韓国kakaoで人気のノベル 赤ちゃんは悪役を育てる(原題아기는 악당을 키운다)が大変面白いので、紹介します。
各話のあらすじと韓国kakao読者のレビューをお楽しみください。kakaoでは、2025年12月30日ウェブトゥーン開始を発表され、漫画化もされています。
※未読の方はネタバレにご注意ください
作者紹介
ノベル Lyshaさん (「お嬢様はロイヤル・シェフ」など)
漫画版絵 ヨンドゥさん
赤ちゃんは悪役を育てる8話あらすじ
ノースがニューイットが・・・と呟いた。彼の言葉に、私は思わず飛び上がった。これがニューイットだと言うのか。三度の人生において聞き飽きるほど耳にしてきたとんでもない代物。何しろ、これは悪神の神物なのだから。私が真っ青になると、ノースは困ったような顔で弁明した。ルブレインのせいではない、保管状態が悪かったせいだ、そうでなければニューイットが突然粉々になるなんてあり得ないと懸命に説明してくれたが、公爵の表情が和らぐことはなかった。
私はガタガタと震えながら、公爵の袖に縋り付いて、ごめんなさい、わざとじゃなかったのと謝ろうとした。しかし公爵は私の手を振り払いながら不快そうに眉を寄せた。まったく、人の手を焼かせてくれると溜息が漏れる。全身が震えた。気に入られるどころか、とんでもない失敗をしてしまった。あまりの恐怖に耳鳴りがひどくなり、目の前がぐるぐると回り始め、次第に視界が狭まっていった。公爵が部屋に戻れと言いかけた瞬間、呻き声が漏れるのと同時に体は力なく傾き、椅子から転げ落ち、倒れ込んだ。薄れゆく視界の端で、公爵が目を見開いたまま固まっているのが見えた。
***
しんと静まり返った真っ暗な空間。闇の中で、私はアミティエ公爵の背中を見つめていた。慈愛に満ち、慎重で、正義感にあふれた私の父。私は彼を心から尊敬し、愛していた。彼がルブレインと呼んで笑いかけてくれさえすれば、多くのものを諦めても構わなかった。しかし私たちの間にはある種の壁があるということを分かっていた。アミティエ公爵は私に部屋を与え、貴族としての使命を教え、共に食事をしてくれたが、心を開き、本当の子供として認めてくれているわけではなかった。
それでも初めてできた父親がたまらなく大好きで、私は最善を尽くした。長くためらった末に、お父さんと呼びかけようとした瞬間。パパという声が響いた。アミティエ公爵のもとへ駆け寄ったミナは、遠慮なく彼の腕にしがみついた。公爵が甘えん坊だなと言うと、ミナは目を細めて笑った。アミティエ公爵は彼女の頭を撫でながらふわりと微笑みを返した。それは私には一度も見せたことのない、この上なく明るい笑顔だった。私はうつむいて自分に言い聞かせた。大丈夫。ミナは本物の運命の子なのだから。もっと頑張れば、お父様も私を見てくれるはずだ。
その時、周囲の闇がゆらりと揺らめいた。愚か者がという雷鳴のような怒鳴り声が虚空から響き渡った。闇の中から飛び出してきた手を見て、私は身の毛がよだつほど驚いた。ヴァロア家の紋章が刻まれた指輪をはめた手が、瞬時に私の胸ぐらを掴み上げた。隠れていれば見つからないとでも思ったか、小癪な鼠めと言いながら私を蹴り飛ばした。転げ落ちると、すぐさま彼の後ろから腕組みをしたヴァロア公子たちと公爵夫人が現れた。役立たずの娘め、何ひとつとして気に入る部分がない、いっそどこかで野垂れ死んでくれればと彼らが言いながらじりじりと私に近づいてくる。私は手のひらで地面を這いながら後ずさりし、がたがたと震えた。叩かないで。ごめんなさい。私が悪かった。
私は勢いよく飛び起きた。背中は寝汗でぐっしょりと濡れ、指先がガタガタと震えている。見慣れた時計が目に入り、ようやく正気を取り戻した。夢だったんだ。いつの間にか夜になったのか、あたりは薄暗い。窓を叩く雨音だけが静寂の中で響いている。そうだ、私は倒れたんだ。今日の午後に起きた出来事を思い出し、息が詰まった。あのニューイット、どうしよう。三度の死を経てようやく見つけた安住の地。デュブレッドの雇い人たちは本当に親切だったし、デュブレッド公爵も噂に聞いていたよりずっといい人だった。なのに、もしこの人たちにまで嫌われてしまったら。公爵の瞳は初めて会った時のように冷たく凍りつくだろう。レアもノースも二度と私に笑いかけてはくれないはずだ。
その時、窓の外でドーンと雷が鳴り響き、闇に沈んでいた何かが一瞬だけ照らし出された。
***
レアは寝汗をびっしょりかいたルブレインのために着替えを持って戻ってきた。部屋の扉を開けた瞬間、レアは固まった。ベッドに寝ているはずのルブレインの姿がどこにもなかったのだ。レアは悲鳴のような声でお嬢様を捜してと叫んだ。驚いたメイドたちが必死に捜したが、ルブレインの姿はどこにもなかった。顔面蒼白になったレアは公爵に事態を伝えた。
深夜を過ぎた時刻、デュブレッド城の至る所に明かりが灯った。使用人から行政官までもが無我夢中でルブレインを捜して城中を駆けずり回った。公爵の表情が険しくなった。これほど多くの人間を動員しながら小さな子供一人見つけられないとは。デュブレッドを狙う暗殺者の仕業か、あるいは運命の子を快く思わない元老院が手を下した可能性もある。公爵が軍を動員しろと命じようとしたその時、窓の外から声が聞こえてきた。人々が揃って本城の外へ飛び出した。
お嬢様という叫び声とともに、レアがルブレインを抱きしめた。公爵が子供の方へと歩み寄る。ルブレインの薄いパジャマは埃まみれで、靴も履いていない素足は傷と泥でひどい有り様だった。雨に打たれた小さな体はガタガタと震え、唇は青ざめていた。顔色を真っ青にしたルブレインが、よろよろと公爵の方へ歩み寄って何かを突き出した。震えるその手に握られていたのは赤い花だった。公爵様、カーネーション好きでしょとたどたどしく言い、ごめんなさいと謝った。
ニューイットが壊れた時、どうしていいか分からず袖にしがみついてきたルブレインの姿が公爵の脳裏をよぎった。ルブレインは許してくださいと繰り返していた。公爵は言葉を返すことができなかった。真っ青な顔で許しを請い、必死に手をすり合わせるその子があまりに不憫で。その手を振り払ってしまった瞬間のことが、自分らしくもなく悔やまれてならなかった。
***
雷のおかげで窓の外の庭にカーネーションがあることに気づいた私は、嫌われないために何かしなければならなかった。しばらく沈黙していた公爵はやがて私をひょいと抱き上げた。レアとノースが駆け寄り、閣下、お嬢様は決してわざと騒ぎを起こしたわけではありません、まだ子供なのですと必死に訴えた。ノースも運命の子ではないか、もしものことがあれば皇室と教団が黙っていないだろうと言った。しかし公爵は聞く耳を持たず私を抱いたまま城の中へと入っていった。
私をどうするつもりなのか。精一杯謝ったけれど、公爵に抱えられて移動しながら精一杯の覚悟を決めていた。ところが公爵が足を踏み入れたのは浴室だった。水責めでもされるのかと思い、途端に怖くなって体がカチコチに固まった。沈められると思い、反射的に目をぎゅっと閉じた。けれどおかしい。いくら待っても苦しみはやってこない。おそるおそる薄目を開けると、片膝をついて私と視線を合わせている公爵の姿があった。
続いて私は驚愕した。彼は私の足を洗い始めたのだ。水が傷に染みて思わずびくっとして指先を丸めた。公爵が痛むかと尋ねた。私はいいえと答えた。彼が無言でこちらを見つめてくるので、私はスカートの裾をもじもじと弄りながら、少しだけと呟いた。すると彼の手つきがより一層優しくなった。足についた泥や埃が水に溶けて床に落ちるたび、傷跡がくっきりと露わになっていく。結構ひどい怪我だった。恐怖のあまり必死すぎて痛みを感じる余裕もなかったのだ。私の足を見つめる公爵の瞳が深く沈んだ。夜遅くに城を歩き回るなと言った。ようやくお説教が始まるのかと思いきや、彼の言葉はそれで途切れてしまった。それだけなのか。
公爵が怒らないのでかえって不安になる。私は小さく呟いた。公爵様、怒ってないんですかと尋ねると、妙な沈黙が浴室に立ち込めた。彼はしばらく私を見つめていたがゆっくりと口を開いた。怒ってなどいないと。
本当に?本当の本当に?疑いの眼差しを向けると、彼は眉間にしわを寄せ私の額を指で軽く小突いた。ちっとも痛くはなかった。
赤ちゃんは悪役を育てる8話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

赤ちゃん、まさか悪神の運命の子じゃないよね

私たちの赤ちゃん、もう幸せになろうね

赤ちゃんが手をこすり合わせて謝っている様子を想像すると、とても哀れで悲しいです。もう愛だけをたっぷりあげてください

誰か!誰かティッシュをください!

花を差し出した時、胸が熱くなりました。前の3回の人生がどれほど大変だったのか、この一場面に全て表現されているような感じでした

ミナは悪神の子供なんじゃない?

前世で公爵野郎どもが、子供に言葉や精神、肉体的な暴行をどれほど振る舞ったのだろうか

パンを探してさまよっているかもしれないそうです。

私は文章を読むときにいつも口に出しています。今日は泣きながらセリフを言いました。なんで私が子役になってしまったのでしょう

アミティエ公爵がヴァロア公爵よりも嫌いです

黒石初めて見たんだね・・・
わたしの感想◎ルブレインが前世のトラウマで必死でかわいそう
まとめ
あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました
9話
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