※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
ピッコマで連載中の人気漫画「悪役のエンディングは死のみ」ノベル版のあらすじ、口コミ、感想。読んだ感想をみなさんに楽しんでいただきたいと思い、作成しました(韓国のwebサイトで外伝ゾーンまで読破済み。口コミは韓国におけるレビューになります。少しずつ上げていこうと思います)
ここでは、ノベルの第189話のレビューからまとめました。
悪役のエンディングは死のみ 人物相関図
人物相関図を書いてみました。ご参考に楽しんでください。
イオカ帝国世界設定
イオカ帝国:レイラーが犯した罪が魔術師の仕業だと誤解して魔術師を排斥している。
レイラー:レイラー神国の残党。魔術師を根絶し、大陸を支配しようともくろむ集団。
魔術師たちは過去に命がけでレイラーをバルタ国に封印した。魔術師が消えたらレイラーの封印が解かれてしまう。
悪役のエンディングは死のみ第189話(外伝21話)あらすじ
宣言を終え、しばし付き人たちと会話をすると、カリストが席を立って階段を下りてきた。どこかへいくのだろうと思っていたら、なんと彼が向かったのは私のところだった。「公女」「美しいな。想像していた以上に」急に褒められ、私の顔は赤くなった。私はためらいながらも、殿下もすてきですと返した。
「・・お前を見てる小公爵どもの目を、一つずつえぐり取ってやりたい」とカリストが小さくささやいた。私は彼の口の悪さをとがめ、自分の頰に添えられた彼の手を引き離そうとした。彼はくやしそうに、時間がない、もう行かなきゃならないというので、早く行くように促した。
「なんでそんなに冷たいんだよ」「俺たち、1週間ぶりだぞ。その間、一度も会いに来ず、手紙もくれず、やっと会えたら、早く行けだって?」
あんただって手紙くれてないけど?という言葉を飲み込み、「・・私だって会いたかったですよ」とつぶやいた。カリストがその言葉を信じてくれなかったので、本当は全然会いたくなかったと言ってしまい、ちょっとした口論になりかけたその時ー
チュッーー一瞬唇が触れた。何が起きたのかわからず、私は呆然とした。「気をつけてください、と言ってキスで送り出すのがそんなに難しいか?」ニヤリと笑いながらカリストが言った。私は慌てて周囲を見回すと、幸い一瞬の出来事だったため、目撃者は後ろで青ざめているセドリックだけのようだった。「・・・ちょっと、正気ですか?」と聞くと「ハッ、即位した当日から皇帝が正気を失ってどうするんだよ」というのがカリストの答えだった。
変な気を起こす奴がいないように釘を刺したという彼を早く行けと拳で叩いたら、あたたかい笑顔で「すぐに戻る」と言った。なんだか違う人に見えて、急に彼が皇宮外に出るのが心配になりあれこれ言うと、彼が私を抱き寄せ、額や頭にキス攻撃をしかけてきた。「心配するな。石を投げられるほど帝国民の俺に対する評判は悪くないから」「それならいいですけど・・・」
彼が目を閉じて、私の方に顔を突き出した。私は周囲に一目がないことを確認して、すばやく彼に口づけた。カリストはまぶしい笑顔で、セドリックは青ざめた顔で宮殿を出ていった。いつのまにかほとんどの貴族が席を立っていた。私も太陽宮を出ようとした時、振り返ると真っ青な瞳と目が合った。
レナルドが驚愕した顔であんぐりと口を開けていた。幸い、公爵とデリックはいなかった。やがて彼は、自身の頭を指でくるくると回しジェスチャーをしてきた”正気か?”先ほどのことを思い出し、顔が火照ったが、こっそりと中指を立てた私は、奴が近づく前に扉の方に向かって走った。
太陽宮を出ようとすると、花の形をした薄い金が、空から舞い落ちてきた。成人式の日、魔術師たちを動員してバラの花びらを舞い散らせた時のようだった。手のひらに落ちた1枚をじっと眺めていると、「本物の金です」不意に聞き慣れた声がした。
「侯爵様!」ヴィンターが微笑みながら近づいてきていた。彼と会うのは”真実の鏡”から出てきて以来だった。魔術師であることを隠していた罪で捕まったと聞いていた。カリストに何度も解放してくれと頼んだが、毎回”尋問が終わったらな”と言われ、もどかしく思っていた。
魔法陣に閉じ込められ、出てきて皇宮に閉じ込められていた彼の顔色はよくなかった。一昨日やっと釈放されたそうだ。ヴィンターの隠し事は私とは関係のないことだったが、彼と繋いだ手を見て目を剝いていた皇太子を思い出すと、罪悪感に襲われた。「すみません・・・」
ヴィンターが私のせいではなく、逆に私のおかげで魔法陣から出られたと笑顔で言うのを聞き、やっと少し安心した。「幸い、そこまで拷問がひどくはなくて」という言葉を聞いて、すぐに頭がくらくらしてきた。「はは、冗談ですよ。その代わり、広域散布魔法を実行するために、膨大な魔力を搾取されましたが」空に無数に舞い散っている金の花びらはヴィンターの魔法だった。
「数十万の金の花びら1枚1枚に魔力を込めて操っています。実行できる者は滅多にいないでしょう」改めて、彼がすばらしい魔術師だと実感した。自身の秘密を公開して大丈夫だったかと尋ねると、彼は親しい人にも隠してきたので少し大変ではあったが・・と前置きしてから答えた「陛下が、魔術師と魔力を持っている者全員への待遇と認識の改善を約束してくださいました」
「・・皇宮に忠誠を誓うかわりに」「ですが、兼業は許してくださいました。私を雇ってくださった令嬢のおかげです。ありがとうございます」彼はにっこり笑っているが、私は彼が少し気の毒だった”騙されたのね・・・”だけど彼は大丈夫そうに見えた。「よかったです、侯爵様」焦って強張っていた以前の彼とは別人のように楽になったかに見える彼に、心から言った。
空から降り注ぐ金の花びら。いつもこういうことはやりたがらないカリストなのに。私には心配するなと言っていたが、”人の道に背いた皇帝”という汚名を雪ぐためだろう。カリストがどれだけ皇位に本気なのか伝わってきた。
「きっと今頃、陛下がお出ましになっているでしょう」「私は、幼い頃に一度、戴冠式を見たことがあります。あの時は実体化魔法で具現化したキンセンカの花でした」ヴィンターはそう話すと、私に遠慮がちに尋ねた。「一緒に・・・皇宮の外に見に行きませんか?」心惹かれたが、ふと華やかなドレスが目に入った「これじゃあ無理そうですね」がっがりしているのが伝わらないように、必死に笑って言った。
「では、こうするのはどうですか?」パチンッ!突然ヴィンターが指を弾いた。気が付くと、ドレスの上に黒いローブがかぶせられていた。”すごい・・・”太陽宮で堂々と魔法を使う彼の姿を見て、本当に彼がすべてから解放されたということを実感した。「ありがとうございます」彼にお礼を言った。
「では、遅れる前に行きましょうか」瞬間移動するつもりか、彼が私に手を差し出し、私はその手を握った。
悪役のエンディングは死のみ第189話(外伝21話)レビューまとめ
カリスト、分離不安なのか愛情欠乏症のかスキンシップ欠乏症なのか
本当に兄妹になった。ぺぺがレナルドに思いっきり中指を飛ばすのがとても嬉しい
レナルド!あなた、血縁の愛情行為を見た時の現実的な反応じゃん
レナルドの髪色の描写が毎回”愛らしいピンク色”っていうのいいですね
セドリックのお給料を増やしてあげてください
ヴィンター、終身契約を結んだのか・・・
今回の表紙を見た時からヴィンター待っていたよ
金の粉、ぺぺが金が好きだから?
ヴィンター、まさか皇宮で働けばぺぺに会えるから契約したわけじゃないよね
みんな、最後までヴィンタールートじゃないかと賭けていた人いるよね
二人を見たら、カリストがまた目を回すんじゃ・・・
わたしの感想◎ヴィンター、元気そうでなにより。これからは自分の幸せのために生きてほしいな
まとめ
悪役のエンディングは死のみ ノベル話のレビューをまとめました
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