※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない266話あらすじ
ビビアナが死んで五日が過ぎた。メンドーサのほとんどの人は四日前の入棺ミサが終わるとアルマグロを離れた。エスカランテ家の一部を除いて。地下墓室を離れないミゲル、誰が見ても心配な状態のミゲルを監視するカッセル。ビビアナの遺体はとっくに棺の中だが、墓室を閉められず、カスタニャール伯爵家も困ってはいたが、彼らが高貴なエスカランテ家の息子にできることはなかった。伯爵夫妻も、娘の急逝に昼夜問わず涙に暮れて祈るのに没頭していて、それに対処する余裕もなかった。
カッセルはカスタニャール家の騎士を使ってミゲルを追い出してくれるように要請したが、伯爵はそんな冷酷なことは出来ないと断った。墓所がしまっていないと不安だろう、数十人の騎士と数百人の軍人を配備し続けるのも不便だろうと言っても、聞き入れない。カッセルは伯爵夫妻に言うのは酷だが、と前置きしたうえで、あの状態のミゲルには休息が必要で、治療も必要だと伝えたのだが、「私たちは狂ったのではなく、ただあの子を悼む時間がもっと必要なだけです」というのが伯爵の断固とした返事だった。”私たち”と今さらミゲルを自分たち側の勘定に入れてくるなんて・・・。
伯爵は壁にかかっている微笑むビビアナの肖像画を見つめた。その肖像画はビビアナとミゲルが17歳、ミゲルが士官学校に行く前にアルマグロに来た時に描かれたものだった。伯爵は今でもその時のことを覚えていて話し始めた。二人とも成人しているというのにちっともじっとしていなくて、くだらない話をしては子供のように笑って、伯爵夫人が二人を捕まえて何度も怒って・・・そんな子供っぽい姿があまりにもお似合いの二人だった、と。ミゲルの肖像画はすでにビビアナの寝室の壁から下ろされて壁に立てかけられていた。そんな二人を最後まで引き離したのは自分だ、と伯爵は後悔していた。
カッセルは誰にも罪はないと慰めたが伯爵は聞かなかった。伯爵はカッセルに告白した。ビビアナは、亡くなる三日前に泣きながら母親に、ミゲルを呼んで欲しいと懇願したと。ビビアナには時間がないことがわかったのだろう。だが伯爵はまだそんな訳ないと考えていた。母親が”破婚される”と口にすると、いつものようにビビアナは口を閉ざしたそうだ。あれだけ会いたがって、とうとう会わせなかった娘の婚約者を、遺体になってからも追い払えというのか、と伯爵に言われ、カッセルは諦めた。一日も早くメンドーサにミゲルを連れ帰らねばならないカッセルには成すすべがなくなった。
ミゲルが空腹か睡眠不足で倒れるのを待つカッセル。状況を話すカッセルの傍らには心配そうにカッセルをみつめるイネスがいた。ミゲルの監視にはエスカランテ家の騎士二人とカッセルの交代であたった。ミゲルは三日目を過ぎるまで全く眠らず、無理やり引き離そうとするカッセルに攻撃性すら見せた。ビビアナの母であるカスタニャール伯爵夫人が運ぶ食べ物だけをわずかに食べた。墓から出るように、などの声掛けは夫人でさえも一切無視された。娘が死んで横たわった墓のそばに毎日降りて、親よりも魂の抜けた娘の婚約者の面倒を見るというのはどんな気持ちでいることか。
夜が過ぎて、六日目の朝。カッセルは慣れた手でイネスの着替えを手伝っていた。ミゲルを心配するイネスに、カッセルは自分たちがいつまでこの数日間のことを続けられるかわからないと口にした。自分はあまり役に立てていないと言うイネスにカッセルは、君がいなかったらどうしようもなかった、僕にとって唯一の助けであり、唯一の盾だよ、と言った。
イネスはカッセルたち兄弟の代わりに対外的な疲労をすべて背負っていた。母のイザベラはイネスも共に首都へ行くことを望んだのだが、イネスに負担を強いることになっても、カッセルは一緒に残ってくれるというイネスの言葉に喜んで甘えることにした。ミゲルがあんな状態なのに、という罪悪感も生じないほどに、カッセルは自分のいないメンドーサに一人イネスを送るのが心配だったのだ。皇太子の眼の前に。イネスにとって恐ろしい記憶しかないあそこに・・・。
その通りあなたの盾よ、と誇らしげに微笑むイネス。カッセルがイネスの頬に口づける。君は僕の唯一の頼りで、唯一の喜びで、僕の神で・・・カッセルの言葉に頷いていたイネスが”神”はちょっと困るわ、と言った。それでもイネスはカッセルの代わりに何度でも祈ってあげる、と言い、彼女の腰を抱いていた彼の手を彼女の唇に持っていき、朝の祈りを唱えてから手の甲に口づけた。
さあ祝福も終わったし、ミゲルを見に行って、と言うイネスに、君は僕にとって唯一無二だよイネス、と愛の告白をするかのように真剣に目を合わせながら言うと、カッセルは去っていった。イネスが再び盾になる時間だった。
この結婚はどうせうまくいかない266話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

兄弟揃ってロマンチスト

ミゲルはどうしたら救えるの?

ミゲルを救ってあげるの、イネスならできるかな・・・

イネスがカッセルのそばにいて良かった、本当に良かった

ああ、本当に、ちょっとどうにかして、悲しすぎるよ

ミゲル、それでも自分を壊してはいけないよ!
わたしの感想◎ビビアナとミゲルが肖像画を描かれている時の様子、どれだけ屈託なくはしゃいで、未来あふれる若者たちだったかと思うと、その時に時間が戻ればいいのに、と思ってしまう
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
コメント
怒涛の更新ありがとうございます❤️
展開が早すぎて驚いてばかりですが、イネスとカッセルの愛が深まっているので安心して読み進められます。
ミゲルに早く立ち直って欲しいですね‥。突然の展開なので、アリシアが仕組んだことじゃないよね??‥と要らぬ心配もしてしまっています。
コメントありがとうございます!久しぶりにオスカルとアリシアのシーンがあったので、イネスたちが気になって、たくさんUPしてみました。わかります!アリシアの企みか?もしくはオスカルが何か・・・とか疑いが尽きません。ミゲル〜あんなに朗らかな弟だったのに