※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください
ピッコマ大人気ノベル「主人公の養女になりました」全話(外伝含む)あらすじ、口コミ、感想。読んだ感想をみなさんに一緒に楽しんでいただきたいと思い、作成しました。韓国webサイトで読破。少しずつ上げていきます。
「想像もできなかった令嬢の人生」のlatineさん原作のノベル『主人公の養女になりました』漫画では、ttonaさんが絵を担当。素敵な世界を描いてくれています。
主人公の養女になりましたノベル114話(漫画111話)あらすじ
「お父さーん・・・」トントン。レオニエが執務室をノックした。パルドゥス侯爵とチェスをしながら父を待っていたレオニエは、突然聞こえた大きな泣き声に驚き、戸惑った。それを見てパルドゥス侯爵はそれとなく席を外し、音のする場所を指した。レオニエが階段を上がってフェリオの執務室まで来るとドア越しに大きな泣き声が聞こえたのだった。
レオニエは聞き覚えのある声に、声の持ち主を思い出した瞬間、執務室のドアが開いた。フェリオは中が見えない程度にドアを開けて外に出てきたが無駄だった。おじいさんが来ているのかとレオニエは尋ねた。
「さっきまでパルドゥス侯爵と一緒にいたの。今日に限ってわたしを離そうとしなくて」話すレオニエの頭をフェリオが静かになでた。「つらそう?」レオニエの質問にフェリオは簡単に答えられなかった。
ウルマリティ伯爵に心を落ち着かせる時間を与えるため、レオニエの出生の秘密を守るため、レオニエを離しておいたが、伯爵が泣き崩れるのは予想外だった。フェリオの心がざわついた。伯爵の感じるであろう悲しみを、あまりにも軽く考えていたようだ。まるで大きな過ちを犯した気分だった。
諦めずにレジーナをもう少し捜していたならば、いやもう少し関心を持っていたならば・・・過去の自分の判断が悔やまれた。その時、レオニエがきっぱりと言い切った。「お父さんのせいじゃないよ」「あえて誰が悪いっていうなら、わたしの本当のお母さんをそそのかした放浪騎士だよ」レオニエの黒い瞳に、寒気がするほど冷酷な異彩がかすめた。
フェリオは気がついた。記憶すらないレジーナを”本当のお母さん”と呼ぶ一方、実の父と推定される男に対して”お父さん”とは一度も呼ばないことに。「お前の言うとおりだ」フェリオは微笑んだ。
そして、慎重に言った。「レオ。よかったら、ウルマリティ伯爵を慰めてやってくれないか?」レオニエはわたしのおじいさんだからもちろん!と請け負った。レオは筋肉のせいか最初から伯爵に好感が持てたと言い出し、今は冗談は言うなとフェリオがたしなめた。
レオニエは静かに執務室に入った。伯爵はまだ泣いていた。「おじいさん」おそるおそる声をかけるレオ。顔を上げる伯爵。レオニエの胸が痛んだ。実母に対する情はなく、せいぜい気の毒だなくらいだったが、この世の終わりかのように悲しみ伯爵を見るのはつらかった。
レオは、自分では彼の悲しみを和らげることができないことを確信した。慰めの言葉もきかないだろう。ただそばにいることにした。「・・・レオニエです。お父さんがつけてくれた名前です。お父さんがくれるイチゴ牛乳キャンディが一番好きです」自分は愛されて生きていると、とても元気だという話だ。「”猛獣の牙”の訓練の時、お父さんが言いました。”牙”4本を同時に発動させるのが苦手なのは、レジーナとそっくりだって」レジーナに似ているところもあるのだと。
レオニエは伯爵の手を握った。伯爵は額にレオニエの手を当て、何度もレジーナの名を呼んだ。レオニエが黙って伯爵の懐に入ると、伯爵がおそるおそる抱きしめた。”かわいそうに。ごめんなさい、おじいさん。わたしはあなたの『本当の』孫娘ではありません。中身は父と同年代の変態です”レオニエの心は複雑だった。
どれだけ時間がたっただろうか、伯爵が落ち着きを取り戻した。子供の前で号泣したことを伯爵はレオに詫びた。レオは涙を流すかっこいい老紳士も良かったと思ったが、黙っておいた。「大人だって泣いていいんです。本当に不快なのは他にあります」「孤児院の先生たちです」レオニエの言葉に伯爵は言葉をつまらせた。
孫娘への配慮が足りなかったことに気づき、つらかったかと尋ねた。聞くまでもない質問だった。ウルマリティ伯爵は後悔した。だが、孫娘はただただ明るかった。「つらかったけど、大丈夫です」「お父さんが、地下監獄に先生たちを閉じ込めて拷問してくれていますから!」「わたしが昨年考えた新たな拷問”ブランブラン”もしてくれるそうです!ロープで縛って崖にぶら下げたあと落とすんです!お父さんは、わたしがお願いしたらなんでもやってくれます!世界一かっこいい!」伯爵は一瞬黙ったのち、豪快に大笑いした。「さすが公爵様。私よりよほど立派な父親ですね。幸せそうでよかったです」レオニエは恥ずかしくて真っ赤になった。
屋敷を出る前、ウルマリティ伯爵はレオニエに、自分の屋敷へ遊びに来て泊まっていかないかと提案した。気が進まなければ断ってもいいと。「うーん・・・」レオニエは考え込んだ。
主人公の養女になりましたノベル114話(漫画111話)レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

おじいさんが泣いている話で私も涙を誘われたが、中身がお父さんと同年代の変態ですという言葉で涙腺が乾いたよ

新しい扉が開かれた・・・涙を流すかっこいい老紳士・・・

どう考えても、レオには涙を止める才能があると思います

今、最大に気になる人物1)レジーナを殺した騎士2)監獄に閉じ込められている人

レジーナにいったい何がおこったの!?

レオの態度を見るに、作家様は真の変態なのだと思います

裏切り者が〜気になるよ〜
わたしの感想◎中身は〜変態ですのくだりと、新たな拷問”ブランブラン”の話は最高ですね
まとめ
主人公の養女になりました あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
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