忘れられた野原ノベル43話あらすじ・原作小説レビュー

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忘れられた野原
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※未読の方はネタバレにご注意ください

Kakao大人気ノベル「オークの樹の下」のKim Suji先生の新作「忘れられた野原」の連載がピッコマで始まりました!イラストも「オークの樹の下」小説扉絵を担当された千景先生です。2025年12月現在、韓国kakaoサイトにて180話までアップされていて連載中です。ウェブトゥーン化も期待されている作品、ご紹介します。レビューは、韓国でのレビューをまとめております。

ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。

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忘れられた野原43話あらすじ

沈みゆく夕日の下、目の前に現れたどす黒い影を、タリアは魂が抜けたような目で見つめていた。鱗に覆われた巨躯は天高くそびえ立ち、その頂の爬虫類を思わせる頭部が、赤く光る眼球で彼らを見下ろした。タリアはへたり込んだ。怪物が熱い鼻息を吐き、黒い皮膜の翼を大きく広げると、世界が深い闇に包まれたようだった。

バルカスが剣を抜き放ち、直ちに討伐準備にかかれと叫んだ。右往左往する人々の間から騎士たちが飛び出し、魔物を取り囲んで地面に鉄杭を打ち込み鎖を繋いだ。直後、数十本の鋼鉄の銛が巨体に向けて放たれた。頭を高く持ち上げた怪物の凄まじい咆哮にタリアは耳を塞いだ。鎖に繋がれた重厚な体がのたうつたび大地が振動し、耐えきれず数本の杭が宙へ跳ね上がった。全員伏せろという叫びと同時に、拘束を振り払った怪物が翼を力任せに振り回した。テントが数張りなぎ倒され、逃げ遅れた使用人が五、六人も紙切れのように弾き飛ばされる。そのうちの一人が奇妙な角度にねじ曲がったままタリアの足元まで転がってきた。

まるで悪夢だった。バルカスの荒々しい声が、薄れゆく意識をかろうじて繋ぎ止めた。タリアは震える足で立ち上がり、体長30クベット(約9メートル)を超える怪物の巨大な顎に真っ向から突き進むバルカスの姿を、魂の抜けた顔で見つめた。

タリアが悲鳴のように彼の名を叫んだ瞬間、怪物の翼が鞭のようにバルカスを襲い、漆黒の翼が彼の体を飲み込んだ。タリアの世界も真っ暗に塗りつぶされた。しかし次の瞬間、バルカスの蒼白の刃が厚い皮膜を紙切れのように切り裂いた。翼を横一文字に断ち、胴体へ繋がる筋肉の束までも断ち切る。片翼を失い大きくよろめいた魔物の隙を逃さず、腰から鎖鎌を取り出し、錐のような牙が並ぶ醜悪な口内へ鉤状の刃を投げ入れた。滑るように横へ身を躍らせ、杭に鎖を繋いで力任せに引き絞ると、下顎を貫かれた怪物は釣り針にかかった魚のように崩れ落ちた。舞踏家のようにしなやかな体からは信じがたい怪力に、タリアは呆然と口を開けていた。

バルカスが早く仕留めろと怒号を上げると、巨体に数十本の銛が突き刺さった。猛烈な波状攻撃の前に成すすべなく、ハリネズミのような無惨な姿となった怪物は長い舌を垂らし、地べたに横たわった。タリアはようやく止めていた息を吐き出した。

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「大丈夫ですか?」慌てて駆け寄った近衛騎士が手を差し伸べた。タリアを捜して走り回っていたようで、片手には剣を握りしめている。しかしタリアはその手を荒々しく振り払い、装備を回収しているバルカスのそばへ歩み寄った。鎖を巻き取りながら、彼は瞳だけを動かして彼女を上から下まで値踏みするように眺めた。預かり物の状態を確認するような無機質な視線だったが、不思議とその瞬間だけは怒りが湧かなかった。

タリアは自分でも気づかないうちに、焦燥を含んだ声でバルカスに怪我はないかと尋ねていた。震える瞳で隅々まで観察すると、うなじにどす黒い血の跡が見えた。思わず手を伸ばし首筋に触れると、幸いバルカス自身の血ではなかった。
安堵の溜息をついた瞬間、頭頂部に突き刺さるような視線を感じた。顔を上げるとわずかに目を見開いたバルカスと目が合い、慌てて腕を下ろした。彼の沈黙に全身から冷や汗が噴き出す。来る日も来る日も顔を殴りつけ物を投げてきた女が、今さら心配するふりをするなど呆れるだろうか。困惑したタリアは言い訳のように、10年も顔を合わせている人間が目の前でどうにかなったら寝覚めが悪い、悪夢を見るのは御免だと呟いた。バルカスは、自分が殿下の夢に現れることなどないから重畳だと返した。

相変わらずの憎たらしい返答に、なぜか安堵がこみ上げた。タリアが緊張で痛んでいた肩の力を抜いた瞬間、バルカスが何かを言いかけたところで、遠くから再び悲鳴が聞こえた。顔を向けたタリアは息を呑んだ。どす黒い怪物の群れが、空一面を埋め尽くしていた。

近衛騎士がこの時期にワイバーンの群れがなぜと呟くと、バルカスは即座に討伐装備を持ってこいと鋭く指示を飛ばし、タリアの手首を掴んで大股で野営地を突き進んだ。タリアは彼の背中にぴったり寄り添い、必死に足を動かした。至る所から血の臭いと火の手が漂う。あれほど待ち望んでいた混乱が現実となったのに、歓喜など微塵もなかった。凍りつくような恐怖だけが全身を駆け巡っていた。防壁を築いたという声に、バルカスはすぐさまそちらへ向かった。野営地の中央には数十台の荷馬車が防壁のように連なり、大勢の人々が避難していた。ここから絶対に出るなと断固とした口調で告げ、馬車には防御用の魔道具があるから安全だと言い添えた。

タリアがあなたはどうするのかと問うと、バルカスは防御魔法の持続時間は長くないため魔物を片付ける必要があると答え、彼女の手を毅然と振りほどいて乱闘の場へ駆けていった。遠ざかる後ろ姿を呆然と見送ったタリアは、すぐに我を忘れて彼の後を追った。行かないで、バルカス、と叫びながら。

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忘れられた野原43話レビューまとめ

韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

このシーンで、バルカスのどんなことを考えていたのでしょうか

セネビアが自分の息子のためにガレスとアイラを襲ったのだと思うけど、結局瓶に触れたタリアのせいにされないかなあ

バルカスの夢にはタリアが現れるのかな

タリア、追いかけるの?大丈夫?タリアの指にはまだ魔物寄せがついているんじゃない?

タリアの指の魔物寄せがバルカスの首に移されていたりしない?

団長が戦闘に向かうのは当たり前だよ。テントの中においておくことはできないよ。それより追ってはだめだよ!!!

これは、バルカスも護衛任務失敗で失脚させようとセネビアが考えたの?

わたしの感想◎魔物を捕まえている最中にも近づいたタリアの体に怪我がないかを確認する動きは、バルカスの心だと思う

まとめ

忘れられた野原 あらすじと韓国原作ノベルレビューをまとめました

42話

44話

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