今世は当主になります 154 話(漫画159話)あらすじ&韓国原作小説レビュー

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今世は当主になります

※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。

この記事では、ピッコマ大人気漫画「今世は当主になります」韓国原作小説(ノベル)の韓国でのレビューをまとめました。

ここでは、ノベルの154話のレビューからまとめました。

個人的に地図と年表と家系図相関図を書いてみました。公式ではありませんので、ご参考にお楽しみください。

今世は当主になります 地図注意
今世は当主になります 年表1注意
今世は当主になります 年表2注意
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今日のひとこと

ギリウ「あれが・・・ペレス?」

ノベル154話あらすじ

馬車の中のフィレンティア。ひたすら暗闇が続き、時間の感覚はもう無い。向かい側の椅子ではミゲンテ・アイバンが目をつぶって深い眠りに落ちている。閉じ込められたばかりの時は、2人で色んな会話をしていた。しかし話した分、疲れと空腹感がより頻繁に襲ってくることに気づき、会話は休息に減り、眠る時間が増えていた。

喉の渇きに耐えられなくなると、水の瓶をそっと開け、1口だけ口に含む。渇きが満たされることはなく、もっと渇きを感じる時すらあるが、諦めないという強い意志で残りの水を飲み干したい欲求に耐える。

ティアは眠り、夢を見る。現世の夢もあるが、時には前世の夢も見る。肩がぶつかりあうほどの群衆の中で、馬に乗って通り過ぎるペレスを眺める。無表情のペレスが感情のこもっていない視線で人々を見下ろしている。ティアは思い切り息を吸い込み、喉が張り裂ける勢いで彼の名を叫ぶ「ペレス!」すると赤い瞳がティアに気づき、ティアにだけわかる笑みを浮かべ名前を呼ぼうと口を開く。

夢はいつもそこで終わる。ペレスの声が聞きたいのに、聞けない。次の夢では呼んでくれることを願いながら目を閉じる。「ティア!」誰かが呼んでいるようだけど・・。

山崩れ現場。2日目に到着した中部地域の兵士を始め、ロンバルディ家の力によって続々と援助の手が届いている。フェレット商会で雇用した傭兵100名に翌日にはロンバルディ鉱山から重機が届き、救助作業は確実にスピードを上げている。崩れた山が上の方から徐々に姿を消している。山というものを移動させているのだ。バイオレットはその中できびきびと動いていた。

山崩れから4日目。”果たしてロンバルディ令嬢はまだ生きているんだろうか?”という声が聞こえても、大きな岩が多いので空気が通っているはずだ、という言葉を信じ、「フィレンティア様はそう簡単にくじけないわ」とバイオレットは気を強くもった。

バイオレットにラモナが温かいお茶を渡してくれた。ラモナは事故現場に駆けつけ、作業している人たちに食事を運んだりしていた。「とても近しい仲なんですね、バイオレット様とロンバルディ令嬢は」とラモナが言い、バイオレットが「フィレンティア様は、私がフェレット商会で働いている理由でもあります。私に大きな夢を抱かせてくださった方です。フィレンティア様に返せないほど借りを持っている人は、私以外にも大勢います。そういう方なんです」と答えた。ラモナはやや複雑な表情で「すごく愛されている方なんですね」と言った。

その時、ロンバルディ家の人々の到着が知らされた。バイオレットがすぐに駆けつける。唯一の二人乗りの馬から降り立ったのはギャラハンだった。ロンバルディ領からここまで馬車で10日以上。どんなに急いでも馬で1週間はかかるはずなのに、たった4日で到着したのだ。「・・ティアは、ティアはどこにいるんですか?」ひどい顔色でギャラハンが尋ねる。「まだ・・」バイオレットの返事にギャラハンの体がふらつく。

ギャラハンを支えにクレリバンが現れ、どこか座れる場所を、と言った。ギャラハンを交代で乗せながらここまで来たギリウとメイロンもひどい疲れようだった。焚き火のまわりに彼らを案内し、バイオレットは状況を説明することにした。

バイオレットが説明を終えると、明日は巨大な岩石を取り除くことが最重要であること、それさえ動かせればあとの作業は比較的速く進むだろうことを皆理解した。岩石の除去方法の中で、最も速くて安全な方法はオーラソードを使って粉々にする方法であった。

しかし、バイオレットが言葉を濁す。「あれほど大きな岩石を割れるオーラの持ち主となると、皇子殿下しかいらっしゃらないのです」「皇子殿下がフィレンティア様を助けようとしないわけがないじゃないですか?」顔をしかめたクレリバンが言い返す。バイオレットは辛そうに「逆に、無理しすぎていらっしゃるのが問題なんです。もう何度倒れられたことか・・。今もあんなに・・」と答えた。

ギャラハンがペレスの居場所を尋ねる。いつもペレスにはただならぬ存在感があった。いくらここが大勢でも、ペレスの姿が目に入らないわけがない。「あちらです・・」バイオレットが指差した方を見ると、「あれが・・・ペレス?」ギリウが信じられないという風に言った。

暗くてはっきりと見えない地面に跪いた人物は男の人なことは分かる。だがその人はあまりにも小さく、あまりにも疲れている。いつも強く高貴な雰囲気を纏っているペレスからは、想像もできない姿だった。「少し休まれるように何人も無理にでも止めようとしました。しかし、その人たちは皆怪我をしてしまい・・。騎士3人が怪我をして以来、誰も声すら掛けられなくなりました」

読んでる途中で、フィレンティアは大丈夫なのか心配になりましたら、漫画の1話を読み返していただけるとよいと思います

ノベル154 話レビューまとめ

ティアは絶体絶命の瞬間にペレスを思い浮かべているのですね!愛だよ、それはきっと。

ペレスの描写を聞いたら涙が…。

ティアにペレスでは物足りないと思っていたけど、これは充分隣に立つ資格がありそうですね。

ラモナ、人の命がかかっているのに複雑な表情はよくないよー。

すごく気の毒。早くティアとミゲンテが助かりますように。

愛する人が山の下にいるなんて、どれほど辛いでしょう。

ペレス、ティアに会う前に戻ってしまったのかな。

わたしの感想◎ここの部分は本当につらいですね。ティアとミゲンテ・アイバンが常識的で冷静なのでまだ落ちついて読めますが。みんな、がんばって!!

ノベル154話と漫画159話の違い

・バイオレットがフィレンティアを讃える言葉を聞き、ノベルではラモナが複雑な表情を浮かべますが、漫画では純粋に笑顔で頷いているようです

・フィレンティアを救う方法をバイオレットがギャラハンたちに説明するシーンは漫画では全カットです

・ティアがペレスの夢を見ますが、漫画ではその後の話が先にきています。ティアの夢、群衆の中からティアがペレスを呼んで、ペレスが振り向いてみせる笑顔、漫画ですごく暖かい瞳が描かれていて、良かったです〜。「声を聞きたかった・・・」というセリフの部分、漫画の韓国原文では最後の文字自体がぼや〜っとしてティアの意識とリンクしています

まとめ

以上「今世は当主になります」 154 話 韓国原作小説レビューまとめを紹介しました。

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