※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない317話あらすじ
イネスは馬車の中で執拗に刺繍を続けた。ファナが指を刺す回数の多さにため息をついても、彼女の意地は止まらなかった。出来栄えは、イザベラが描いた下絵のおかげで、カッセルの名前らしく見えてはいた。だが、状況は悪化した。屋敷でさえ走る馬車で縫ったような有り様だったのが、本当に揺れる馬車の中ではまともになるはずがなかった。
メンドーサの整備された街道ではまだ揺れも少なかったが、山を越えると馬車は激しくガタつくようになった。天井の灯りも揺れ、イネスの視界を不安定にした。普段であれば、腕利きの御者がうまく馬を走らせていたはずだが、先を急ぐイネスは「持続可能な限りの最高速度」を要求し、満足できなければ小窓を開けて御者を叱責した。カルステラは道路が整備された都市だが、猛スピードで刺繍できるほどではない。
指先を何度も刺しながらも平然としていたイネスだが、爪の下に針が深く刺さった瞬間、怒りを爆発させた。窓を叩きつけるように開けて、私への報復かと怒鳴ると、御者は涙目で首を振った。イネスが前を見ろと忠告してピシャリと窓を閉めると、馬車の横の護衛騎士たちが、こだまのように御者へ「前を見ろ」と囃し立てる声が聞こえてきた。
しかし針を手にした途端、また馬車が揺れた。ファナが頬杖をついたまま口を開いた。窓を開けて口を出すほど揺れがひどくなっておりますよと指摘され、イネスは黙った。さらに、すでにハンカチがボロボロだというファナの言葉で、イネスは、ハンカチの端を染める血痕に気づいて沈痛な面持ちになった。守護の意味をこめたものが不吉な見た目になってしまった。
『Cárcel Escalante de Esposa(カッセル・エスカランテ・デ・エスポーサ)』という文字のうち、「Escalante」の「te」あたりから始まった、まるで絶叫するかのような荒い筆跡。そしてその傍らを彩る絶妙な血の跡。いつの間にと首をかしげるイネスに、ファナは今も流れていると答えた。最初に血が出始めた時は心配していたファナも、何度もイネスに追い払われた結果、半ば諦めて静観していた。だが爪の下まで刺して血が止まらない様子に、隣へ移動して指を布で強く押さえた。
こんなもの渡さない方がいいかも、水兵たちに笑われるし、とイネスは気弱になったが、ファナは苦労したんですからと元気づけ、カッセルは人に見せたらすり減ると思って、水兵には見せないだろうと返した。恥ずかしいからではないかとイネスが尋ねると、公爵夫人の言う通りカッセルなら額装して家宝にするとファナは自信を持って答えた。イネスは夫の満足の基準が低いからきっと泣くでしょうねと言った。
彼が泣く姿を想像すると、血の滴さえ良い装飾に思えた。呪術的な意味さえ込められているような気がした。他では見ない妻の血がついたハンカチは自慢できるとイネスは気を取り直し、再び刺繍枠を握った。額装時には、誤解されないよう、『馬車の中で刺繍をしたのでこうなりました』と、下に注釈を入れるのを、イネスはカッセル帰還後に自分ではなくファナにやらせると言い、こんなことは二度と御免だと歯ぎしりしながら針を動かした。
カルステラ官邸に到着すると、アロンドラが驚きの声を上げて出迎えた。カッセルの帰りを待って窓の外を眺めていたら馬車が見えて、もしやと思ったらイネスだったと興奮していた。イネスは相変わらず完璧で素敵な私たちの家だと愛しそうにアロンドラを抱きしめ、玄関へ入った。ファナも話に聞いていた官邸の規模に驚きながら後に続いた。
カッセルは司令部の開戦記念式典に呼び出されたそうだ。アロンドラは今すぐ知らせるかと提案したが、イネスは放っておいてと答えた。むしろ好都合だった。まだハンカチは完成していないのだ。イネスがカッセルへの贈り物だと刺繍枠を見せると、アロンドラはイネス様が!?と驚いた。誰が見ても、あえて他人に任せたとは言い難い出来栄えのそれをアロンドラは信じられないといった様子で、刺繍枠を思わず奪い取り、まじまじと見つめた。
なんて可愛らしいデザインなのかしら!メンドーサでは、このように文字を抽象化するのが流行っているのですか?うちのセニョーラ(奥様)は、まあ、裁縫までお上手で!この老いぼれの目には、本当に一文字も読み取ることができません。まったく、メンドーサの奇想天外な流行といったら!と感嘆するアロンドラだった。ファナの笑い声が聞こえ、イネスは真顔で刺繍枠を取り返して二人を追い出した。残りは一文字だけだった。アロンドラがファナが可愛いとか話しかけてきても、イネスは屈せずやり遂げた。ちょうどその時、カッセルの帰宅が告げられた。
隠しておいて明日の朝に渡そうとイネスは決めた。絶対にカッセルより早く起きて枕元に置くのだ。イネスはあのかつての瞬間への対抗心を燃やしていた。目覚めれば本能的に自分を探す彼の手が、贈り物に気づくはず。感動して泣き、興奮して飛びかかるかもしれないから少し早めに起こそう。跡継ぎのための交わりも切実だし・・・と。これから最後になるかもしれない夜さえも必要性を計算していた。本当はただ起きていて、一分一秒でも長く過ごしたいだけなのに。
予想したよりも早く、カッセルが応接室へ入ってきた。イネスが本当にやって来てくれたと聞いて、馬を投げ出すように降りて駆けつけたのだ。イネスは計画をすべて忘れ、刺繍枠を手にしたまま明るい笑顔で彼を抱きしめた。カッセルが手を洗っていないからと待つよう言ったが、お構いなしに酒の匂いがする唇に口づけた。彼は困ったように顔を背けた。彼女がワイン一杯すら飲まないことを知っているから。カッセルはイネスが来ているかもしれないと思い、酒を一杯だけにしておいたと伝えた。口を開けてとイネスが獲物を仕留めたように顎を掴み、舌を滑り込ませた。褒美とも欲望とも曖昧な、深く乱れたキスだった。カッセルは応えるように体を沈め、膝がイネスが座るソファの横に力強くめり込んだ。
その時、カッセルが何かを手に取った。イネスはまた計画を台無しにしてしまったことに気付いた。尋ねるカッセルにこれはハンカチだと答え、こちらは自分の血だと説明し、ここにあるのはあなたの名前だとイネスは言った。
カッセルは『Cárcel Escalante de Inés(カッセル・エスカランテ・デ・イネス)』(イネスのカッセル・エスカランテ)と読み上げ、刺繍をそっとなでた。文字には恐れ多くて触れられない様子だった。
後で見ればいいとイネスが再び首を引き寄せたが、彼は手の甲で彼女の唇を塞いだ。泣くだろうとは思っていたけれど・・・本当に泣くのねとイネスが言うとカッセルは頷き、もう片方の手で顔を覆った。イネスは微笑みながら身を起こし、彼の手の甲にチュッと唇を寄せた。
この結婚はどうせうまくいかない317話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

カッセルエスカランテデイネス・・・

カッセルが泣くところ、イラストが必要です!

ハンカチはイネス

ああ、私たちのカッセルが

イネスはなぜ笑うのかな

涙がすごい

馬車の中の刺繍も、朝に見せる計画までみんな台無しだ!イネスらしいね!

ふふふふふ

こんなチキンカップル、大ファンです

ああ、本当に泣いていますね。どうですか?

カッセルかわいい

センス満点!アロンドラ

アロンドラはいつも楽しいよね

イネスは本当に人間的です

イネスは世界に大事な物の扱い方を教えてくれました
わたしの感想◎イネスの刺繍のシーンが出てくるとほっこりします。ええと、イザベラの下書きを変えちゃったのかな?もしかして、『イネス』の方が短くて済むからだったりして?!
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
318話
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