※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない407話(エピローグ4話)あらすじ
ーーイネス・エスカランテ・デ・ペレス
かつてイネスが母に送った手紙は、物乞いも同然だった。そして、オルガがそういった「物乞い」に対して、いかに無慈悲であったことか。子供が死んだこと、自分のせいかもしれないこと、前の晩まで笑っていたのに翌日には息をしていなかったこと。何も思い出せず、あの日何があったのかを何度も反芻していると綴った。たった十ヶ月足らずの命だった。それなのに、あの子が生まれる前にどうやって生きていたのか思い出せない。どうやって息をしていたのか、どうして夜に眠れていたのか。母なら正しい道を知っているはずだと、すがるように問いかけた。
幼い頃に母が自分を抱きしめてくれた記憶を必死に追い求め、おこがましくも「すべて大丈夫だ」という答えを期待していた。もちろん、その答えを得られたとしても、彼女が救われることはなかっただろう。母親に似ていく人生をこれほど嫌悪しながら、その慰めを受け入れられるはずもない。オルガから届いた返信は、すべてお前のせいだという断罪だった。イネスが自ら出していた結論を、少し早めたに過ぎなかった。
それなのに、結びに書かれた「お前をこの世の誰よりも愛している」という言葉には涙した。あんなものでさえ親の愛だと渇望していたのだとしたら、自分が我が子に与えようとしていたものは一体何だったのだろうか。イネスは少なくとも、オルガ・ヴァレスティナのような母親にだけはなるまいと、常に考えてきた。そしてカッセル・エスカランテに対しても、あのような妻にだけはなるまいと心に決めていたのだ。
オルガの手紙は一日おきに届いた。娘の不幸の原因はすべて、皇太子との縁談を壊した父親にあると断じ、ふさわしくない時期に身ごもったことが計画を狂わせたと責めた。カッセル・エスカランテではなく皇太子の妃となっていれば、ヴァレンザの皇太孫の母になれたはずだと。辛い時期は一瞬に過ぎないから別の子供を授かって、すべてを忘れろと書き、娘への厳しさは皇室との縁が消えたゆえの愛だったと主張した。鞭と苦難こそが今のイネスを支えていると信じて疑わず、夫の自分への哀れみにはうまく計算して立ち回れと説いた。
さらに、常に身なりを整えて慎重に行動し、夜の営みは神聖な義務として務めよ、夫の寝床を温めるのは妻ではなく妾の務めであり、カッセルの愛情は幼い頃からの「惰性」に過ぎないと断じた。それを愛だと勘違いしてはいけない。父親のようにいつ裏切られるか分からないのだから、常に夫からは必要なものだけを受け取れと。
イネスは習慣でアンヘリカの薬を飲み込み、母の手紙は届くたびに火に焚べた。母にはあらゆる問題を一つに結びつける癖があり、子供の死すらも皇太子との破談の根拠に利用した。「惰性」とは古くからの悪習の意味だが、カッセルには似合わない言葉だった。イネスはかつての婚約候補者オスカル・ヴァレンザを思い出した。彼にこそふさわしい言葉。皇后にしてやると言いながらスカートをめくってきた、11歳だか12歳の少年の下劣な手。カッセルと同じ青い瞳だったが、本質的にはすべてが違っていた。あの時、ルシアーノが現れなければ、彼女はなすすべもなく皇太子の婚約者にされていただろう。
・・・あるいは、カッセル・エスカランテにとってはその方がマシだった可能性はある。カッセルの不幸はイネスとの結婚に起因するであろうから。イネスにとっては得をするばかりの結婚だったが。皇太子と婚姻していたら、せいぜいオルガの鞭を避けられた程度だろう。だがイネスは、本当に辛いのは体を叩かれることではなく精神が追い詰められることだと、母の支配下で悟っていた。手を出せない分、執拗に追い詰める母のもとで育ち、皇太子に踏みにじられて一生を過ごしたに違いない。
それらを回避し、カッセル・エスカランテが夫として残った今の人生は穏やかだった。皇太子はいつだって忌まわしい存在だったが、彼は一度たりとも忌まわしくなかった。イネスは誰もいない道を見下ろし、口角だけを上げて笑った。
カッセルは二日前、エスポーサから追い出されるようにしてカルステラへ復帰した。彼女が眠れなかった理由を察してしまったからだった。無造作に捨てられた母の手紙を見られたあの日以来、イネスは彼が近づくだけで屈辱に震えた。自分がそんな程度の存在でしかないことを知られてしまった。子供を失ったばかりなのに新しい子を授かれと言われ、策を巡らせ薬を飲み込む執念深い女。そんな姿を晒すくらいなら死にたかった。どう生きればいいか分からず、死にたかったのだ、あなたが愛した自分はただのそんな情けない女の子だったのだと彼に告げた。
彼が自分の情けなさに気づく瞬間が耐えられなかった。父が母を見るような目で見られたら、自分がオルガ・ヴァレスティナになったようだと。その時ようやく、母の愛を最も求めていた時でさえ同時に憎んでいたことにイネスは気づいた。イネスは自分さえいなければと考えた。高貴な生まれに、秀麗な容貌、そして優しい気性。バルカの娘だろうが、ヤルガバの娘だろうが、彼が望む女なら誰だって妻に迎えられたはずなのに。
カッセルは、いつだって彼女を妻に迎えたかったのだと言い、他の女を探せなどと言わないでくれと懇願した。イネスはそれがあなたのためだと返したが、彼は、その言葉で君が僕を捨てようとしているのだと見抜いた。今この瞬間にも名を呼ばれるだけで心臓が跳ねるのだと告げた。
イネスは、かつて城を振り返らず去っていく彼の姿を思い出していた。リカルドが生まれる前も後も、ありえないような間隔でエスポーサに通い続けてくれ、カルステラへの帰路で何度も城を振り返る未練がましい後ろ姿。彼女もリカルドを抱いて、彼の帰りが最もよく見える窓辺に立っていた。今、誰もいない道を見下ろしているよのと同じように。
腕の中の子供も、振り返ったあの男も、彼を待ちわびていた自分自身も消えてしまった。わずかに残った恋心は過去の羞恥のように沈殿し、思い出すだけで逃げ出したくなった。自分には、最初から分不相応なものだったのだ彼女は今、もう彼が戻らないことを願っていた。
以前の関係には戻れず、その理由はひとえに自分にあると彼に告げたのだ。この縁談は最初から間違いだったと詫び、父を説得するから早く去ってくれと。カッセルはお願いだからそんなこと言わないでと震えると、君の影を見ているだけで幸せだと言った。もっと努力する、君は何もしなくていい、生きていてくれるだけで嬉しいのだと。彼女を抱きしめたその手はひどく震えていた。
リカルドがあなたに似すぎているのと、イネスは言った。あなたを見るとあの子を思い出す、私に残されたのはそれだけだと。「エスカランテ」ではなく、カッセルと穏やかに呼ぶと、名を呼ばれるだけで心臓が跳ねると言っていた男の表情から生気が消えた。去りゆく彼に二度と振り返らせまいとしたのは自分自身だった。イネスはまるで墓の中に閉じ込められるかのように、何一つ残されていない子供部屋へと入っていった。
この結婚はどうせうまくいかない407話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

イネスにとってエスポーサは絶望でしかなかったから、今回の人生でカッセルがどうしても彼女をカルステラへ連れて行こうとしたのは、もしかすると最初の人生が残した本能が働いたのかもしれませんね

周りに助けてくれる大人が一人もいなかったなんて、あまりに酷すぎる。まだ幼すぎる夫婦じゃない。何も分からないだろうに。生きていれば失敗も過ちも、望まなくても不幸が訪れることもある・・・。それでも私たちが生きていく理由は、それが人生のすべてではないからだと、そう教えてくれる大人がいないなんて。義理の両親や父親、お兄さんはみんな一体どこへ行ってしまったの?

イネスの不安や鬱は、彼女の母親が原因のようですね

エピローグが・・・あまりにも・・・辛すぎます・・・

母親の虐待でメンタルが崩壊しているところに、子供まで亡くしてしまったのだから、イネスは生きていても生きた心地がせず、死んだほうがマシなほどの人生を送っていたんですね。カッセルはイネスだけを見つめて愛しているけれど、それが彼女の目に入るはずもなく・・・。ああ、悲しい。心が痛くて見るのが辛いけれど、ハッピーエンドを知っているからこそ、読み返す勇気が湧いてきます。これがエピローグで本当に良かったです

切なすぎて涙が出る。そんな中でもバルカの女ときたら

まず母親から始末しようか? ヴァレスティナ公爵も相当だわ。あんなのと離婚もせずに暮らすなんて。兄妹がまともに育ったのが不思議なくらい。お父さん最高!!

二人とも可哀想

これほど酷い母親がいるでしょうか? しかも、そのすべての所業の根底に「愛」があるということに腹が立ちます。子供を亡くした時、父親がもっと寄り添ってあげていたら・・・。母親が狂っていると分かっていながら、自分の息子は遠ざけ、生贄として娘を差し出したというのも恐ろしい話です。殴られるほうがマシなほど精神的に追い詰める、残酷で執念深い性格。みんな見て見ぬふりをして、子供一人を供物にして平穏を求めたわけね

あ〜、もう本当に!!
わたしの感想◎登場人物も関係もほぼ同じなのに、心を開くか開かないか、行動するかしないかで、これほどこじれて変わっていくものなのか
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
408話(エピローグ5話)

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