※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない262話あらすじ
14章 時間
皇太子オスカルの寝室から女の嬌声が聞こえていた。まるでもう自分が皇太子の何かになれると勘違いしているようだな、とドアの前で待つアリシアは思った。アリシアは皇太子の部屋のあちこちに立っている騎士たちに、平然とした姿を見せようと努力していた。実際、部屋の中の女に関してはアリシアはどうとも思っていなかった。
部屋の中の女は、アリシアが婚約者オスカルの寝室に押し込んだ女で、オスカルは2ヶ月に1回ほど女性を抱くが、同じ女性を気に掛けることはなかった。対外的に彼の愛人のふりをした女性たちは彼の寝室を温めることはなく、彼は未婚のため皇室公認の愛人になることもなく、彼にもなんの意味もない女性たちだった。寝室に入ったアリシアの「メイド」たちも同様だ。彼は名前すら覚えず、愛人とすら呼べない一晩限りの娼婦でしかなかった。
アリシアは取るに足らないものに執着する代わりに、彼が望むものを自らの手のうちで支配することを望んだのだ。つまり彼の寝室を自分の手でコントロールすることを。そのうち誰か一人でもオスカルが気に入れば、また役に立つこともあると考え、アリシアは自ら選んだ娼婦のうちの一人が彼にとって「特別」になる日を待ち望んだ。どんなに特別でも結局は自分の支配下で、必要なら犬のように鞭打つこともできるだろうから、と。
アリシアのそのような想像の中には、ここ数年、常にイネス・ヴァレスティナがいた。彼が幼い頃から執着しているイネス・バレスティナが。皇太子の恋人ではなく、皇太子妃の手のうちの娼婦という立場に彼女を置くことができたら、アリシアの指示で彼の寝室に入れ、ひざまずかせて、アリシアが望む時に子供を産ませ、望まないときであれば、母子ともども毒を飲ませて・・・。そうやって底辺までイネスを転落させることを夢見たりした。
オスカルがどれほど彼女を愛したとて、そばに置いて可愛がったとて、あの生意気なヴァレスティナにとっては刑罰にすぎないのだ、とアリシアは嘔吐感を押さえながら考えた。アリシアは、あのヴァレスティナの傲慢な女が死ぬ時も品位を守れず惨めな姿になればいいのに、と思うほど、鮮明な殺意を感じるようにまでなっていた。
オスカルがたとえ数え切れないほどの罪を犯し、彼の魂が地獄を這うとしても、アリシアはオスカルを愛するつもりだ。しかし彼の愛は・・・。オスカルの上で甲高くオスカルの名を呼ぶ女の声が聞こえる。アリシアはさらに嘔吐感を押さえた。こんなのは大して嫌なことではない。イネスの顔だけが頭に張り付いた。あの高貴なヴァレスティナの娘を底辺にまで落とそうと画策しようとしてまで彼女を所有することを願うほどのオスカルの愛が、なぜ自分のものではないのか、アリシアにはいまだ理解出来なかった。
イネスは指一本動かさずに彼の全てを手にしているのに、アリシアが切望した彼との結婚でさえ、彼にとってはイネスを手に入れる手段のひとつでしかなかった。そもそもイネスが何の価値もないと捨てたその場所をアリシアはやっと手に入れたのに。誰かの存在自体が抹殺されることを願う気持ちは、ただ殺意という言葉では説明しきれないものがあった。
ずっと聞こえていた嬌声が止んだ。ドアが開き、アリシアは沈んだ口元を引き上げ笑みを浮かべ寝室に入った。寝室のベッドの上には糸一つも身につけていないアリシアの「メイド」たちがオスカルを囲んでいた。どの女性も彼を誘惑しようとしただろうに、オスカルが選んだのはたった一人だけ。黒髪。誰かにそっくりな。
女性たちを剥がさせ、楽しかったかと尋ねるアリシアに、薬に酔ったオスカルの瞳が嫌悪感を浮かべる。アリシアはそれに気づかないふりをして、彼の髪に触れた。こうして触れるのも彼が薬に酔っている時だけだから。薬をもってしても、彼の方からアリシアに触れてくることは絶対になかった。オスカルの口の中に解毒剤を入れる。だんだん薬に耐性がついてきていて、そろそろこの手も使えなさそうだった。すぐに意識を取り戻したオスカルが、全部片付けてと女性たちを冷たい目で見た。
よりによって正常心を失っている時でさえ、オスカルが選ぶのはあの女に似ている女だという事実に、いざ黒髪の女を眼の前にすると、アリシアは殺してしまいたかった。彼らの結婚まではもう一ヶ月もない。オスカルは勝手に薬を飲ませるなと言ったのに、と小さく苦情を言った。そう言いつつもアリシアの努力を認める言葉をかけてから、オスカルは献身も過ぎると疑いを買うってものだよ、とアリシアに言った。オスカルの大切なイネスを傷つけてはいけない気持ちと、オスカルが愛しすぎてイネスを壊したいのと同じくらい自分もオスカルをめちゃくちゃにしてしまいたいほど愛している気持ちを隠し、アリシアは、殿下の喜びが私の喜びですから、と言った。
この結婚はどうせうまくいかない262話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

じゃあアリシアがオスカルを殺してくれればいいね

あなたが髪の色を黒く染めるのはどうでしょうか

この二人は生まれつきの縁があるようだから、そのまま一緒に暮らしてください

オスカルとアリシアはよく似合っている。運命の恋人だ

お願いだから、自分たち同士でやってください。ヒロインに手をつけないで

本当に嫌で見ていられない

ぴったりだね〜

薬を飲ませるふりをして、毒を飲ませたら簡単だよ!

狂っている同士で運命的に出会えたのに、どうしちゃったの。他の人を巻き込まないで

本当に皇太子の座から引きずり降ろさないと

犬に骨を与えるのは愛情ですが、アリシア、君のは違うよ。ただの執着だよ

ずっと何言ってるの
わたしの感想◎本当に自分勝手でひどい考え方。そんな理由で存在を消したいほど人を憎むなんて、この間違ってしまっている心を解くことって出来るのかな
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
コメント