※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
ピッコマで連載中の人気漫画「悪役のエンディングは死のみ」ノベル版のあらすじ、口コミ、感想。読んだ感想をみなさんに楽しんでいただきたいと思い、作成しました(韓国のwebサイトで外伝ゾーンまで読破済み。口コミは韓国におけるレビューになります。少しずつ上げていこうと思います)
ここでは、ノベル122話 (漫画159話、160話)のレビューからまとめました。
悪役のエンディングは死のみ 人物相関図
人物相関図を書いてみました。ご参考に楽しんでください。
イオカ帝国世界設定
イオカ帝国:レイラーが犯した罪が魔術師の仕業だと誤解して魔術師を排斥している。
レイラー:レイラー神国の残党。魔術師を根絶し、大陸を支配しようともくろむ集団。
魔術師たちは過去に命がけでレイラーをバルタ国に封印した。魔術師が消えたらレイラーの封印が解かれてしまう。
悪役のエンディングは死のみ ノベル122話あらすじ
「小公爵様」執務室を出ると、メイド長がデリックを待っていた。メイド長が言うには、イヴォンが部屋に閉じ込められてから、不安で震えて泣いているので会いに行ってほしい、とのことだった。デリックは、無理やり自分が連れて行き、急に犯人扱いされた彼女のことが気になり、イヴォンの部屋の方へ向かおうとした。ところが、体が動こうとしない。何かが違うと頭の中で訴えている。しつこく頼んでくるメイド長に「後で行く」と言い、その場を逃げるように去った。
ペネロペが死ぬかもという話を聞いてから、彼は罪でも犯したかのような気持ちでいた。今朝早く、イヴォンが訪ねてきて、一緒にお茶をしたいと頼んできた。ペネロペの成人式の準備で、放って置かれている彼女がかわいそうだった。
ーわ、私は大丈夫です。成人式はすでに執り行いました。ー
大丈夫かと尋ねると、かすかに微笑みながら彼女は言った。イヴォンは成人式よりもお祭りをお兄様方と一緒に見られなかったことが残念だ、と続けた。その言葉は、デリックがそれまで忘れていたあの日の記憶を鮮明によみがえらせた。十数年前、イヴォンがいなくなったあの日。危険だからと公爵が禁じていたのに、幼い妹にせがまれて、こっそり兄弟で屋敷を抜け出して行ったお祭り。屋台を見て楽しんでいると、パレードの行列に巻き込まれ、ーーお兄様!ーーイヴォン!妹は、あっという間に人の群れに流された。あの時の辛い記憶。
気づくと、”お兄様?”心配そうにイヴォンがデリックを見つめていた。その瞬間、デリックは目の前にいるのが、自分の妹に間違いないと確信した。あんなことがあったにもかかわらず、自分のことを恨まず、遠慮して”お兄様”とも呼んでこない妹。途端にイヴォンが気の毒になって、式に連れ行くことにした。前夜に見た夢も気になった。”たとえこの子が愚かだったとしても、皆の前でおかしな行動はしないだろう”
成人式に誘うとイヴォンはうれしさのあまり泣きそうな顔をした。イヴォンを見たら、ペネロペはどんな反応をするだろう。怒って悪態をつくか。口を閉ざし、表情をころすか。それとも・・自分が悪かった、どうか捨てないでくれと、スカーフをあげた時のように、かわいらしい笑顔で哀願するだろうか・・・。
いろいろ思い出しながら歩いていると、いつのまにか中央階段の最上段に立っていた。奥の部屋へ向かうと、部屋の前で執事に呼び止められた。「主治医が診察をされているところです」デリックが部屋に入るというと、執事が慌てて困り果てた表情を浮かべた。その時、「どうだ、状態は」重みのある男性の声が部屋の中から聞こえてきた。デリックがドアノブを握ると、「小公爵様、皇太子殿下でいらっしゃいます」執事が急いでデリックを止めた。少しだけ開いたドアの隙間から、主治医と皇太子が見えた。
「峠は超えましたが、まだ血が完全には止まっていません。いつ意識を取り戻すかは・・」医者の言葉を聞いて、皇太子はよろめきながらベッドのそばの椅子にドサッと座った。ペネロペの手を握り、口元に当てると、頭を下げた。「・・俺がいつも公女は性格が悪いってからかっていたから、俺をこらしめようとこんなことをしたのか?」「本当はわかっていたよ。お前が噂のような、血も涙もない悪女とは程遠い人間だということを」「だが、俺の言葉に睨みつけてくるお前が綺麗で、思わず何度も言ってしまったんだ。本心じゃない。お前は残忍なことが大嫌いなのに・・。まだ血が流れている。お前は血が大嫌いなのに・・そうだろ?」
デリックは息を止めたまま、よく聞こえないその声に耳を傾けた。「この地獄から救い出してほしいって言っていたじゃないか・・だからどうか目を開けてくれ」「死ぬな、ペネロペ」「この地獄に俺だけを置いて・・」デリックの耳元で何かが崩れ落ちた。こんなことを望んでいたわけではない。ただ、イヴォンを連れていったら、どんな反応をするのか見たかっただけなのに。
調査が進み、公爵、デリック、レナルド、ヴィンター、カリストの5人が応接室に集まった。メイドのベッキーの部屋からは、ペネロペが飲んだ毒の解毒剤が発見された。ベッキーの自白は、イヴォンに飲ませるためにペネロペに言いつけられたというものだった。カリストはそれを公女が自分で飲むわけないだろうと憤った。レナルドが続けた「新しい杯をわざと似たもので準備して、その中に毒を入れるように言ったのも、ペネロペだそうです」ヴィンターはそこで、ペネロペは犯人ではないと言った。「なぜなら、・・シェリー酒を飲む前、すでに毒が入っていることをご存知だったからです」4人は凍りついた。
「それは・・どういうことだ?」真っ先に皇太子が反応した。「毒だと知っていて飲んだと?」と公爵。「侯爵様は、なぜそれがわかるのですか?」デリックが問うた。ヴィンターはためらいながらも告白した「レディが身につけていたネックレスは毒物に反応するアーティファクトです。レディが杯を持った時、黄色に変わるのを見ました。確信は持てませんが、おそらくレディも見たでしょう」皆、呆然としてしまった。皇太子がヴィンターがアーティファクトに詳しすぎることを問い詰めたが、同じものを以前に持っていたと、ごまかした。
その時まで沈黙していた別の誰かが口を開いた。「・・反対の場合はどうですか」「あの平民が、ベッキーだかなんだかを使って計画した可能性は?」
悪役のエンディングは死のみ ノベル122話レビュー
カリストの状況把握が早い!
デリックの思考回路はどうなっていますか?ぺぺが自分に哀願するのを見たかったって!?陰険すぎる!!
公爵家は地獄です
ナムジュが転がされる小説ではなかったですか・・・なぜ読者である私が転がされているのでしょうか
成人式にイヴォンが来るという事実すら知らなかったぺぺを容疑者の一人に含めるの?
”この地獄に私だけ置いて”皇太子、この後、ぺぺが起きなかったら、全員抹殺エンディングなんじゃ・・・
デリックがひどすぎて、レナルドの好感があがる。イヴォンに接した理由も、ぺぺが自分に泣いて頼む姿が見たくてやったことで、イヴォンを可哀想とは思っていないなんて
デリックが突然連れてきたのだから、皆さん、メイドが嘘ついているってことは明白ですよね
カリスト、チンチャサランだね!(チンチャサランへ=韓国語で”とても愛してる”)
わたしの感想◎カリスト〜。あんなに乱暴者なのに、ペネロペが残酷なことが嫌いなのを覚えてから、毎回気にして〜。血を吐いて苦しんでいる姿を見たら、つらいね
まとめ
悪役のエンディングは死のみ ノベル122話のレビューをまとめました
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