※未読の方はネタバレにご注意ください
ピッコマ(まんがアプリ)で毎週金曜日連載中の貴族社会を舞台に書かれる恋愛ロマンス漫画『この結婚はどうせうまくいかない』毎週続きが気になるとても面白い漫画なのでご紹介します
ノベルのあらすじと韓国原作のレビューをまとめました。
イネス前前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前前世の相関図です

イネス前世相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの前世の相関図です

イネス今世6才時点での相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネスの今世(6才時点)の相関図です

イネス今世(現在)相関図
「この結婚はどうせうまくいかない」イネス今世(現在)の相関図です

この結婚はどうせうまくいかない413話(エピローグ10話)あらすじ
彼女のためでなければ、彼が口にすることさえなかったであろう我儘。そんな特権を享受することに、はじめは心が咎めたが、特権とはやはり良いものだった。イネスはすぐにこの湖畔が気に入った。木の枝も鳥のさえずりも心地よく、何よりこのすべてを二人だけで独占できることが嬉しかった。あるいは、ただ単純に、カッセルのことが好きなだけなのかもしれない。
二人は水辺で火を焚いた。イネスは岩の上で水に足を浸し、カッセルが肉を捌く様子を眺めてから水面に映る空に目を移した。ここはかつてエスポーサで二人で訪れた湖を思い出させた。17歳の冬、結婚して初めて訪れたエスポーサの物寂しい情景に妻が失望しないかと彼が慌てて連れて行ってくれた遊覧の地。風が吹くと水面はキラキラと砕けるように輝いた。
目を閉じると、あの時のカッセルが光の中を泳ぐように遠ざかっていった。当時のイネスはわざと強張った表情を作っていたのに、湖の向こう岸から手を振る彼を見つめ、ふっと微笑んだ。カッセルは彼女に泳ぎを教えようかと申し出たが、イネスは落ちることはないから必要ないと返した。溺れたらあなたが助けてくれればいいと。何気ない言葉だったのに、幼さの残る夫の顔は瞬く間に真っ赤に染まった。額を伝う水滴。熱を帯びた視線がじっと自分を繋ぎ止めていた午後。つられて顔が焼けつくように熱くなった、あの熱気。
イネスは時折、まだ何も失ったことはないのではないかという錯覚に陥りながらカッセルを見つめた。すでに20代の半ばを過ぎているというのに、17歳の若き妻だったあの頃が今に直結しているのだと信じ込んでは、夢から覚めるように現実を思い出し、惨めさに襲われるのだった。ところが今は、3年の空白を噛み締めながらも、まるで見ず知らずの他人の歴史を見守るかのように、ごく幸せな瞬間だけを再び手に取っている自分を奇妙に思った。
カッセルはかつて、水の中にいれば地上より自由になれると言った。息苦しさも、少しは消えると。自分の妻に自由になってほしいのか(妻が自由には見えないのか)と問うと、君が本当に自由だったなら私とも結婚しなかっただろうと答えた。
イネスは今のカッセルを再び見つめた。妻と目が合うと癖のように微笑むその目元は、もはや17歳の頃とは比べものにならないほど様になっていた。
その時、かつての彼は言っていた。君の不自由に感謝を感じると同時に、君の不幸に寄生して幸せを強奪している気分にもなると。時々、自分のそばにいなくても自由な君の姿を想像すると、それもまた君が自分のそばにいてくれるのと同じくらい気分が良いのだと。
――私は、あなたのそばにいるのも気分が良いの。あなたこそ、私と婚約した瞬間から自由でなくなり、私はいつだって少しずつ自由になっていったのだからーーだから泳ぎを覚える必要などなかった。子供を産んだら三人でまた来ようと二人は約束した。
串に刺さった肉が火にかけられ、薪がはぜる音が穏やかに響いた。カッセルは足が冷えないかと気遣い、イネスが大丈夫だと答えると、湖を見るための席なのに俺ばかり見ていると言った。ただ見ていたくてと返すと、平然を装いながらも耳たぶが真っ赤に染まっていた。
彼はひどい空腹のはずなのに焼き上がった肉をまずイネスへ運び、彼女が食べるのを見届けてからだと譲らなかった。イネスは恐る恐る口に含んだ。森の空気のおかげか拒否感は少なく、カッセルがまるで素晴らしい贈り物でも受け取ったかのように、うっとりと見つめているのが恥ずかしくなった。
君に食べさせられるならなんだってすると彼は言い、額にそっと唇を触れさせた。イネスは急いでさらに数切れ口に運んだ。彼女もまた彼に食べてほしいと願っていたから。もし、ほんのひと時でもそれが愛だと気づいていたら、少しは違っていたのだろうか。もちろん、何ひとつ取り返しはつかなかっただろう。けれど、これこそが最も愛に近い形なのだと感じた瞬間は確かに何度もあった。
それを愛と呼ぶ勇気が持てていたなら。あるいは、リカルドを過去に流せるほど十分な月日が流れていたなら。亡くした子を思い出す暇もないほど、目の前の我が子が健やかに育っていたなら。最初から、あの薬を飲み込みさえしなければ。仮定の話には、いつだって力がない。その思いは、いっそ呪いに近かった。自分が誰かの母親にも妻にもなれない女だったからだ。
それからも彼らは何度か素晴らしい週末を過ごした。そんな穏やかな季節の終わりに早産で生まれた娘は、兄弟よりもずっと弱々しかった。イネスは正気を失ったように我が子にしがみつき、乳母の乳を飲もうとしない子に自ら乳を飲ませ、一刻もそばを離れなかった。二度の相次ぐ出産で衰弱しきった自分の体など、顧みる余裕はなかった。もう二度と失うわけにはいかなかった。
だからこそ、三日も生きられないと言われた子が三ヶ月持ちこたえたのは、ある種の短い奇跡だったのかもしれない。そんな子が、一週間、一ヶ月と育つのを見ながら彼女は希望を抱いた。けれど一瞬にして息が消えると、そこには何も残らなかった。ほんの数秒、目を離した一瞬の出来事だった。あまりに呆気なく、現実味のない悲劇だったため、娘がいつもの午後のようにただ眠っているわけではないのだと、心から理解するまでには長い時間を要した。
イヴァナ。その名を口にすることすらためらわれていた。イネスが初めてその名を呼んだのは、娘が息を引き取った後だった。瞼を閉じさせ、いつもの昼寝のように額に口づけしながら、さようならイヴァナと告げた。リカルドにはどうしても言えなかった別れの言葉。それをずっと後悔してきたからこそ、泣かずに微笑みを浮かべて我が子を見送った。そして、残りの人生にあるはずだった幸せのすべてを、娘の亡骸とともに葬ることにした。
この結婚はどうせうまくいかない413話レビューまとめ
韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

悲しくて読み進められませんね

バルカ、このクソ女~~!!!!!!!!

アリシア、このクズ・・・。もっと長く、もっと苦しみながら拷問されるべきだったのに!!!

妊娠中に薬をむやみに飲んじゃダメです。つわりがあっても体に合う食べ物を見つけて食べないと、胎児も健康でいられません。栄養が不足するとお腹の赤ちゃんが耐えられなくなります。睡眠もしっかり取らないといけません

あああああ!!!

涙しか出ない・・・。あぁ、私たちのイネスとカッセルをぎゅっと抱きしめて、よしよししてあげたいです

リカルドは17歳の時に授かった子だから、薬とは関係なく亡くなったんでしょうね
イヴァナまで・・・本当にやってはいけないことをした。どうしてあんなことができるの

辛すぎて読めません

マジでひどい暴言が出ちゃう、アリシア

やっぱりオルガのあの医者、怪しい。もしかして、これまで飲んでいた薬は全部皇太子の仕業だったの? だからイネスが死んで、ルシアーノが復讐したってこと??

せめて子供を授かってからでも、あのクソったれな薬を飲まなければどうなっていただろう・・・と考えてしまいますね。すでに結末を知ってから読んでいても、しんどい

これって一体・・・? 当時はどうしても理解できなくて読み飛ばしたけど、やっぱり、妊娠しやすくなるために飲んでいた薬に問題があったんでしょうね?? かわいそうなイネス!!

映画『インターステラー』で「STAY」と叫んでいた父親のような気持ちで読んでいます。「その薬を飲むな」といくら叫んでも、1回目の人生はすでに過ぎ去った現実だということを分かっているのに。それでも「あぁ、飲まないで、飲まないで」と読みながらずっと祈ってしまう

1回目の人生の悲劇的な結末をすでに知った上で読むのは、本当に辛いですね。クソったれのアリシア

イバナを亡くして葬る時、イネス自身の残りの人生の幸せも一緒に葬ってしまうなんて。カッセルはあなただけを見つめて、あなたさえいればよかったのに
わたしの感想◎オルテガという国の女性に対する考え方とかオルガの教えがイネスを縛り続けるのか。カッセルは、イネスがいてくれれば他にはいらないと思っているのに、イネスはどうしてもカッセルに引け目を感じてしまうのがつらい
まとめ
この結婚はどうせうまくいかない あらすじと韓国原作漫画レビューをまとめました
414話(エピローグ11話)

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