※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない344話あらすじ
・・・『空は晴れ、波は穏やかに、風は順風であらんことを祈る』目の前の男は、妻からの手紙の一節を読み上げては、オルテガ海軍の標語をこれに変えても遜色ないと豪語していた。いつか海軍提督になる見込みも、本当にそんな暴挙に出る可能性も、十二分に持ち合わせた男だった。これまでエスカランテ夫人について上官から聞かされてきた話に鑑みれば、夫人自身も呆れて許してはくれないだろう。とはいえ、上官の言動に正気を疑わずにはいられなかった。
しかし、戦火の真っ只中で総司令官の副官という座を射止めるほど世渡りに長けたマウリシオは、『どうか〜でありますように』という祈りこそ、我々か弱き人間が自然を畏怖し神に願いを託す謙虚な姿勢の表れだと淀みなく答えた。実際はありとあらゆる雑用を押しつけられている身であっても、副官は副官で、出世だ。そして出世には、魂さえも差し出すほどの代償がつきものである。
エスカランテ夫人の謙虚さに話を広げ、マウリシオはオルテガ海軍の標語『神と風は我らと共にあり』が恐怖を忘れるほど独断的で増長していたようだと応じたが、話が長いと一蹴された。我々が傲慢だったの一言で済む話だと言われ、素直に同意すると、カッセルは神も呆れて味方しようとした手を引っ込めたくなるほどだったと笑い、妻のイネスは賢いから分かっていたのだと続けた。生涯を船上で過ごし、勝つのが当たり前だった祖父が、謙遜など知るはずもなかったと。
あの標語がカルデロン・エスカランテ提督のものだったと知り、マウリシオは目の前が暗くなった。一介の将校が海戦史に君臨する英雄を批判するような戯言を並べ立てたのだから。しかし当の嫡孫であるカッセルは気にも留めず、手紙に全神経を注いでいた。生まれた瞬間から既に出世しているような男であり、その若さで57隻の艦隊を率いる総司令官であるカッセルは副官に、自分も本当に出世したよと呟いた。あのイネス・エスカランテから、これほどはっきりした愛の手紙をもらえるとは、と。妻のこととなると、思考と感嘆が唐突にあちこちへ飛び火するのが主の常だった。
副官のマウリシオ・ガルシア中尉は、当然の結果だと祝いの言葉を交互に連発した。直属の上官からは「マウリシオ!」あるいは「くそったれのマウリシオ!」と呼ばれることの方が多い彼は、一日中繰り返してきた相槌に飽きもせず首を縦に振り続けていた。
大佐の幕舎で戦略会議が終わり、全員が去った後の夜だった。テーブルで海図を片付ける副官の忙しない手つきなど目に入らぬ様子の上官に、マウリシオは自分が愛し合う男女の間に割り込んだ異物のように感じていた。幕舎の中にもう一人誰かがいるような錯覚。会議が終わるや参謀や将校たちを追い出した上官は、清めた手で金庫を開け、妻からの書状を取り出してからずっと「あの調子」だった。戦略会議の間の冷淡な表情は別人のように緩みきり、中身のない会話を嫌って三日黙ることもあった男が、隙あらば同意を求めてくる。返事が誰であろうと構わず、ただ他人の声でその客観性を認めさせたいだけに見えた。
メンドーサの大司教から祝辞を受けた指揮棒が机から落ちたことにも気づかず、三枚の手紙を読み返しては笑い、シワになったと悪態をつき、顔を埋めて「お前のせいで頭がおかしくなりそうだ」「可愛すぎて死にたい」と無様な独り言を漏らしていた。妻の名を呟き、イネスとの子供がこの世に二人も存在することになると呟き、あんなに細い体で一度に二人産ませる自分を犬畜生以下だと猛烈に非難し始める。もともと妻の話になると人格が豹変する男だったので、マウリシオにとってさして珍しくもなかった。遠くメンドーサから薪が投げ込まれた火は、もう止めようがなかった。
何だかんだ言っても、マウリシオは若きカッセル・エスカランテの逃れようのない追随者の一人だった。ラス・サンティアゴ諸島に上陸した他の多くの将校たちがそうであるように。幕舎の中だけで大騒ぎしている慶事が、この戦争の転換点になるかもしれない。最初は正気を失ったように脱走だの撤退だのと口走っていた気性も、補給船からバルカ中佐が降りてくると綺麗に消え去っていた。あのように死ぬほど喜んでいる姿も、ようやくこの副官を信頼してくださったという証拠だと思えば・・・。
幕舎の入口からひょいと頭を出したエルバ少佐が、バッジを拾いに来たと告げた。セニョーラからの手紙だと聞くと、奥様からの初めての手紙ではないかと少佐が尋ね、セニョーラの懐妊を知らない彼ですら納得するほどの浮かれぶりだった。手紙を片膝ついて受け取ったのではないかと少佐が冗談を飛ばし、マウリシオが十分あり得ると答えかけたとき、ようやくカッセルが細めた目で邪魔者たちを睨みつけた。
バッジを落としたらしいとエルバが言ったが、そんなもの一つあろうがなかろうが分からないだろうとカッセルは追い払おうとした。まだ見つかっていないと食い下がるエルバは、自分が譲ったロゴルーニョの丘、最高のオーシャンビューを誇る官舎の恩恵にあずかったことを帰還されても忘れるなと切り出した。即座に否定しようとしたカッセルが動きを止めた。にやりと笑ったエルバ少佐がバッジのことなど忘れて悠々と立ち去ろうとした、その刹那だった。
バルカ中佐の件について少佐が切り出す。しかしその言葉は、最後まで続かなかった。見張り台から奇襲を知らせるラッパの音が鳴り響いたからだ。カッセルは気の抜けた様子が嘘のような速さで立ち上がり、落ちていた指揮棒を迷いなく拾い上げた。仕込まれた刃で負傷した腕の固定紐を断ち切り、自由になった左手で二丁の拳銃をホルスターに収め、兵舎を飛び出す。その一連の動作に何秒かかっただろうか。そんな最中でさえ、イネスの手紙の上に文鎮を置くことを忘れなかった。マウリシオは驚愕の眼差しでその背中を見送り、エルバ少佐と共に後を追った。
いつの間にか彼らを引き離したカッセルは、瞬く間に見張り台へ駆け上がっていた。黒い水平線に小さな灯火が揺れ、やがてその三、四倍の広さに展開した巨大な船団が姿を現した。彼は薄く笑みを浮かべ、視線を落とした。スパニラの基地沿岸には複雑に入り組んだ無数の島々と、潜伏するオルテガの艦船があった。闇に包まれた甲板に一斉に灯火がともり、水兵たちが甲板へと駆け出してくる。
カッセルは空に向けて銃を放った。その銃声を合図に砲列が整えられた。彼は見張り台の旗を替える兵士を背に、そこから飛び降り、埠頭に向かって走り出した。
この結婚はどうせうまくいかない344話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

バルカ中佐!あの、アリシアの!

ああ、仕事に忠実な男性はセクシーです

カッセル、めっちゃかっこいい・・・

燃え盛る炎に、あの遠くの・・・メンドーサから薪を投げ入れられて、さらに燃え上がる!

わあ、カッセルは切り替えが速いですね。大佐であり、指揮官。かっこいい、最高〜〜

マウリシオ・・・勤務環境が・・・直属上司が・・・出世なんだよね!?

しかし、カッセルの一人ドラマ、充分楽しい

極限職業マウリシオ

バルカ中佐があの手紙を読んでしまったりしないよね、アリシアに・・・不安です

仕事と家庭があんなに確実に分離できるなんて、マジで俺だ、カッセル

カッセル、身体をちょっと、大切に

笑って、泣いて、罵って、手紙を何百回も読むくだらない恋好きのカッセル

喜んでるね、カッセル
わたしの感想◎イネスからの手紙でこんなにも楽しいカッセルの様子が満喫できるなんて!怪我しないでね、カッセル
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
345話
コメント