「この結婚はどうせうまくいかない」ノベル282話あらすじ・原作漫画レビュー

※未読の方はネタバレにご注意ください

ピッコマ（まんがアプリ）で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します

ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。

イネス前前世相関図

「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図

「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図

「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図

「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない282話あらすじ

イネスが冷たい水で体を洗って自分の寝室に戻ると、カッセルがベッドに腰掛けて待っていた。カッセルの状態は先程よりもひどくなっていた。
結局父親に殴られたのか切れている口元、適当に布が巻かれた腕、ガラス片で傷だらけの手。これまでもカッセルはミゲルによって怪我をしていたし、それをイネスに隠せているとカッセルが思っていることまでイネスはすべて知っていたが、今みたいに隠そうと考える余裕すらない姿は初めてだった。

イネスは首を振りながら寝室を出て、カッセルの寝室へ行き抽斗を開けると、後ろをもじもじと追いかけてくるカッセルに水を持ってくるように頼んだ。イネスの態度に困惑した様子のカッセルだったが、イネスが抽斗から薬を取り出すのを見ると、水の用意を始めた。重くて両側に持ち手のついた水壺を軽々と片手で持ち、続いて頼まれた鉢を怪我している手で持ってくる姿にイネスは頭が痛かった。

イネスが薬の場所を知っているということが不思議で、カッセルが尋ねると、イネスはあなたの妻は疑心暗鬼だから毎日そこら中を調べているのと答えた。カッセルはまるでとてもロマンチックな言葉を聞いたかのような反応をした。イザベラの代わりにすごく忙しかったはずなのに、自分のことを考えてくれた振る舞いが嬉しいとカッセルは言い出した。イネスは、もう一度よく考えてみて、怖くて鳥肌が立つ話だからと言ったが、カッセルはイネスが疑心暗鬼だなんてとても可愛いとキスをしようとしたので、イネスが彼の唇を手で塞いで押し返した。

イネスがカッセルに服を脱ぐように指示する。カッセルはイネスと話がしたくて傷の手当を後回しにしてしまっただけで、自分で治療出来ると言ったが、イネスは譲らなかった。イネスが近づきボタンを外していくと、カッセルは興奮した様子だったが、それが理由ではなく彼女の注意を乱すために耳元にキスを始めた。イネスはカッセルの妨害に屈せず、落ち着いてまずは腕の治療から始めた。

カッセルの左腕には、ナイフで切る前に燭台で叩かれて出来た大きなあざが見られた。よりによってなぜ同じ腕なのかと不平を言うイネスに左腕だからかまわないと答えるカッセル。結局その流れで、カッセルが傷つくたびにミゲルが憎くなるとイネスが恨みをこぼした。日にちが経って薄くなったりしているが、ミゲルによってカッセルが傷ついた痕は両手で計り知れないほどだった。カッセルが優しく、私を見て？とイネスに声をかけた。

イネスは治療を続けながら、顔を上げる代わりに唇を噛んだ。イネスはさきほどダイニングルームを出た時に一度だけ、仕方なく、公爵のような考えをした白状した。ドロレスとミゲルが結婚したらどうだろうと考えたと。ドロレスが意地悪なことを誰よりも知っていて、ミゲルにそんな話をする時期ではないこともわかっているのに・・・でもカッセル、あなたも私と結婚するのをとても怖がっていたじゃない？とイネスに言われ、黙って聞いていたカッセルは街の銅像のように固まった。まるでイネスが彼の過去の女性遍歴について言及する時はいつもそうであるように。

彼の様子には構わずに、イネスは真剣に懺悔でもするような罪悪感いっぱいに言葉を続けた。私と結婚してどんなに恐ろしい日々が待っているのか想像しても、あなたは自分の義務、責任、エスカランテや両親のためを想ってしてくれたでしょう？ミゲルも、他のことではなくカッセルの命がかかっていることを想ってくれないかと考えたの。もっとひどい夫婦はメンドーサ中にいる。恐ろしくても生きていけるし、いざやってみたら私たちもまあまあ良かった。私は相変わらず意地悪な女だけど、あなたがそれほどひどいわけではなさそうだし・・・。

カッセルは、イネスがイネス自身のことを「まあまあ」とか「ひどくない程度」とか言ってはいけないよ、とたしなめた。どんな時であろうと大事なことだよ、と譲らずに口づけ、とうとうイネスにカッセルを好きだと言わせた。カッセルはその言葉に、私はあなたを愛していると返した。
カッセルは言った。ミゲルが今の辛い時間を過ぎて、自分のように愛する妻を持つことを望んでいる。ただギリギリ耐えられる恐ろしい日々に人生を浪費するのではなくてね。イネス・ヴァレスティナがくれた世界はまったく違う世界だ。君は君が言っているような人ではなくて、君がメンドーサでしてくれていること、君が優しくないというなら天国には誰も行けないよ。
優しいからではなくて、カッセルを二度と離したくなくて、ずっとそばにいたくてやっていることなの、だから結局は自分のためなの、とイネスは告白した。カッセルが静かにイネスを抱きしめた。
・・・行かないで、カッセル、怖い・・・。イネスがいまだかつて見せたことのない弱く素直な感情に、カッセルは驚いた。ミゲルが結婚しなくてすむようにするから、二人で一緒にいられなくてもカッセルだけはカルステラにいられるようにするから・・・イネスが言った。
しばしの沈黙。やがてカッセルが謝った。ごめんね。君と違って、僕はずっと君と一緒にいたいんだ、イネス。だから、行かなきゃ。ただ、こんなふうに知らせるつもりはなかったんだ。先に言おうと思っていたのに、ごめんね。

イネスが抱きしめてくれているカッセルの腕から抜け出した。怒っていないというイネスだったが、まだ納得は出来ないようだった。それでもため息をつきながら、選択の余地がなかったことはわかっているというイネスに、カッセルは自分で選んだんだと告げた。ミゲルとも関係なく、イネスの隣でこの先ずっと暮らしていくために、誰も自分を簡単に殺すことが出来ない位置を手に入れるために、選んだのだ。誰かが自分を殺そうと用意した場所だろうと。
”皇太子が”
カッセルがわざと省略した主語をイネスが口にした。”皇太子が、あなたを”合ってる？と殺伐とした表情で言うイネスに、カッセルはそうだと認めた。

この結婚はどうせうまくいかない282話レビューまとめ

韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

まとめ

この結婚はどうせうまくいかない　あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました

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