イレストーン家の呪いを解け!韓国原作ノベル73話あらすじとレビュー

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イレストーン家の呪いを解け
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※以下の内容は、ネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。

ピッコマで大人気漫画「イレストーン家の呪いを解け」の韓国原作ノベルのあらすじとレビューを紹介します。ちょっとホラー見もあるファンタジー作品です。ぜひおすすめです。

これまで漫画のあらすじをお届けしてきましたが、今回ノベル41話から原作ノベルのあらすじに切り替えることにしました!

漫画は視覚的な魅力がある一方で、ページ数の制限からどうしても省略される部分があります。しかし原作ノベルには、登場人物の感情背景設定の細かな描写セリフの行間に隠された人物の想いまで、書いてあります。

ノベルだからこそ味わえる「深さ」を、感じていただけたらと思います。

もちろん、「漫画では何話にあたるのか」が気になる方のために、ノベルと漫画の対応表も用意しました。両方を見比べながら、作品の世界をより深く楽しんでいただければ嬉しいです。

韓国での題名を直訳すると「イレストーン邸の100の呪い」です。呪いは100個あるのかな?そのへんも楽しみですね

文:nono先生「もう新しい家族を探そうと思います」、「九尾の狐の正しい育て方」
作画:JUNIMON先生
原作:Tinta先生

各話一覧表は以下のリンクから

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イレストーンの呪いを解け!73話あらすじ

「救世主」

院長の表情が一変した。怯えと困惑はどこへやら、生意気な下男でも見るような怒りを宿し、シモーネにあんたがやったのかと問い詰めた。苦痛に悶えていてもおかしくない状況なのに、声だけは鋭く刺々しい。シモーネはただ馬鹿にしたように微笑み、臭いと一言漏らした。

呆気にとられた院長が恩知らずだと金切り声を上げると、シモーネは顔色一つ変えず、自分がここまで引きずってきたと告げた。他に気になることがあれば全部答えると。復讐の化身というよりは、ただ楽しむために捕らえてきたかのような振る舞いだった。

院長の知るシモーネではなかった。かつては臆病で、目が合っただけで震え、他人の仕事を押し付けられても逃げ回る扱いやすい子供だった。だが目の前のシモーネは見下ろすような視線、貴族の令嬢のような不遜なため口、美しい服に柔らかな髪。まるで別人だった。

シモーネは微笑みのまま院長を眺めていた。骨が浮き出るほど痩せこけた土気色の顔、目鼻口耳から流れた血、折れ曲がった脚、鼻を突く悪臭。傲慢だった院長がこれほど無様になるとは。

院長は興奮で走る肋骨の痛みを堪え、ここはどこかと問うた。イレストーン大公家の屋敷だとシモーネが答えると、なぜため口を聞くと睨んだ。シモーネはあんたも同じでしょうと鼻で笑った。

院長は怒りを飲み込んだ。シモーネにまで見捨てられれば、状況把握も脱出の糸口も失う。なぜここにいるのかと改めて尋ねると、大公と契約したからだと返された。どんな契約かと声を荒らげた瞬間、背後のルイヴィーが剣の柄に手をかけ、アーベルが院長の首をわし掴みにした。

シモーネ様に問えるのは自分の状況についてだけだとアーベルが告げた。ネクロマンサー風情がこんな手厚いもてなしを受けるはずがないと、院長は悔しさと混乱で涙が止まらなかったが、首を縦に振った。

なぜ連れてきたのかと震えながら問うと、シモーネは孤児院の幽霊に苛まれていたのを助け、大公家を通じて罰を与えるためだと答えた。支援金の横領だと。院長の瞳が揺れた。だから孤児院は閉鎖されたのか。大公自らが罰を与えるというのか。

シモーネは恐怖に怯える院長を見て溜息をつき立ち上がった。本当はここに来たくなかったと。シモーネの体には西川賢美が居座っているが、シモーネの記憶は残っており、院長からの屈辱も知っている。顔も見たくない存在だった。それでも対峙したのは、到着前に状況を理解させておけという大公の指示があったからだ。

もうすぐ大公が来ると告げ、シモーネが部屋を出ようとすると、院長は使用人やアーベルたちに治癒師を呼べと喚いた。なぜネクロマンサーごときの言うことを聞くのか、罰を受けるべきはシモーネの方だと叫んだが、使用人たちは情け容赦なく扉を閉めた。

バタン!

しばらく経ち、ガチャリと扉が再び開いた。青ざめた孤児院の先生二人と共に、冷ややかな表情のイレストーン大公が入ってきた。

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窓からうららかな陽光が差し込む廊下を、真っ白な肌に銀色の髪の少年が静かに歩いていた。客がいると使用人が止めたが、少年はわかっていると答え、静かにと人差し指を唇に当てた。その仕草も声も羽毛のように儚げだった。

使用人たちは心配そうにジェイスと名を呼んだが、下がるよう手招きされ、渋々持ち場へ戻った。ジェイスは少し離れた場所で人々と話す黒髪の少女を見つめていた。あの方がシモーネ様、僕の救世主だと。

握りしめた魔石「聖女の欲望」に力が入った。長い悪夢のような日々の中、自分と母フロリエを救い出してくれた一筋の光。意識を取り戻してようやく、それがシモーネという名のネクロマンサーの少女だと知った。

感謝を伝えたい思いと好奇心から、歩けるようになるとすぐ屋敷中を探し回った。ようやく見つけたシモーネは今、アーベルたちと共にベリントン侯爵へ調査結果を報告していた。退治自体は難しくないが数が多く、お札を三十枚作る必要があるという相談だった。

黒い髪に上品に伏せられたまぶた、その下から覗く赤い瞳。ネクロマンサーは不浄の象徴と聞いていたが、ジェイスの目にはただ美しく神聖に映った。

話しかけたい。だが救世主は多くの人に愛され、忙しく働いている。物陰からこっそり見つめていると、アーベルがシモーネを突いてさっきからずっと見ていると耳打ちした。シモーネは眉間にしわを寄せ、気づかないふりをしてくださいと首を振った。その場の全員がジェイスに気づいていたが、知らないふりで会話を続けていた。

ジェイスのいる方から、救世主様、と身の毛もよだつような声が聞こえた気がした。

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イレストーン家の呪いを解け!73話レビューまとめ

掟の書100番目

韓国のサイトkakaowebでのレビューを見てみましょう。

シモーネの熱狂的なファンができちゃいましたね。

せっかく治してあげたのに……あの子、いっちゃってる。

全部お見通しだった。

ジェイス登場! 可愛い。

せっかく助けてあげたのに。まあ、思春期の頃に命を無理やり繋ぎ止めてもらったら、そうなることもあるよね。どうか将来、黒歴史を思い出してのたうち回る回数が少なくて済みますように。

助けてもらったのになんで熱狂的すぎるファンになってるんだよ。早く元気になってパトロンになってあげなさい。

ジェイスの立場からしたら、そうなるのも無理ないか。

出てくるやつら、みんなヤバい奴らばっかりな気がする。

ジェイスは「僕の救世主」って切なげに見つめてるのに、シモーネは「なんなのあいつ」って冷めた目で見てるの、めちゃくちゃ笑える。

欲望の魔石を手に持ってるからかな?

ロマンスが入り込む余地はありますかね?

聖女の欲望を握りしめて「救世主、僕の救世主」だなんて、すごく危うく見える。悪霊より恐ろしいストーキングが待っているかも。

人は簡単には変わらないって言われるのかもね。状況も分からず相変わらず自分勝手な院長。でもジェイスは救世主にどっぷり心酔中。

可愛い子が一生懸命イタズラしてるのを、周りの大人が可愛すぎて気づかないふりをしてあげてる感じ。

私の感想◎院長は捕らえられても態度が尊大ですね。筋金入りですね。

掟の書一覧はこちら

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72話

74話

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