※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
ピッコマで大人気漫画「イレストーン家の呪いを解け」の韓国原作ノベルのあらすじとレビューを紹介します。ちょっとホラー見もあるファンタジー作品です。ぜひおすすめです。
これまで漫画のあらすじをお届けしてきましたが、今回ノベル41話から原作ノベルのあらすじに切り替えることにしました!
漫画は視覚的な魅力がある一方で、ページ数の制限からどうしても省略される部分があります。しかし原作ノベルには、登場人物の感情、背景設定の細かな描写、セリフの行間に隠された人物の想いまで、書いてあります。
ノベルだからこそ味わえる「深さ」を、感じていただけたらと思います。
もちろん、「漫画では何話にあたるのか」が気になる方のために、ノベルと漫画の対応表も用意しました。両方を見比べながら、作品の世界をより深く楽しんでいただければ嬉しいです。
韓国での題名を直訳すると「イレストーン邸の100の呪い」です。呪いは100個あるのかな?そのへんも楽しみですね
文:nono先生「もう新しい家族を探そうと思います」、「九尾の狐の正しい育て方」
作画:JUNIMON先生
原作:Tinta先生
各話一覧表は以下のリンクから
イレストーン家の呪いを解け!55話あらすじ
シモーネとルイヴィーは屋敷を出て、ヘルティン村へと向かった。今や村というよりは情報屋とハンターの溜まり場に近くなっていたが、規模は小さいながら市場と食堂がいくつかあった。ヘルティン村の入り口で、ルイヴィーが呆然と村の中を見つめながら呟いた。村が変わっていないことに驚いているようだった。シモーネは背後から呆れたような視線で睨みつけた。変わっていないのは当然だった。イレストーン領は税金すらまともに徴収できず、老朽化した施設を復旧させる費用もない。本来なら帝国からの支援が必要だが、イレストーン家は呪われた一族として皇室から疎まれており、それすらも容易ではなかった。ルイヴィーもその事情を知っているのか、荒廃しきった村を眺めながら複雑な表情を浮かべていた。この場所が放置され、日に日に村としての機能を失いつつある理由は、皇室が無関心を貫いているせいだった。シモーネは彼の顔をさっと見やり、歩き出した。急いで食べて戻ろうと告げると、ルイヴィーは何かを決心したように頷いた。
シモーネがルイヴィーを連れて行ったのは、かつてアンナや護衛騎士たちと食事をしたレストランだった。二人は料理を注文すると、外の風景を眺めた。それぞれの悩みで、頭の中はいっぱいだった。シモーネが深い溜息をついた。消えた使用人たち、手がかりすら掴めないこの状況。いつもとは違い、心当たりが一つもなかった。果たして自分に、この事態を解決できるのだろうか。もし解決できなかったら、使用人たちは二度と戻ってこないのだろうか。
シモーネの脳裏に、これまで共に過ごした使用人たちの顔が次々と浮かんでは消えた。いつも生意気な口をきくケイリー。指南書を開けば集まってきた使用人たち。親しく声をかけてきた監視の騎士たち。いつも疲れていたが、暖かかったコックと若き護衛騎士たち。彼らには二度と会えなくなるのだろうか。シモーネは拳をぎゅっと握りしめた。必ず見つけなければならない。
その時、店の主人が料理の載ったトレイを持ってテーブルへ近づいてきたため、二人は思考を中断した。早く戻ろうとフォークを手に取ったシモーネだったが、ふと違和感を覚えて顔を上げた。店の主人が、ニヤニヤとした卑屈な笑みを浮かべていた。なぜ急にタメ口なのだろうか。シモーネが戸惑っていると、ルイヴィーが表情を一変させ、腕を出して店主を遮るように立った。ルイヴィーの断固とした拒絶にもかかわらず、店主は面白そうに笑いながらシモーネをじっと見つめるだけだった。店主は、シモーネが領主様の屋敷から来たのだろうと言った。その言葉に、シモーネもルイヴィーも身を硬くした。シモーネはすぐに察した。この店の主もまた、裏社会の情報屋なのだ。店主は、この村の人間ならシモーネがあの屋敷で暮らしていることをみんな知っていると言った。シモーネが身辺調査の理由を尋ねると、店主は当たり前のことを聞くなと言わんばかりに鼻で笑った。この街に入る貴族の情報はすべて持っているのだという。
シモーネは不快感をあらわにして立ち上がった。自分は情報を握っておくほど重要な人間ではないと告げた。店主はおどけた様子で、視線をルイヴィーへと移した。高貴なお方が、なぜこんな場所で油を売っているのかと言った。ガタンッ! ルイヴィーがテーブルを激しく叩いて立ち上がった。ルイヴィーが威嚇するように睨みつけたが、店主はただ面白がってクスクスと不敵に笑いながら、帰るのか持ち帰りにするかと尋ねた。ルイヴィーが店なら他にもあると告げると、店主は、この街の飲食店で料理に細工をしていないのはうちだけだと言った。全部秘密にしておいてやるからと。つまり、この街の飲食店はすべて、情報屋が顧客と接触するために構えた拠点だということだ。安心して食事ができる店など、ここには一軒もなかった。
シモーネは仕方なく席に着いた。店主がまだシモーネの正体までは掴んでいないのがせめてもの救いだった。だがルイヴィーの方は正体を見破られているようだった。シモーネがさっさと食べて戻ろうと促すと、ルイヴィーは歯噛みしながらも、しぶしぶ席に戻った。店主はカラカラと笑い、背を向けた。
シモーネが彼を呼び止めた。店主が気だるげに振り返ると、シモーネは屋敷の使用人たちがこの街に来ていないか尋ねた。店主がニヤリと歯を見せて笑い、情報料はくれるのかと聞いた。ルイヴィーが顔をしかめて首を振り、自分たちで探そうと告げた。店主はクスクスと笑いながら、カウンターへ戻りつつ言った。今日は使い走りらしい奴らが大勢うろついていたと。どこの所属かは知らないが、みんな必死に走り回っていたという。それは、ちょうど二人が注文した料理の代金に見合う程度の情報だった。二人が顔を上げ、周囲に視線を走らせた。情報員ですら正体を知らないとなれば、秘密の多いイレストーン邸の者たちである可能性が高かった。シモーネは食事が終わったら、村を少し見て回る必要がありそうだと言った。ルイヴィーが頷き、自分が護衛すると告げた。そこでようやく、二人の食事が始まった。
食事中、二人の間では軽い会話が交わされた。作戦を立て終えた後は、普段触れることのなかった話題へと移っていった。ルイヴィーが店主に聞こえないほどの小さな声で、イレストーン大公が再び政界に進出される計画はないのかと尋ねた。シモーネの口角が皮肉げに上がった。大公閣下に直接聞くのが早いのではないかと答えた。ルイヴィーは何か知っていることがあればと思って聞いたまでだと言った。シモーネは食べ物を口に運び、しばし考えてから首を横に振った。つい先日までは呪いを解くことに必死で、今はジェイス公子の回復に注力している最中だと。300年もの間、息を潜めて生きてきた家門が、呪いが解けたからといって、いきなり政界に進出して誰が受け入れるのかと。シモーネはルイヴィーをそっと伺うように見つめた。皇家が積極的に復帰を後押ししてくれるならまだしも、そういうわけでもないだろうと。今のあの家には、対外的な活動をする余裕なんて微塵もないと告げた。
シモーネは視線を外し、何でもない風景を眺めながらレンに変わりはないかと尋ねた。ルイヴィーは黙り込んだ。シモーネは知らないふりをしてフォークを置いた。本当は、最後まで彼が皇太子であることを知らないふりをするつもりだった。しかし、今は少し心境が変わっていた。彼が望むのなら、せめてヒントの一つや二つ、手がかりを与えるつもりだった。もう、ルイヴィーが皇家のことで苦しみ、悲しむ姿は見たくなかったのだ。ルイヴィーは口を閉ざしたまま、話すべきかどうか悩んでいる様子だった。しかし、彼は結局最後まで口を閉ざした。何でもないと答えた。今は話すべき時ではない。まずは行方不明になった者たちを捜すのが先決だ。
苦々しく呟き、再び食事に目を戻そうとしたルイヴィーだったが、ふと動きを止めた。彼は勢いよく顔を上げると、もう一度街のほうを凝視した。その驚きを含んだ声に、シモーネもつられて視線を向けた。そして、思わず勢いよく立ち上がった。
シモーネは店を飛び出すと、視線の先へと全力で走り出した。ルイヴィーも彼女に続き、いや、彼女をも上回る速さで駆け抜けた。レストランから見える別の建物の前で、おろおろと落ち着きなく辺りを見回している人物がいた。メイド長、ルースだった。
イレストーン家の呪いを解け!55話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

あなたはそこで何をしていますか…

情報屋の本当に安いビジネス、、、、人を騙す専門家

消えたのではなく、邸宅から出て行った?。みんな?何を探しているの?

イレストーン領地の税金を徴収していないと…?では、大公家のお金はどうしてる?

なぜ来てるのよ

え?団体の記憶喪失ですか?

なに?なに?ああ不思議!もう3時間待ってみましょう。

メイド長生きてた?

なんで邸宅で働いた記憶を失って屋敷から追い出されたのか?
私の感想◎今回はシモーネもレンも精神的に大変そうですね。頑張れ!
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