※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
この記事では、ピッコマ大人気漫画「今世は当主になります」韓国原作小説(ノベル)の韓国でのレビューをまとめました。
ここでは、ノベルの外伝47話のレビューからまとめました。
個人的に地図と年表と家系図相関図を書いてみました。公式ではありませんので、ご参考にお楽しみください。
今日のひとこと
シャン「可愛くて小動物のように抱きしめてあげて、膝に座らせて背中を丸めてあげたかった『私のギャラハン』なのに」
ノベル外伝47話あらすじ
アバネ・ロフィリーとシャンはひどく揺れる馬車に乗っていた。ガタガタという音で目を覚ましたアバネ・ロフィリーは「シャン、大丈夫ですか?」と尋ねた。窓の外を見ていたシャンは、胸の中に大切に抱えている植木鉢をよく見て「ああ、大丈夫です。葉が傷んだりはしていないようです」と返事を返した。アバネ・ロフィリーが訊いたのはシャンの状態だったのだけれど。
チャラ部族の村を離れ旅をし、いよいよロンバルディ領に迫っている。一緒にいる間に2人はかなり親しくなり、お互いについて多くのことを知ることができた。しかし、シャンのものすごく物知りなところや、村から持ってきた植木鉢を何があっても胸から離さないところは依然としてアバネ・ロフィリーには不思議であった。おそらく能力に関係していることなのだろう。
アバネ・ロフィリーは「その植木鉢、ボムニアといいましたか。重いでしょう。持ってあげますよ。少しでも楽に眠ってください、シャン」と声をかけた。アバネの提案にシャンはしばらく悩んだが、すぐに首を横に振った。「ロンバルディ領にほぼ到着したから大丈夫です。ありがとう、アバネ先生」シャンは植木鉢を抱きしめた後、再び窓の外に視線を戻した。
シャンの目は窓の外の原野を越えた何かを見るのに忙しそうだった。アバネはその視線が気になり、「何を見ているのですか?」と尋ねた。「うーん。私にもよく分かりません」シャンが照れくさそうに笑いながら答えた「ただあちらに大きな建物が見えます。人がたくさんいる建物です」しかし、シャンが指すところにはそのようなものは見えなかった。先日、チェサユ領を通ったときもそうであった。近くに流れる大きな川以外なにも無い小さな都市なのに、シャンはずっと窓の外から目を離さなかった。
その時、馬車が止まった。アバネ・ロフィリーの話では、ロンバルディ領に入るためにしばらく時間がかかるだろうとのことだった。その間にシャンは外を歩くことにした。「わぁ」あらゆる馬車と人々が一列に並んでいた。そしてその先にとても大きな巨大都市があった。立っているだけで、すごい威圧感を受けた。帝国で最も栄えている都市。ちょうどロンバルディ側から吹いてきたそよ風に、ボムニアの葉がゆらゆらと揺れ、シャンの腕には浅い鳥肌が立った。
急に故郷の村が耐え難いほど懐かしくなった。このまま向きを変えて、戻りたかった。「・・ギャラハン」「怖がるな、シャン」都市にいるであろうその人を思い浮かべ声に出し、シャンは自分に勇気を与え、馬車に戻った。
ロンバルディ市にあるレストラン兼宿屋「青い波」はそれなりに美味しいお店で知られていた。1か月前にロンバルディ領に到着し、アバネとシャンは1週間泊まり、アバネが出発した後シャンはここで働き始めた。主人のマージが提案してくれたのだ。おかげでシャンは忙しく働きながらロンバルディ家について知ることができた。「マークの娘のヘレンがロンバルディ奨学生に選ばれてアカデミーに行かせてもらえるそうよ」などの噂話の中には、「非常に非常にハンサムな男性が時々街に現れて絵を描いている」というものがあった。皆はロンバルディ家の息子だと知らなかったけれども、ギャラハンは若い女性たちの間でかなりな有名人だった。
シャンが夢で見たギャラハンは子犬や顔を洗うリスのような可愛い男性だった。その男性は私のものなのに、と思っている時だった。マージがシャンに休んできなさい、と言ってくれた。いつのまにかすっかり春になった街を歩いた。シャンは休憩時間になると必ず広場へ行き、夢で見た木の花が満開になっているかを確認していた。
「・・え?」驚いた。昨日はまだつぼみだった木が一夜にして花が満開になっていた。シャンは正面を見つめると、噴水台にすわって何かを描いているギャラハンがいた。
「今日・・なんだ」夢で見たその日がまさに。ドキドキ、ドキドキ。シャンは深呼吸した。「みっともなくないように。第一印象が肝心よ。落ち着いて・・」と自分に話しかけていると、ふと頭を上げたギャラハンと目が合ってしまった。ドキドキ、ドキドキ。乱れ飛ぶ花びらの中、シャンは視線を動かさなかった。そして、それはギャラハンも同じだった。広場にいる大勢の人々の中で、2人きりになったような時間だった。
シャンは逃げたい気持ちと、走り寄りたい気持ちを抱きながら、一歩ずつギャラハンに近づいた。「こんにちは」言えた。しかし、ギャラハンはじっと見つめるばかりで返事を返してくれない。シャンは不安になった。もう一度勇気を出して、「お名前は何ですか?」と尋ねると「・・ギャラハン」「ギャラハンです」と返してくれた。シャンも名を名乗った。ドキドキ、ドキドキ。
もっと何か話さなければと、絵を描くことが好きかと尋ねてみた。ギャラハンが好きだけどうまくなくて・・と言うので、近づいて見ようとしたら、シャンは床につまずいてしまった。これで第一印象は最悪だ、残るのは石の床に膝をついた痛みと恥ずかしさだけだと思ったのに、目を開けると目の前に見えるのはギャラハンの胸だった。
「大丈夫ですか?」声のする方を見上げると、思ったよりも視線が上だった。「けがはありませんか?」優しい目や白い肌はギャラハンなのに。可愛くて小動物のように抱きしめてあげて、膝に座らせて背中を丸めてあげたかった「私のギャラハン」なのに。ごくり。シャンは思わず大きくつばを飲み込んだ。
「・・シャン?」片腕で自分を軽く支えている背の高い男性に背中を丸めさせてあげるのは・・どうしても難しそうだった。
ノベル外伝47話レビュー
可愛くて丸く抱きしめて膝に座らせたかったなんて、お母さんもかわいいです
このシーンをシャンの視点から見れるなんて・・私のギャラハン・・私の運命・・
窓の外の小麦畑しかないところに見えているらしい大きな建物・・ティアがエスティラに建てた病院かな!?
今日、私はシャンに憑依して、シャンの気持ちになりました!
イケメンを勝ち取るには勇気は必須です!
ノベル244話をぜひもう一度読んでみて、オ・セヨン・小さくて可愛い私のギャラハン
2人ともかわいい!ティアの可愛さがここにきたのですね
2人は台本のように映画を撮るように出会い、恋におちます
美貌に負けちゃうところがシャンとティアはよく似ています
わたしの感想◎自分は運命を知っていて来たけれど、いざ話しかけて好きになってもらおうと思うと、すごく緊張したと思います。シャン、がんばりました!!
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