死んだのは私なのに勇者様の様子がおかしい　第42話　あらすじとレビュー

※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。

『暴君皇帝の初恋』のCHIWA先生、『ちびっ子リスは頑張り屋さん』のhumpback whale先生、そしてpaldangdam先生によるロマンスファンタジー。素直で美しい心をもった主人公と彼女を見守る勇者とその仲間たちの冒険のその後の物語が描かれています。漫画アプリーピッコマで連載中、ぜひおすすめです。

リンク

韓国カカオウェブでは、小説版も掲載されていて、小説は外伝まで完結しています。

漫画のあらすじと韓国原作漫画のレビューをまとめました。

死んだのは私なのに勇者様の様子がおかしい第42話あらすじ
死んだのは私なのに勇者様の様子がおかしい第42話レビューまとめ
まとめ

死んだのは私なのに勇者様の様子がおかしい第42話あらすじ

アレンヌは戸惑った”どうしよう。エルキナスは・・・全部知っていたのね。でも今、真実を言ったら・・・”一方、何も言ってくれないアレンヌにエルキナスは自分の気持ちを語った「８０年だ。この長い間・・俺がどんなにメチャクチャだったかわかるか？」「何人もの偽者のアレンヌに苦しみ、やっと君の死を受け入れる勇気が出た時、君が現れたんだ」エルキナスはあの日、涙を流し自分の前に再び現れたアレンヌを思い出していた。

「今度こそ本物のアレンヌだ、と俺が勝手に結論付ける前に答えてくれ。さもないと・・・」エルキナスがアレンヌを問い詰めたその時、アレンヌとエルキナスがいないと泣くリンテウムの声となだめるゼファーの声が聞こえてきた。

今がチャンス！とその場を離れることにしたアレンヌだが、エルキナスは宴会が終わる日までには必ず君の返事を聞く、と断言した。「今度こそ絶対に逃さない」と。

その夜。ゼファーはエルキナスの執務室を訪ねた。まずは、今日の宴会にエルキナスが来てくれたおかげでアデルのメンツが保てたお礼と、皇女の宴会が台無しになったお礼を言った。それから、普段と変わらない態度のエルキナスにそっと言った「そういえば・・君も・・アデルの正体に気がついたようだが」

ゼファーが自分から言いだしたので、エルキナスも正面から訊くことにした。「殺してやりたいが、まず聞こう。アデルが俺から逃げる理由は何だ？」その問いには答えず、ゼファーはエルキナスを助けるつもりだと言った。

「君はまだなんの準備もできていないだろう？」「あの子が正体を君に打ち明けたらどうするつもりだった？リンテウムの生まれた経緯を言えるのか？」ゼファーの言うとおり、エルキナスは何も考えていなかった。アレンヌが恋しくて、自分の血と彼女の灰をクンテルンの卵にかけたと素直に伝えるつもりだった。

エルキナスがめずらしく真剣なまなざしでゼファーを見つめ、どうしたらアレンヌがこの状況を受け入れられるか教えてくれと助けを求めた。ゼファーは討伐隊の時にもありえなかったこの状況に内心歓喜した。”やっとこの私の偉大さに気づいたようだな！”

「そうだな・・・ひとつアドバイスをするとしたら・・・泣くことだな」その言葉にエルキナスはちょっと不安な表情をしたが、おとなしく話を聞いた「いいか。アレンヌは自分より立場の弱い相手には甘いんだ」「だから、さっきのお前みたいにプレッシャーをかけるより、彼女の保護本能に訴えた方がいい。”君が恋しくておかしくなった”と言え！ぽろぽろと涙を流しながら！」

こんな話をして、ゼファーは内心、エルキナスにあばらを折られてしまうかもとヒヤヒヤしたが、なんとエルキナスは素直に聞き入れた！”こいつはアレンヌに逃げられたくなくて、相当焦っている。この際、交渉してみよう！”

ゼファーが言った。「あ〜この先は、受講料を払ってもらわないとな」エルキナスは即答した「それなら、ポンテアック家の家宝”栄光のバラ”でいいか？」ゼファーはほくほくで今後エルキナスの力になることを約束した。アレンヌをなだめて説得するとも言った。

次の日。ため息をつき、どうしようと繰り返すアレンヌ。昨日のことは忘れて、宴会２日目の「模擬戦闘」に集中しようとゼファーがアドバイスしてもアレンヌはそれどころではないと言う。アレンヌは正直に言った。「エルキナスのことを思い出して、ドキドキしちゃうの」「こんな気持ち初めてで、わからないの！」

ゼファーは驚きつつも、大人の余裕を見せ「君の気持ちを信じて前に進め」「昔から君は誰かが敷いた道ではなく、自分で考えた道を探すほうが好きだったじゃないか」「初めての感情に戸惑いながら少しずつ近づいてみろ。それこそが”アレンヌ”のやり方だ」

二人で話していたそこへ、デレクがやって来た。