※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない335話あらすじ
16章『川の流れはすべて海へと注ぐが、海が満ちることはない』
戦勝記念の宴が幕を閉じた夜、一連の騒動が自身の薬剤師から始まったと知ったアンヘリカは、恐れ多くてイネスと目を合わせることすらできなかった。震える手はイネスの手よりも白く、冷や汗で湿っていた。娘の診療をそんな手に任せられないとヴァレスティナ公爵が怒声を浴びせて以来、彼女は瞬きひとつ出来ずに立ち尽くしていた。
アンヘリカ自身、わずか一時間前までは、どこへなりとも引き立てられ、罪を贖わされるものだと思っていた。自ら望んだことではなく、何一つ罪を犯していないとしても。結局のところ、遥か昔にあの薬師を選んだのも、その者に長年処方を任せたのも自分の判断だったと、アンヘリカも分かっているから。毒が運び込まれるたびに罪が転嫁され、長い歳月と同じだけ積み上がった罪に、彼女も呆然としていることだろう。
しかしイネスは、彼女が何をしていようと結果は変わらなかっただろうという冷淡な言葉で、彼女を許した。本人は、許しを得てもなお、見るに耐えないほど狼狽していたが。真に罪を犯した者は別にいる。単なる道具に費やす怒りなどイネスは持ち合わせてはいなかった。”まだ役に立つはず、それだけのこと”激昂する父親にそう言い放ったのは、本心だった。
イネスは重苦しい頭をイザベラの腕に預け、肝心なのは彼女ではないと、恐怖に震える術も罪悪感で目を合わせられない術も知らないアリシアのことを思った。時として、罪人以上に罪人らしく震える者たちがいる。だが、この哀れなアンヘリカの後悔など関係なく、結局はこの喉の奥へとパノテを飲み下しただろう。数十、数百回。あるいは、あの遠い前世のように、数千回と。自分が気づかなければ、いつまでも。ダンテ・イハルから聞かなければずっと・・・。知らぬうちに宿っていた我が子さえ、この手で殺めていただろう。夫が帰還した時に子を授かれるようにと願いながら、自分のひ弱な胎が、少しでもまともになるようにと願いながら、その手で、自ら・・・。
麻痺した左手に一瞬ピリピリとした感覚が走ったが、嘘のように消えて強張った。イネスは自分が左手の指一本動かせないでいることを、イザベラやファナに気づかれぬよう必死に隠していた。実のところ、皆の心はそれどころでなく、隠さずともしばらくは気付かれなかったことだろう。イザベラの顔は青ざめ、ファナの目には涙が溜まっていた。寝室を見渡せば誰もが似たような表情を浮かべていた。エスカランテ家とヴァレスティナ家の男たちの顔も、ラウルとアルフォンソの顔も、気弱な青年医師マリオまでも。
誰もがアンヘリカの診断でイネスの妊娠が裏付けられることを望んでいた。そして、その事実こそが、毒を飲んだとしても彼女を何ら損なうことはなかったという証明になることを。彼女は毒に打ち勝ったのだと。しかし肝心のイネス自身は、アンヘリカの答えなど待ってはいなかった。フアンの毒を即座に見抜いたあの有能な男、イネスは彼の言葉そのものよりも彼の表情を信じていた。彼の目は妊娠を確信していた。しかしその顔つきはこの上なく不幸せそうだった。妊娠が必ずしも良い報せではないからだろう。すでに四ヶ月近い月日が流れていた。何度かあった不正出血を月経の乱れだと思い込み、やり過ごしてきた。その間にも子供はか細い胎の中にしがみついて育っていた。
せめてもの救いがあるとすれば、薬をパノテにすり替えたのが結婚直後だということだった。不安に耐えかねたファナが、カルステラでは本当にあの薬を飲んでいなかったかと問いかけた。メンドーサでの夏の間、自らの手で薬を用意し、主人がそれを欠かさず飲む姿を見てきた彼女の心は限界だった。イネスは安心させるように頷いた。母は欠かさず送ってきていたが、ほとんどは飲まなかったのだと。長年の薬への拒否感は思いのほか強かった。子供の頃は飲まされていたが、そのおかげで耐性が残され、こうして妊娠できたのかもしれない。ファナの、実母と折り合いが悪くて良かったという心からの感嘆にイネスは笑みを浮かべた。
確かに、今年の春まではそうだった。いつだったか、カルステラの官邸でカッセルにそっくりの子供を初めて想像したあの日からは、イネスは切実に願っていた。カッセルのティリダード(避妊薬)を見つけて理性を失って飛びかかったことがおかしくてたまらない。避妊をしていたのも、やめたのも、ただ彼女のためだった男。彼が避妊をやめたその時から、当の自分は胎を損なわせていたというのに。
イネスは力なくまぶたを閉じた。左手は硬直したままだった。歓喜も安堵も、あらゆる「良い感情」を石で叩き潰すかのように己の中から押し出した。もしかしたら喜ぶべきことではないのかもしれない。ほんの束の間のことかもしれない。いっそ手に入れていなければ、失うこともなかったのにと、あの遠い日のように考えることになるかもしれない。
自分の手であの薬を飲み込んでいたすべての瞬間がおぞましいとイネスは漏らした。また自分が過ちを犯したのだと。今回も、また間違えたのだと。何も知らないイザベラに、自分を狂わせる「繰り返し」を口にした。イザベラは痛切な思いでイネスの肩を抱き寄せ、あなたが間違っていたことなどどこにもない、これは悪魔の仕業だと告げた。初めてのことだし、長い期間ではなかった、まだ若いし、今回がどうだろうと、これが終わりじゃないの、イネスの体はそれほど酷くは傷ついていないはず、間違いなくあなたは神に愛される善良な娘なのだから、とイザベラは神に誓って、イネスが犯した過ちなどないと言った。
遠くから伺っていたルシアーノが歩み寄り、妹の左腕をそっと掴んだ。手首の強張りに気づき表情を険しくしたが、義母イザベラの必死な姿を見て沈黙を選んだ。イザベラの表情は、この部屋に入ることさえできなかった実母オルガよりも、切迫した、切実なものだったから。
イザベラはイハルと会話したミゲルの言葉を伝えた。アリシアがエスカランテ官邸の雇い人にまで手を伸ばしてきたのはフォルメンテの試合以降だが、厨房には人の目が多く、その毒々しいものを混入させたのは毎日ではなかったはずだと。(フォルメンテからは二つの季節が過ぎていた)それから、すぐに執事が調査を開始し、犯人を捜し出しているところで、今後イネスとフアンが口にするものは全て徹底的な監視下に置かれると説明した。
イザベラは完全に色を失った瞳でアンヘリカに結果を問うた。アンヘリカは懐妊に疑いの余地はないと告げた。とうに分かっていたはずなのに、今の今まで言葉にできなかった理由は同じだろう。イネスには、彼女が、その子が無事に生まれてくることは叶わないだろうという事実を、どう言い繕うべきか苦慮している様子に見えた。
切望していた瞬間にもかかわらず奇妙な沈黙に包まれた。「ミ・アモール(愛しき方)!」ファナがひとり歓喜の涙を流して主人を抱きしめるまでは。アンヘリカがその後に続けた「ただ・・・」という留保が聞こえていなかったファナの喜びが、部屋の空気を一変させた。ついに授かった、悪魔たちの思い通りにはならなかったのだと。侍女が主人の頬を両手で挟み、休む間もなく口づけを浴びせる光景に、遠巻きに見ていた公爵夫妻もついに吹き出した。イザベラは喜びの涙を流した。
カッセルが戦場でこの知らせを聞いたら!と声が上がり、ソル・デ・ミ・ヴィダ(我が人生の太陽)!が自分の子を宿したと知ればなおさらだと続く言葉に、イネスは日差しが忌々しいからそう呼ぶなと言ったはずだし秘密だったのにと呟いた。カッセルがあなたをそんな風に呼んでいるの?とイザベラ。一瞬にして緊張の糸は解け、喜びの空気がベッドを包み込んだ。ヴァレスティナ公爵がらしくない晴れやかな声で祝辞を述べ、ミゲル、フアンが続いた。麻痺したイネスの手を撫でていたルシアーノは髪を慈しむように撫で、額に口づけを落とした。
そして皆の喧騒に紛れ、彼女だけに聞こえる囁きで、あの危なっかしい計画は今日限りで破棄だとルシアーノは告げた。イネスは致し方ないといった様子で、小さく頷いた。
この結婚はどうせうまくいかない335話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

妊娠が確定したイネスさん、おめでとうございます!

ところで、最初の人生でも正気を失った悪魔のようなことをしたということですが、夫にしっかりとやるんだよね?何やってんの?

毒さえも突き飛ばして・・・お父さんのセリフ、とても幸せな気持ちが感じられました。何事もなく健康でありますように。とりあえずおめでとう〜〜〜
ただし胎が弱くて不安です・・・これからはしっかり療養すればいいです。横になっているだけね!

ただ・・・ただ、何ですか!!!!!何だよ!!!カッセルが知ったら、嬉しくて気絶してしまうでしょう。赤ちゃんがうまくいかない場合はイネスがうまくいかないかもしれないと心配ですすごく泣くんだろうね・・・

ルシアーノは本当にお兄さんです

試練を与えないで!!!

赤ちゃんが頑張っている!母もまた頑張ろう!

手を握ってくれるルシアーノにも本当に感動した

子供が生きて出られないことを本人は感じておりますが、それが悲しいです

あの時代にもしも死産だったら、お母さんの命も危険ではありませんか?

エミリアーノが残してくれた最後の絵を信じるよ!

赤ちゃん、どうか無事に生まれ変わってきて
わたしの感想◎ファナ〜〜〜ありがとう。そうだよね、おめでとう!まだ、悪いことは起こっていない、今を喜んで、頑張った赤ちゃんを褒めてあげようね
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
336話
コメント