今世は当主になります ノベル250話  あらすじ&韓国原作小説レビュー

※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。

この記事では、ピッコマ大人気漫画「今世は当主になります」韓国原作小説（ノベル）の韓国でのレビューをまとめました。

ここでは、ノベルの250話のレビューからまとめました。

個人的に地図と年表と家系図相関図を書いてみました。公式ではありませんので、ご参考にお楽しみください。

今日のひとこと

フィレンティア「私が約束したでしょ？エスティラの夢、叶えてあげるって」

ノベル250話あらすじ

始まる予定の時間になる前に、すべての封臣家門の当主が席に座っていた。フィレンティアは一人一人の顔を眺めた。そして冗談交じりに「皆、とても幼い頃から見てきた人たちなのに、ちょっと見慣れない人みたい」と言い、「これから、成長するのを見てきた子供が当主として命令するのを受けなければならないだろうし、私も親戚の大人のようであった方たちに大変なことをさせねばなりませんからね。そんな時は、私を信頼してどうかついてきてください」と続けた。皆がフィレンティアをまっすぐにみつめた。それが何よりの答えだった。

会議がはじまると、祖父がすべて引き継ぎやすく整理しておいてくれたことを悟った。この会議が終わったら、話をしながら祖父の肩をもんであげようとティアは決めた。

いつもより長引いた会議の最後にティアは切り出した。「コホン。個人的に伝えることがあって。・・私、婚約することになったの」しかし、当主たちからは全く反応がなかった。そしてやっと会話が始まった。「まあ、みんな知っていたのではないですか？」「新しい指輪をはめていらっしゃるので、そういうことかと」「第２皇子ですよね？」「我々の当主様にプロポーズできる方があの方以外に他にいますか？」

ティアは「反対・・はしないの？」と尋ねた。反対という言葉に当主たちはびっくりした。そして「当主様のしたい通りになさってください」と言ってくれた。なおもティアは皆の率直な気持ちを聞きたいのだ、と言うと「もしかして、もう反対する貴族がいるのですか？」「誰ですか！？そんな無礼者は」クレリバンが「貴族が反対の”はん”の字も口にできないようにする方法ならいろいろありますが」と言い出すと、銀行業のブレイが「名前を書いてくださればすぐに措置します」と言い、「奨学財団でも・・」「農産物の納品価格を引き上げて・・」と次々口にし始めた。

慌ててティアは、皇帝陛下の遺志も受けておいたから心配しないで、と言った。あちこちから、さすがです！等の声があがった。隣でクレリバンの満足そうな声がした。「どうです、言った通りでしょう。ただ信じて従えばいいんですよ」

会議が無事に終わり、午後はエスティラとの時間を設けた。まずは当主の主治医として健康診断から始まった。とても元気だが、激務には気をつけるように、との結果だった。

ティアはエスティラを連れて馬車に乗った。馬車の中では、エスティラが新しく弟子を１０人とった話を聞いた。エスティラはロンバルディ家の主治医になってから、ロンバルディの支援で助手や弟子をたくさん育てる制度を用いて、先日は本人の故郷に帰って医院を開業した初の卒業生を輩出したところだった。

馬車はロンバルディ城郭の外にある広い平野に着いた。ティアは平野の真ん中を指差しながらエスティラに言った。「明日から、あの場所に病院を建て始めるわ」「私が約束したでしょ？エスティラの夢、叶えてあげるって」そう、昔ペレスにあげるメルコーン薬を作ってもらう時にした約束だった。「お金のない人も治療を受けられる場所。エスティラのように医学を学ぶ人たちが集まって暮らして、診療できるようにとても大きな病院を建てましょう」「遠くからきた患者さんが泊まる施設も作って・・・」「どう？」

エスティラは涙を流し、膝をついてお礼を言った。ティアも膝をつき、エスティラと目線を合わせて「エスティラが父を助けてくれたから、私がここまで来ることができたのよ」とあらためて言った。

明日はペレスの皇太子任命の日となった。すでに２日前、北部からミゲンテ・アイバン当主が皇都に到着していた。結局、山崩れで片足は切断されたが、元気そうだった。そして今日、ロンバルディ邸に華やかなか馬車の行列がやってきた。家族皆で出迎える中、馬車から東部特有の明るく派手なドレスを着た青い瞳の女性が降り立った。「お帰りなさい、ララネ」

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