥がれて愛だけが残った母親の姿を知っているからだ。今のオルガはどうでもいいとしても。
カッセルはそれでも、今の冷淡で飲んだくれのオルガの中に、かつての愛だけが残った貴婦人の切迫した表情を見ていた。レオネルもまた、若き日のオルガにそんな真実の顔を見たのだろう。当時のレオネルが爵位を返上しペレス城へ発つ前、亡き妻の肖像画を見つめていた彼の目も、追憶すべき日々を持つ男のものだった。
ペレス城に閉じこもりながらも孫娘の訪問を待ちわび、時にはカステラまで来て、娘が夫への愛を隠しきれずにいる姿に満足げに微笑んでいた。婿の出征時には手紙も送ってくれた。カッセルを「エスカランテの不敵なる長子であり、ヴァレスティナの誇り高き次男」とたった一行記した文章。イネスは、先日のイハル家の夜の義父の言葉で夫が得意満面になっているのだと思っているが、実はその時のその真意を知っているからこそ、今はどんな言いがかりも聞き流せるのだ。
リカルドのきらきらと輝く碧眼が鏡のように父を見つめていた。カッセルは息子のこめかみに口づけ、肖像画を一瞥して歩き出した。かつて義父がロゴルーニョの丘の下に広がる海を眺めながらオルガもこんな海なら好きだっただろうと呟いた日を思い出しながら、リカルドは見る目がないのではなく外祖父に似たのかもしれないと考えた。イネスならきっと、二人とも見る目がないと言うだろうけれど。
この結婚はどうせうまくいかない外伝30話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

この小説、幸せなシーンなのになんでこんなに胸が締め付けられるんだろう……

すべての不幸の根源を辿っていくと、結局アリシアと皇太子に行き着くね。アリシアさえ嫉妬に狂わなければ、みんなそれなりに生きていけただろうに……残念

1回目の人生のアリシアは裕福に暮らしたのかと思ってたけど、あんな風に死んだなんてスカッとした

オルガ、あまりにも悲しすぎる

ヴァレスティナの誇り高き次男坊!!!

オルガ……。育児には素質がない、歪んだ母親の愛だけど……。最期はいつも涙が出ますね

お母様も、またやり直せたら(受け入れられたら)いいのに

レオネル……

その後の話が微笑ましくて平凡で、思わず笑顔になっちゃうね

オルガも被害者であることは確かです。だからといって、その罪が消えるわけではありませんが

はぁ……。エピローグでオルガのことは見たけど、その後のレオネルの心情はほとんど描かれてなかったから気になってたんですが、ここで出てたんですね。本当に一途な愛だな。
正直、オルガが死んでそのまま忘れたのかと思ってたけど、ずっと想い続けてたんだね。32話でオルガとレオネルがなぜあんな風になったのかまで見ると、本当にここが一番切ない……。オルガは、ただレオネルが「自分自身」を愛しているのではなく、「自分じゃなくても誰に対してもあんな風に振る舞う男」だから余計に愛しているとは言わなかった気がします。それに、愛は永遠ではないと信じ込んでいたのでしょう。レオネルがオルガに愛を伝えたとしても、オルガは「どうせ誰に対してもそう言っているんだろう」と考えてしまったはずです。
また、オルガは自尊心が強いために、自分の惨めな内面を見せようとしません。だからレオネルはただただもどかしかったでしょうし、妻から「他の女と寝て跡継ぎを作って」なんて言われて、もし愛していなければ聞き流せたでしょうが、愛していたからこそ深く傷ついたはずです。自分を愛していないのだと悟ったでしょうし、はぁ……。
ただ、まだ理解できないのは、なぜレオネルがあの喧嘩のあと、あんな風に去ってしまったのかという点です。ろくに会いにも来ず……。「オルガに傷つけられたから」と言うには子供たちもいるわけですし、「自分がここにいることが状況を悪化させる」と思ったからなのでしょうか。後でレオネルとオルガの特別外伝を書いていただけませんか? 二人はまだ相手が自分を愛していることすら知らずに過ごしていますが、オルガも本当に不憫です。夫に捨てられたと思っているなんて……
わたしの感想◎今世ではオルガは生きているのに、この家族団らんの中には一切出てこない。最初の生でしてくれたこととその後に後悔していたことを思うと、まだ生きているオルガにもチャンスがある気がする
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
503話(外伝31話)

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